●札幌ドーム

  

試合


札幌市営地下鉄東豊線福住駅から徒歩10分弱。
イベントのある日は地下鉄の南郷18丁目、平岸、真駒内、およびJRの白石、新札幌の各駅からシャトルバスが出ている。


平成13年6月完成。平成16年からファイターズの本拠地になった。

札幌市の南東部、豊平区にあり、「クラーク博士の像」で有名な羊ヶ丘展望台の近くに位置する。
他のドーム球場と同じように多目的に使われており、Jリーグ・コンサドーレ札幌のホームグラウンドのひとつでもある。あのサッカー・ワールドカップの会場にもなった。

地下鉄の駅方面から歩いてくると手前の交差点の歩道橋と直結したメインゲートがあり、こちらが3塁側になる。総合案内やチケット売り場、各種売店などはすべてこちら側にある。このため、ホームチームであるファイターズのベンチは3塁側にある。最近3塁側ベンチにホームチームが陣取る球場がいくつかあるが、日本で最初に3塁側になったのがここである。
一方1塁側には広大な駐車場や、シャトルバスの乗り場がある。どちら側から来る客にも便宜を図るため、例えば1塁側スタンドのチケットを持っていても3塁側入口から入場できる(その逆もできる)。

多目的に使われるだけにグラウンドは広く、よってファールグラウンドが異様に広い。そしてフェンスが高いので、フィールドシートは別として、選手がやや遠く感じる。
またスタンドも勾配が急なような気がする。このため、スタンドの上段の方に行くと、グラウンドを上からのぞき込むような感じになる。

この球場の外見の特徴は、屋根から円筒状の突起が横に飛び出していている「展望台」で、アクセントのようになっている。その展望台に上がるためのエスカレータは、なんとドーム内、グラウンドの上空にある。このため、野球の試合をはじめ、イベントがあるときは営業していない。

ドームの南東側、位置的にはセンターバックスクリーンの向こう側に、芝生で覆われた大きなすり鉢状の空間がある。
上から見ると、この空間とドームとがちょうど左右対称の形をしているのだが、その底部に移動式のサッカーグラウンドが設置されている。
実はドームのセンター後方は開閉式になっていて、サッカーの試合が行われるときは、そこからドーム内にこのグラウンドが移動できるような構造になっている。この開閉のため、外野席はライト側、レフト側ともにちょうど真ん中で構造が分かれるという、他の球場にはない構造である。
初めからサッカーのような天然芝上での競技ができるように設計されていて、このへんは雪国らしい。

 

球場内外の様子はこちら

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