●楽天koboスタジアム宮城

   


宮城球場時代から通算して10試合。


JR仙石線宮城野原駅から徒歩5分。 仙台駅からでも徒歩20分くらい。


かつて宮城球場といっていたころ、一時期だけロッテ・オリオンズ(当時)の本拠地だった時代があり、それ以後も年間10試合前後プロ野球の試合が行われていたが、平成17年より新生球団・東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地として使用されることになり、大改装された。
平成17年から3年間がフルキャスト、平成20年からの6年間は日本製紙が命名権を取得していたが、現在は親会社の楽天が命名権を持ち、この球場名になっている。
ただし正式名称は「宮城球場」という県営球場である。

仙台駅から東へ約2km、宮城野原公園総合運動場の中にある。
かつては運動公園の中の一施設に過ぎなかったが、今となってはこの球場の周辺だけ華やいだ雰囲気になっている。

球場の周辺、スタンド内の造り、球場係員の制服等々がウエスタン風にまとめられていて、ほとんどテーマパークのような雰囲気である。1塁側スタンドの裏側には球団事務所や選手のクラブハウスが入った建物あるが、これもそんな雰囲気にマッチした建物である。
ちなみにこの建物があるあたりには、改装前はテニスコートがあった。

場内の座席は外野席の一部が芝生席及びブルーの座席である以外はすべてイーグルスのチームカラーであるえんじ色に統一され、目にも鮮やか。レフト側の芝生席の後ろには「楽天山」という小高い丘があり、そこからも試合が見られる。
バックネット裏及び1塁側スタンドにあるボックスシートは、囲ってある部分が木製。また、両側のベンチはレンガでできている。この球場では、ホームであるイーグルスは3塁側ベンチである。

もともとあまり広くなかったスタンドは増築されているが、それでも収容人員は約2万3千人で、これは本拠地球場の中では一番小さい。ただ逆にどの席に座ってもネットが低いことも相まって非常に見やすくできている。

スタンド内ではトランペットの使用が禁止されており、太鼓と声援のみによる応援であるが、イーグルスファンがほとんどなのでかえって球場内の雰囲気が一体となっている。
また場内アナウンスは、ビジター側攻撃中は女性が淡々と、イーグルス攻撃中は男性が大げさに(どちらもスタジアムDJと呼ぶ)、アナウンスする。最近こういう球場が増えたが、その先駆けのような感じである。

とにかく楽しんで野球を見ることができるように巧妙に造られていて、「また来たい」と思わせる球場である。

 

球場内外の様子はこちら

旧宮城球場とクリネックススタジアムの同じ場所を写真で比較してみました。

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