<George Lucas:アメリカン・グラフィティー> 

本の紹介:Marco。さんが、昔初めて読んだ英語の厚い本です


 

 この本は、高校1年生の夏休みの自由研究に、訳しました。

時代背景は、1962年頃なのですが、Marco。さんは、そんなに歳ではありません。

 リバイバル映画で見た訳でもありません。 その後何年かたってから、テレビの洋画劇場で見ました。
 しかし、映像よりも、文章から脳裏に入っていった、「初めて読むアメリカ」の映像は、この本でした。

 それまでは、アメリカ映画といえば、白黒の西部劇しか知りませんでした。(もっとも、当時は映画はほとんど見ませんでしたが、、、。)
その後のベトナム戦争が激化してゆく時代の前の、明るい時代の映画だったと思います。
たった、一晩のことが、200ページ近い本に書かれています。もっとも、映画では2時間で終わりですが、、、。


 時代背景は、まさに60年代アメリカの高校生の卒業式あたりがテーマになってます。 高校生のくせに車を運転している訳ですから、はっきり言って生意気ではありますが、当時はそんなことは考えませんでした。 車を自転車に読み替えて読んでいたのかもしれません

 背景に流れる音楽は、後にヒット曲となり、長い間謡継がれています。

 また、伝説のディスジョッキー;ウルフマン・ジャック なんてのも、そのごのラジオの深夜放送の魁となる話題を提供してくれました。

 借りた車を盗まれた。 とか、深夜のゼロヨン競争とか、ありがちな話題ではありますが、というか、この映画からその後のありがちな話題は出来て言ったのではないかとさえ思います。 そして、ラストシーンの文章は、何故か記憶に鮮明です。

 高校を卒業して、都会へと飛び立つ飛行機の窓から、ハイウェイを走る白いサンダーバード。
 窓から下の国道を走るサンダーバードを眺める彼の脳裏には、昨夜の思い出と此れから先の未来とが錯綜して現れます。

 ん〜っ、良い時代だったなあ? 何があ?。

 
 


その他のBOOK REVIEW 
<巻頭言> <アルケミスト>