離島シリーズ
長崎県五島の島々

 

●宇久島(うくじま)

小値賀島から船に乗って約40分、五島列島最北の島、宇久島の平(たいら)港に着く。
小値賀港の周辺は古い家並みがごちゃごちゃと立ち並んでいたが、こちらは区画整理されていて、メインストリートも歩道付きの2車線道路であった。



平港の周辺
 

フェリーターミナルの前には、武将の像があり、江戸時代、五島藩主が途中までこの島にいたことが書かれていた。これと同じことが、後で行く福江島の石田城跡にも書かれてあった。

宇久島は、面積が小値賀島より大きい。しかも最高地点が標高259mもあるので、ここでは町内のバイク屋で原付を借りた。

この島の北側と北西部はそれぞれ広大な草原になっている。それらに行ってみた。たしかに見通しがきいて眺めがよいのだが、何しろ風が強くて寒いのであった。そんな中、釣りをしている人を何人も見かけた。



実際には風が強くて寒いのなんの
 

最高地点259mの城ガ岳園地へも行った。原付バイクのアクセルをいっぱいに吹かしてもやっと進むくらいの急坂を登っていくと、見晴らしのいいところに出る。
そこからは島一望はおろか、おとなりの小値賀島や、さらにその向こうにある中通島まで見渡すことができる。列島最北の島であるので、その反対側は一面の海である。



逆光で見にくいんですが、正面に小値賀島、その向こうに中通島が見えているはず
 

翌朝は、島内の路線バスに乗ってみた。
島内の路線バスは港がある平を起点に島の西半分を半周する路線のみ。しかも私が滞在したのは休日で、休日はさらにその途中までしか行かないダイヤになっていた。
私が乗った便は復路が佐世保行きの船に接続していたので、結構な乗車率であった。こういう地元の路線バスに乗るのは、島内の一面を見る意味で楽しいものである。

 

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