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2003-09-04(木) SGB 1回目
お昼から、仕事を抜けて、病院に行きました。
普通の歯医者さんと同じような診察台に座り、それをほとんど横になるような状態まで倒して、
まず、血圧計をつけました。5分おきに計る設定で、2回ほど計った後、
いよいよ喉への注射です。胸元をわりと大きく開き、広い範囲に消毒をしました。
そして痺れている側である左に回り、たぶん針を入れる場所をさぐっているのだと
思うけど、喉を何回か押さえて(少し苦しい)、注射を打ちました。
最初だけチクっとしましたが、それほど痛くありませんでした。
具合が悪くなっていないか聞かれ大丈夫だと答えました。血圧計を外しました。
さらに左手が痺れてるか、暖かくなってるか、左のまぶたが重くなってるか
聞かれましたが、よく分かりませんでした。
すると先生がだいぶ左のまぶたが下がってきている、と、鏡を見せてくれました。
確かに、まぶたが半分ほど下がっていて、左右で目の大きさが全然違っています。
目も赤くなっていました。
これらは毛細血管が広がっているということで、注射が効いている証拠だそうです。
声もかすれるかもしれない、と言っていました。
ちょっと声を出して確かめてみたかったけど、やめておきました。
それから、TENS(経皮的神経電気刺激療法)といって、
肩こりの治療で使われるのと同じようなものだと思うけど、
低周波治療器を両肩と、両腕と、左頬のあたりに貼って、ビクンビクンと電流を流す治療をしました。
せっかく横になっているのに、ビクンビクンがあるので眠れない。
TENSをしながら、左頬部分にソフトレーザー照射。
てんこ盛りですね。
TENSは20分ぐらいだったでしょうか。終わって、診察台から降りたときは
なんとなく、どっと疲れたー、という感じ。自分で何をしたわけでもないのですが。
足元も少しふらつく感じでした。足元がふらつく、って副作用にあったっけ?
診察室を出るとき「ありがとうございました」と言ったら、あっ!
ほんとに声がかすれていました。
思うように声が出ない、という感じ。
それから、カルテをもらうのに廊下で待っている間、軽く咳払いをしたつもりだったのが、
それが「グエッ、グエッ」という奇妙なでかい声に!!
いったい何!?
隣に座って本を読んでいた人も、窓口にいた看護婦さんも、思わず顔をあげてこっちを見ましたよ。
私だってびっくりした! 注射したせい?
もしこの世に悪魔がいるとしたら、こんな声で笑うのだろうというような恐ろしい声。
話す声はかすれてるくせに、なんで、咳だけこんな変な大きな声なのよう。
ああ、これですごく嫌になりました。
こんな思いをするなんて。これをあと19回もやるのか…。
自分で専門医での治療を望んだのだから、仕方ないとか思ったり、
でもそれにしても鍼灸のほうが良かったかなあ、と悔やんだり。
鍼の場合も喉に刺すんだろうか?
でも麻酔薬を注入するわけじゃないだろうからな。
昨日は、歯科医の先生を見て、私のために、と少し悪いような複雑な気持ちになったりしたのですが、
違います、違います!
先生のためにこんな思いをしているのは私のほうです!
そうだった。
この細い喉に、これから、何十回も注射針さされたりさ、
仕事だって、毎日、こうして抜けたり遅刻したり早退することになるし、
これでクビになったりしたらどうしよう、とか。
なぜ私がこんな思いをするんだろう?
と今日はちょっと怒りも出てきたりもするのでした。