長崎県対馬地方と大韓民国編

旅行第2日目 その3

釜山に到着

やがて船は釜山港に入った。中央に蓬莱山がそびえる影島、釜山大橋、引き続いて釜山の市街地が見えてきて、ほぼ定刻の17:58に国際フェリーターミナルに着岸する。乗客の多くが大きなおみやげを抱えていて、下船に少し時間がかかる。



ターミナルビルに向かう廊下から撮った港内
真ん中にシーフラワー号が写ってます
 

船着き場からターミナルビルまでは廊下でつながっているが、少し距離がある。ビル1階で入国審査。審査台は「韓国人」「外国人」に分かれていたが、「外国人」がほとんどいないためそこにも韓国人が並んでしまい、結局「外国人」の私はその長い列の後ろに並んだ。
その後税関申告書を渡して(これ、昨年夏の仁川国際空港では省略されていたんだけど)、無事韓国入国となる。その横にあった銀行で円からウォンに両替をした。

今日泊まるホテルは、明日の行動を考えて釜山の駅前に取ってある。ターミナルビルの外にはタクシーも並んでいたが、地下鉄で行くことにした。
そこから約10分ほど歩いて地下鉄の中央洞駅へ行く。そこまで太い通りに沿ったり横切ったりするが、さっそく車は日本と逆の右側通行。海外に来たことを感じる。

 

釜山駅とその周辺にて

中央洞駅から地下鉄に乗り、1つ目の「釜山駅」駅で降りる。国鉄の駅と通路でつながっているわけではなく、階段をあがると駅前広場の一番はじっこに出る。今日泊まるホテルがすぐ目に入った。

ホテルにチェックインし、荷物を部屋に置くとさっそく釜山駅へ行く。あさって、ソウルから釜山まで特急の「セマウル号」に乗ることにしているので、その指定席券を買うためである。

釜山駅は改修工事中であった。ただし駅の機能としての部分は手がつけられていない。
駅前広場から広いスロープがあって、駅の2階部分へ上がって行く。ここで「出発」「到着」の2つのスペースに分かれている。この「出発」のところに入っていくとすぐに切符売場のカウンターが並んでいる。ソウル周辺の電鉄線と、釜山周辺の一部の列車をのぞいて韓国国鉄の列車は基本的にほとんど指定席なので、こういうところで切符を買うことになる。



釜山駅。改修工事中でした。
 



駅前広場から、駅舎の2階に上がっていくスロープ
 

カウンター窓口はすべて開いていたわけではなかったが、開いているところにはどこも2〜3人の列ができていた。当然韓国語しか通じないと思っていたから、ここで私は必要事項を書いた紙を用意していた。
私が並んだところの駅員さんは、私が外国人と見るや英語対応になった。だから結局ほとんどその紙を見せることなく、首尾よく目的の切符が手に入った。しかも乗車日がウィークデーだったので、運賃が15%引きなのであった。
日本のJRのシステムだと号車と座席まで指定できるが、韓国の場合は「窓側」「通路側」までの指定ができる。韓国の車両の座席は奇数番号が窓際、偶数番号が通路側と決まっている。



駅を入ってすぐのところにある切符を売る窓口
 

その後、夕食を食うべく駅周辺をぶらついた。駅前広場の正面の大通り沿いには、飲食店がたくさん並んでいる。当然店頭にあるメニューはすべてハングルである。昨年夏の訪韓で、ハングルはそれなりに読めるようにはなっていたが、悲しいかなどういう食べ物なのかがわからない。ようやく私でもわかるメニューが書いてあった店を見つけ、そこでカルビタンを食べた。さっそく大量のキムチの洗礼?付きであった。

 

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