離島シリーズ
小笠原諸島
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父島の村役場近くにて。 |
東京から南に約1,000km、ほぼ沖縄本島と同じ緯度の太平洋上に浮かぶ小笠原諸島。全域が「東京都小笠原村」である。
大きくわけて父島諸島と母島諸島からなり、それぞれの中心となっている父島と母島に人が住んでいる。
この島々への一般的な交通手段となっているのが東京の竹芝桟橋から出ている「おがさわら丸」。5〜6日おきに竹芝桟橋と父島を結んでいる。
そして父島と母島の間には「ははじま丸」という船がほぼ毎日就航している。
空港がないので飛行機は飛んでいない。
「おがさわら丸」は父島の方から見れば、1日目・父島出航、2日目・竹芝到着、3日目・竹芝出航、4日目・父島到着、そして2〜3日停泊、というパターンになっていて、東京の方から見れば必ず2〜3日小笠原に滞在できるようになっている。逆に言えば一度竹芝を出航すると5〜6日は戻って来られないということである。そして竹芝桟橋から父島までの所要時間は25時間(私が行ったときは旧「おがさわら丸」だったので28時間半かかった)。
とにかくこれだけかけないと行けないので、よほど「旅が好き」「自然を満喫したい」という人でないとそうそう行けない。でもそこが小笠原の魅力のひとつだとワタシ的には思っている。
小笠原を訪れたのはもう就職したあとだったので、時間的に父島にしか行けなかった。
3日間の滞在であったが、その間に父島・母島両方を訪れるのは結構キビシイものがあり、かと言って船をもう1便見逃せばさらにあと5〜6日余計にかかる。1便見送り、前半・父島、後半・母島に滞在する人も多かった。
「時間に余裕のある学生時代に行けばよかった」と後悔したものである。