りこちゃんは、とめ子っていうの、ほんとはね。    *キッチンペール  *インプラント日記  *メ モ  *HOME

インプラント日記 : インプラントその後 39

TOP | <前 | 次>

2005-09-13(火)  息子の歯医者さん

今日は私の話ではなく、次男の虫歯治療の話。
息子は 私と同じ歯科医院ではなく、家の近所に新しくできた歯医者さんに行っています。
数ヶ月前には上の子がお世話になりました。
最初だけ夫が付き添い、2回目は長男が一人で行きました。
そのとき、歯を削った際にほっぺたの内側を傷つけてしまったことがあるのです。
治療ノート(こちらの歯科医院は診察券の代わりに小さなノートなのです)に、
詳しい事情とお詫びが書かれていました。
長男は痛かったらしく、今度歯医者に行くときは違うところにする、と言っていましたが
先生自ら丁寧に書かれたノートを見て、 私はこの歯科医院に誠実な印象を持ったのでした。
で、ちょっと興味もあり、次男もここの歯医者さんで診てもらうことにしたのでした。

次男は私が連れて行きました。
新しい歯医者さんなので、綺麗です。
待ち合い室は、個別ブースのようになっていて、それぞれ小さなテーブルと椅子があります。
座っていると、待合室まで先生が来られて
「Kくん、こんにちは!」と息子に挨拶をし、 いろいろと話しかけてこられました。
それが、何というか、幼児番組に初めて出て、まだ慣れてないお兄さん…、という感じで(笑)。
でも子供の心を掴もうという姿勢で話しかけてる、というのは 痛いほど(笑)
私には伝わってきて、一生懸命な先生だなぁ、と思いました。
帰宅後、夫に、幼児番組のセリフをすごい緊張して喋ってるような先生、と言ったら
そうそう! と言っていました(笑)。

初日は、いきなり治療だと怖いだろうから、という先生の配慮で、
口内の検査のみでした。
乳歯は珍しいようで、歯科衛生士さんにもせっかくだから?と確認させていたようでした。
写真も何枚か撮り、 すぐに治療台の正面に据え付けてあるモニターに映し出して、
ここが虫歯で…とか何とか説明してくれました。
すごい。今どきの歯医者さんだわ。
それから染め出しをして、歯科衛生士さんによる歯磨きレッスン。
何名かいる女性スタッフがとっても優しく話しかけて面倒をみてくれました。
小さい子の面倒、私はとてもこんな風にはみられない、っていうぐらい(笑)。
考えてみれば、ここの歯科医院で、小さい子は珍しいのです。
予約したときは何も気にしていなかったけど、
こちらの歯科医院は「小児歯科」とは書かれていません。
エプロンも大人用の大きいのしかなく、
それを苦心して後ろをしばって息子に付けてるのを見て
初めて、あ、そうだったか! と気がつきました。
前に行ったことのある歯科医院は、うさぎさんの絵のついた小さなエプロンがありました。
まあ、エプロンなんかは別にいいけど、
口の中に入れる脱脂綿なども全部大人サイズ。
いちいち半分に切って使うのを見て、ああ、そういうことか…と思いました。
めんどくさい、って思ってないかな? と心配しましたが
嫌そうなそぶりは全くなく、スタッフ全員が非常に優しく接してくれました。

2回目の今日も、
マスクや手袋は怖いだろうから、(そうかな?)
今日は、マスクも手袋もなしでやろう!
と、いつもの感じで、先生が息子におっしゃいました。

詰めるときに使った口の中に入れる金属製の骨組みみたいなものも、(用途はわからなかった)
やはり息子の小さな口に合うものがなかなかなく、ちょっと苦労されていたようでした。
やはり「小児歯科」と書かれているところに行くべきだったか?
もしかすると治療内容も、小児歯科と大人歯科とでは違っていたりするかしら?
と、少し心配になる私。

