●福岡 Yahoo! JAPAN ドーム

    

試合


福岡市営地下鉄唐人町駅から徒歩10~15分。天神や博多駅から路線バスや臨時バスも数多く出ている。


平成5年開場。バブル景気のおわり頃、ダイエーがブチ上げた「ツインドーム構想」で、「よかとぴあ」という博覧会の跡地にテーマパークのように作った「ホークスタウン」の中にある。
そのダイエーの勢いも、この後急速にしぼんでいき、ついには球場と隣のシーホークホテル、興行権が売られ、とうとう球団も平成16年暮れに買収された。そして球場名も新しい親会社が命名権を取得して現在の名前となった。

勢いがあるときに作っただけに、なんといっても最初見たときに「すげー」と思った一番の球場。建物はでかいし、グラウンドも広いし、球場の周りの規模も大きい。

このドーム球場の屋根は開閉する。私も1試合だけ屋根が開いた状態での試合を見たことがある。しかも試合中に突然雨が降ってきて、ドーム球場なのに傘をさしていたというおまけ付き。

グラウンドの位置関係は、日本シリーズが開催される時期の、試合開始となる午後1時に、ちょうどバックスクリーン後方に太陽が来るように計算して作られたそうである。ところが当時はチームが万年Bクラスの時であり、その後強いチームになったころには日本シリーズはナイターで行われるようになり、そもそも近年屋根を開いた状態で試合をすることがほとんどないので、あまり意味がなくなっている。

ホークスが勝ったときのアトラクションがまたすごい。球場の照明が消され、ドーム球場の中に花火が上がる(実際には天井からロープでつるされた花火が爆発するんだけど)。ドーム球場内に花火というすごい発想。そしてその後雨が降っていなければホークスの応援歌とともに屋根が開く。なかなか客を帰らせない演出で、さすが九州の人間は考えることが派手だな、と思う。

試合中はドーム球場なのに鳴り物の規制が一切ない。また他の球場にある夜10時以降の鳴り物の応援禁止というのもない。そうでなくてもいかにも祭り好きな風土らしく、ドラムのようなタイコとトランペット、高い音の出る笛、拡声器まで使ってガンガン応援する。他のドーム球場では見られない場内の一体感というものがあるのも特徴といえば特徴である。

地下鉄で行く場合、駅から少し歩くことになる。駅から球場までは菰川という川に沿った道に誘導される、というより一見そこを通らないと行けないような構造で、周辺の住民に迷惑がかからないようになっているが、実は裏道がある。あまり詳しいことは書けないが、人ごみの中を歩くのがイヤなこともあり、いつもこの裏道を通って球場に行っている。

 

球場内外の様子はこちらから

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