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インプラント日記 : 二次手術 [経過] 3

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2003-06-06(金)  神経損傷

腫れ変わらず。痺れ変わらず。

今日は歯科医院へ行きました。
消毒するより前に、不安に思っていたことを聞きました。

神経を切断したか損傷した可能性はあるそうです。
最初先生は、私の痺れは麻酔の影響かと思っていたそうですが、
歯茎を移植したあたりに、ちょうど私が痺れている箇所(唇からその下)に向かって広がる神経が
あるそうで、手術の際そこを傷つけてしまったのかもしれないとのことでした。
(歯肉を開いて、その中に上顎から切り取った歯茎を入れ、閉じるということをしたようです)
先生の経験ではインプラントでこのような痺れが出たことはないとのことですが、以前、親知らずを抜いた際、
やはり痺れが出た患者さんがいて、その方の場合、回復するのに半年かかったそうです。
私の場合も回復には3ヶ月から半年かかってしまうかもしれない、とのことでした。
完全に元通りになるかというと、痺れの範囲が徐々に狭まっていくでしょうが、
最終的に小さい範囲で痺れが残る可能性もあるとのこと。
このまま障害として残ってしまうこともありますか、と聞いたら、
その可能性もある、ということでした。
ビタミンBに神経の回復を促す作用があるそうで、これから治るまでの長い期間、
メチコバールという錠剤(ビタミンB12/末梢性神経障害に用いる)を飲んでいくことになりました。

先生は麻痺という言葉は使わず、痺れ、と言っていました。この2つは区別されるのかもしれません。
こういう状態は正確には「知覚異常」というのだそうです。

「気をつけてやっていたんですが、おそらく歯茎の移植のときに神経を傷つけてしまったようで、
このような迷惑をおかけすることになり申し訳ありません」と言われました。
たぶん正直に話してくれたと思うので、いい先生なのだと思います。

消毒をして、今日は終わり。
次は火曜日に抜糸をするそうです。
それまでにも何かあったら電話してください、と言われました。

会計150円。メチコバール錠の料金は取られていないようです。

でも、そうか。
あたしの唇、このまま治らないかもしれないんだ、
と思ったら、帰り、歯科医院のエレベータの中で泣いてしまいました。

 
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