今日は虫歯を削ってつめます。
麻酔を使います、と前回から言われていました。
麻酔の注射は、音楽が鳴りながら一定量が出るタイプのもの。
それが、けっこう長い時間で、
私はそばで見ていて、ちょっと心配になるぐらいでした。
以前「歯科医師は麻酔を使うのに麻酔の知識に欠けている」という話を聞いてから、余計。
こんな小さな子にこんなに薬入れるのか…。
本人は、表面麻酔も効いているようで、痛がることもなくおとなしく注射されていました。
しばらくすると、「変な感じになってきた」と言い、
初めての麻酔の感覚にちょっと不安げな様子。
唇を何度も指で触っては、ばい菌入っちゃうから触らないで、と言われました。
かあさんも治療するとき、よく麻酔するよ、と言うと、
ここで? と聞かれました。
えっ、ううん、ちょっと、違うところで…。
何となくそばにいたスタッフに気を遣いながら小さく答える。

治療台を倒して、削るのスタート。
水しぶきが飛ばないよう、息子の顔にタオルがかけられました。
(このタオルも子供サイズを探していました)
治療中、ふと、『かあさん…! 』と言うかのように、私に向かって片手を挙げた息子。
私もスタッフの女性も、大丈夫だよ! って声をかけたけど、
手を下ろして、それきり動かない様子が、私は内心、とっても不安だった〜。
麻酔を間違えたとかで、あれがカイちゃんの最後の挨拶だったらどうしよう…
って、そんな不吉なことまで考えて、心の中で無事終わるよう祈っていました。
詰めるのも全部 終わって、ちゃんと起き上がってうがいをしたときはホッとしました。
カイちゃん、頑張ったね! お疲れさまー、って感じ。

息子の虫歯はけっこうたくさんあるのですが、
このままでも大丈夫そうなのはこのままにして、
次回、もう一つ大きい虫歯を治療して終わりにする、とのことでした。

息子は麻酔が気になるよう。
そう、歯茎の麻酔って自分では唇がすごく腫れてるような、そんな感覚になるのよね。
でも実際には腫れてないんだよ、と言うと、鏡を見たい、と言って
自分の唇を確認して、あれ、ほんとだ…、と言っていました。
帰ってからも、しばらく麻酔の感覚を気にしていました。
(麻酔が切れるまで)あと何秒ぐらい? って何度も聞いてきて。
2時間って言ってたから、あと30分…。きっと1時間後には元どおりになってるよ。
と言った、その通り、1時間後ぐらいに、息子の「あ、治ったー!」の声。
ああ、良かった。私もホッとした。
何時間経っても、1日過ぎても2日過ぎても、1週間経っても
麻酔が取れなかったあのときの不安。(取れなかったのではないけど)
今ではすっかり慣れましたけどね!
これが普通とすら思うぐらいに! ハッハッハッ。…(涙)

さて、今回息子たちが通った歯医者さんは、新しいだけあって、とても綺麗です。
と思ったら、私の妹が通っている歯医者さんも、とっても豪華らしいです。
待合室にはマッサージチェアまであり、でCD視聴やインターネットもできるそう。
す、すごいー。
診察 時間になると、受付の女性がしずしずと現れて、
「ただいまから診察を始めます。○時ご予約の○○様、こちらへどうぞー!」
と、うやうやしく案内されるそう。
診察が終わると、その日の治療の様子をモニターで見せてくれて、
本日はこれこれの治療をいたしましたので、お会計は○○円になります、と
説明が非常に丁寧なんだそうです。
おもしろーい。
で普通に保険治療なんだって。なんか、他で悪どいことしてそう?(笑)

歯科医院も乱立というぐらいたくさんあるけど、
それぞれ、おもしろいですねー。
私は、待合室は華美過ぎず、患者に心地良く作られているのが、
信用できる、って感じかなァ。
何より腕でしょうけどね。

あっ、すっかり長文書いちゃった。


インプラント日記 : TOP | <前 | 次>      | HOME