3日目
バンフ、ケンモア&レイクルイーズ

時々

 シルバーティップ・ゴルフ
 今日も早朝起き。日の出の時間が6時40分すぎということなので、6時過ぎはまだ暗いです。日本の夏は5時台に夜が明けることを考えると、カナダの日没時間が遅いのも、高緯度のせいだけではなく、サマータイムの効果なんですね。朝食は、私は日本から持ち込んだぺヤングソースやきそばで妻は昨夜セーフウェイで買ったベーグルです。この宿はコーヒーが24時間無料なので、非常に助かります。そのコーヒーとともに、ゴルフ場に向けて出発!
 今日はSilver Tipというコースでこれも昨日のStewart Creekと同様最近(といっても2年ほど前)出来たばかりのコースです。カナダでは、ゴルフコースの周りに住宅を建て、リタイヤしたカップルがそこに住んでゴルフを楽しむというスタイルのコースが結構たくさんありますが、Silver Tipもそういうコースです。ちょっと道に迷ったものの、到着したのは7時過ぎ。駐車場にはほとんど車がありません。日本人っぽい男性2人組みが早々と練習していたので、「こんな早朝からゴルフするのはやっぱ日本人位かなあ。」と思ったのですが、後でクラブハウスで見てみると日本人ではなく、他のアジア系の人たちでした。スタートが7時57分ということもあって、今日は私達二人でラウンドです。はじめの数ホールは、まだ太陽が山に隠れていて日陰となり、非常に寒かったのですが、陽が高くなって日光があたるようになると、温度もあがり、快適です。このコースはケンモアの山々に囲まれたとても美しいところで、アップダウンの激しさもかき消すといった感じでした。私達の組の前もツーサム(2人でラウンド)だったため、スムーズに18ホールを廻り、なんと4時間で18ホールのプレイが終了です。

   
  スリーシスターズをバックに!         テント張りレストラン

 ちょうど12時位なので、ゴルフ場のレストランで食事をとりました。ここのクラブハウスはまだ仮設もようで、作りがプレハブっぽく非常にあらいのですが、このレストランの建物も支柱にテントを張ったようなもので、とても珍しいものです。二人ともチーズバーガーを注文したところ、これが絶品です。カナダで食べるハンバーガーはだいたいはずれはありませんが、ここのは中でも一番おいしかった! 肉も厚く、バンズのソフト。ポテトの代りに頼んだスープ(クラムチャウダー)もしっかりしており、大満足でした。結局1時間位かけてゆったり過ごしました。

 乗馬
 予定より早くゴルフが終ったので、16時の乗馬まではまだ時間があります。一回宿に戻って、休憩し、ズボンをはきかえ(私は短パンから長いのへ。妻はジーンズへ。乗馬は長ズポンじゃないとね。)、乗馬に出発です。ダウンタウンを抜け、ボウ川を渡り、公園管理事務所を右折、しばらく進んだところで右折し、Martin Stableへ。私達は車でしたが、この距離なら散歩がてら行けそうです。後からきた日本人の親子(父と男の子)はサイクリングで来ていました。OFFICEと書かれた小さな小屋でチェックし、あとは呼び込みがかかるまで待ちます。同じ16時スタートと思われる人たちがちらほら現れますが、非常にノンビリしたムードでした。
 16時からは1時間のコースと2時間のコースの2つのコースが予定されており、先に人数の少ない2時間コースから呼び込まれました。囲いの中に入り、一通り説明を聞いてから、各々に乗る馬が割り当てられます。その後一列で出発という手順のようです。2時間コースが出発したあと、私たちの1時間コースが呼ばれました。この間、ホントにノンビリしています。囲いの中に入ると、一人ずつ柱の所に立って待っているように言われます。しばらくすると、係の人が一人ずつ馬を引っ張ってきてくれ、乗るのをサポートしてくれました。馬の上は結構視点が高く、なかなか爽快です。係の人の説明は非常に早口で聞き取りにくく、要領がよくわかりませんでした。そうこうしているうちにいよいよ出発。先導の人の馬が柵を出ると、何もしないうちに次々とその馬の後をついていく、のですが、私と妻の馬は柱に鼻をこすりつけたまま、動こうとしません。係の人が手綱を引っ張り方向を変え、どうにか出発です。いやはや、先が思いやられます。
乗馬ツアーは、先頭と最後に係の人がついて、その間私たちお客さんがトコトコ歩くというスタイルです。よく訓練されているというふうに聞いていたので、私はただ乗っかっていればいいやと思っていたのですが、そこは生き物、なかなか思うようにいきません。前の馬を追い越そうとしたり、逆に前の馬との間隔が離れたり、道草を食ったり(文字通り、道端にある草を食べるのです。)、です。特に先頭の方にいた女の子の乗った馬が道草食い、で、停止しては食べ、それを噛んでいるうちは普通に歩き、それがなくなるとまた草を食べる、の繰り返しです。思ったのですが、馬というのはそこは利口で、
一回道草を食べるのを鞍上が許してしまうと、甘えて何度も繰り返すんじゃないかな。私の乗った馬も一回立ち止まって食べそうになったので、手綱を引っ張り「No!」というと、あとはもう食べようとしませんでした。1時間のコースは、行きは森の中を歩き、帰りはボウ川のほとりを歩いて帰るもので、森の中から川のほとりにでる際はさっと視界が開け、眺めがとてもよくなります。帰りの道は馬の扱いにも慣れてきて、景色を楽しむ余裕もできました。カメラは邪魔になるかな、と思って持ってきませんでしたが、これなら持ってくれば良かったです。1時間あっという間でした。お尻が痛くなると聞いていたのですが、そんなこともありませんでした。(競馬の騎手のようにずっとお尻を浮かせていたからかもしれません。)

    
   マーティンステイブルズ            おなじみレイクルイーズ

 レイクルイーズにドライブ
 乗馬の前に休憩したせいか、まだまだ元気です。天気もよいので、レイクルイーズまでドライブすることにしました。お目当ては湖もさることながら、ボウバレーパークウェイ(1A)のドライブです。眺めもよく、格好の野生動物出没ロードであることは周知のとおり。約1時間行きはトランスカナダハイウェイでレイクルイーズへ。まだ日が高いこともあって、観光客もまだかなりたくさんいます。シャトーレイクリーズは、宿泊客&レストラン予約客以外の人が立ち入れないゾーンの境界が設けられていました。帰りのボウバレーパークウェイはいつものように車が少なく、快適なドライブでしたが、夕方なのに動物は現れてくれませんでした。でも充実した一日に満足。しめくくりは、スキヤキハウス。う〜ん、ここも毎年きてるなあ。明日は宿をチェックアウト。BCロッキーのWindermere地方を目指します。


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