F.Goya: 「ブラボー!(Beatles:Nowhere Man)

【ブラボー!】 
 お客さんを連れての接待ゴルフでのティーグラウンド出来事。ゴルフクラブを振りおろし、クラブのフェースがボールに当たろうとするほんの数秒前に、「ナイスショット!」と言う人がいる。確かにボールに当たってしまってからでは、他の褒めちぎるライバルに先を越されてしまう。人より先んずるならば、ボールに当たる前に言うのが得点が高いかも知れない。、、、。このようなサラリーマン哲学を教え込められると、会社生活も楽しくなってくるのでは。

 【一般的な解説】 芸術を理解しているふりをする俗物を風刺した作品。弦の無いギターを弾く猿が大妃マリア・ルイーサの愛人マヌエル・ゴドイ。これに聞き惚れる雌ロバ(耳が悪いの象徴)は大妃であろう。

 【マリオ・カステルヌーヴォ・テデスコの作品】
 これら一連のゴヤの版画に音楽を付けた作曲家がいます。セゴビアと同じくアンダルシアの出身のテデスコです。「ゴヤ24のカプリチョス」CDは、山下和仁さん(ギター)のがあります。

「ブラボー」


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