●MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島
(広島市民球場)

    

試合


JR広島駅から徒歩10分くらい


広島駅の東側にあった貨物駅跡の敷地に平成21年4月開場した。
開場に際して、地元企業であるマツダがネーミングライツを取得して、現在の名称になった。
ただし、正式名称はあくまで「広島市民球場」である。本球場開場と同時に、それまでの広島市民球場はあたまに「旧」がついた。

もともと貨物駅だった場所であり、敷地の制約があることを逆手に取って、グラウンドもスタンドも左右非対称となったことをある意味売りにしている。具体的にはホームからポール際までの距離も外野フェンスの形も左右で違いがある。スタンドはライト側の方が大幅に収容人員が多い。

グラウンドは天然芝を採用している。内野部分にも芝が植えてあり見た目にも鮮やかであるが、旧市民球場時代は行われていた少年野球やソフトボールなど塁間等のサイズが異なる競技では使用しにくくなるなどの問題もあるようだ。

1階スタンドの後ろは幅の広い通路となっており、1周できる。スタンド越しにどこからも試合を見ることができる。
通路からスタンドに入るには3列おきぐらいにあるチケットチェックを抜ける必要があり、またスタンド内には横移動する通路がないため、基本的には自分が指定されたエリアにしか入ることができない。
2階スタンドも通路ごとにチケットチェックがあるので、横移動はしにくい構造である。
また、ライトスタンドと、3塁側内野スタンドの外野寄りの2階はそれぞれ「パフォーマンスシート」と呼ばれる応援団が陣取る区域で、ここは他のスタンドといわば「隔離」されているので、やはりチケットがないと立ち入ることができない。

スタンドの各シートは非常にゆったりとできている。スタンドの傾斜もゆるくて足の悪い人でも苦労は少なそうである。その上、グラウンドがよく見える。ただしファールグラウンドが狭いため死角ができやすい。例えばバックネット裏に座ると両翼際が見えない。

レフトスタンドの向こう側を山陽線や新幹線の電車が走っているのが見えたり(逆に電車からも球場内が見える地点がある)、球場外からチケットがなくてもグラウンドが覗ける「ただ見エリア」があったり、バーベキューをしながらとか、寝ころびながら観戦できるエリアがあったりと、新球場らしくいろいろと趣向を凝らした造りとなっており、いかにも「ボールパーク」という雰囲気であるといえる。

 

球場内外の様子はこちら

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