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2010-05-21(金)
演劇・コンサート まとめてアップ。
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「二人の夫と私の事情」 シス・カンパニー公演 演出: ケラリーノ・サンドロヴィッチ
5/13(木) シアターコクーン
久しぶりのお芝居でした。
面白かったーー!!
イギリスの小説家・劇作家のサマセット・モームの戯曲(1919年)をケラが演出したもの。
何の予備知識もなく観に出かけましたが(それはいつものことですが)、
とても楽しめました。
まぁ、私でも分かる単純なストーリーでしたからね!
戦後不況真っただ中のイギリスが舞台。
軍人の夫を戦争で亡くした後、その親友(渡辺 徹)と再婚し暮らしていた美しいヴィクトリア(松たか子)。
そこに戦死したと思っていた夫(段田安則)がひょっこり帰ってきます。
ヴィクトリアは2人とも愛しているのよ~!! と困惑しつつ、
節約の生活を強いられる中、石炭や食料を届けてくれるお金持ちのペイトン(皆川猿時)にも色目を使う。
ヴィクトリアの母親は、ああいう人がいいのよ!! と、ペイトン強力にを推す(笑)
2人の夫は、自分が身を引こうとします。
お互い親友を思いやっているのかと思いきや、どうも様子がおかしい。
実は、美しいが、自分勝手すぎて激しい性格の妻に、内心、辟易していた様子。
男2人、最初は遠慮がちに妻の愚痴を言い始めて、次第に、そうそうーー!!! と
同意して盛り上がっていくところ、可笑しかったー。
(これと同じようなことを想像したことがあったのを思い出しちゃった)
でも、それでもヴィクトリアはチャーミングで憎めない。
やっぱり妻を可愛い、って思っちゃう男ゴコロがよく出ていた。
ハーーッ、って2人でため息ついて。ここのシーン好き。
結局、ヴィクトリアはペイトンと結婚するために、どちらとも離婚する!! と言い出し、
大騒ぎの末、出ていっちゃうのですけど…。
残された夫2人は、ペイトンからヴィクトリア宛てに届いた豪華なランチを
ちゃっかり、いただきながら、3番目の旦那さんに乾杯。
とにかく松たか子が、うまい!!
世界は自分中心で奔放で、でも美しく品があって天真爛漫で、この役に本当にピッタリでした。
ほんとに、ヴィクトリアは何をしても、なぜか憎めない。可愛い。2人の夫の気持ちがよく分かる。
松たか子って、テレビで見ると、別に顔も演技も普通、と思うんだけど、
舞台だとほんとに映えます。見た目が大きかったり、声量があるわけでもないのにね。
3回目の結婚をするとき、最初の夫と2番目の夫との間の子供2人は
どうするのかなぁ、って、気になった。
誰も「子供はどうするの!?」とか気にしていなかったけど…。
まあ、昔のお金持ちなら子育てはお手伝いさんがするから
特に問題にすることではないかもしれないですね!
赤毛のアンの子供だって、子育てはスーザンがしていて、
アンとギルバートは、しょっちゅう旅行に行ってたしね。
さぞかし子供に優しくなれるだろうなぁ…。
元の戯曲もこんなに笑えるのかは分かりませんが、
やはりケラの演出らしく、ブブブと吹き出しちゃうところが多いです。
それが…、平日昼の公演のせいかおばさんの客が多く、笑い声が異様にデカいのが、参ったー。
次の台詞にかぶって聞こえないんですけど!!!
確かに面白いけど、「いちいち爆笑」はやめて欲しいなぁ。
コントじゃないんだから。芝居続いてるんだから。
昼公演にしたのを、後悔してしまいました…。
ケラのお芝居は長い。
これも途中2回休憩の3時間20分(正味3時間) の上演でしたが、
今日のお芝居は、まったく飽きることがありませんでした。
面白かった!! すごい満足。
これなら、お芝居初めての人でも誘って大丈夫かなぁ、と思いつつ。
あぁ、ヴィクトリアみたいに生きられたら…。ダメ?(笑)
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「農業少女」 原作:野田秀樹 / 演出:松尾スズキ
3/24(水) 東京芸術劇場 小ホール
実は 途中寝ちゃったのであまり内容が…。
時々はっ、と目を開けるものの、また睡魔に襲われ、コマ切れで…。
しかも寝てる時間のほうが長かったかも。
分かったよ!! 野田さんのお芝居は、私には観念的すぎて難解なのだ。
桃子はとっても可愛かったけど…。
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ザ・クロマニヨンズ
2/2(火) C.C.レモンホール
ああ、やっと行けた!!!
しかも、3列目という超良席!!!
(クロマニはファンクラブがないから?)
ヒロト、すっっっっごい、かっっっっこいい。
もう断然、ヒロトとマーシーについていく。
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「パリジャン!」 とくお組
1/30(土) 赤坂RED/THEATER
えーーっと…、パリの寿司屋さんの話でしたね。
とくお組、好きだけど、なんかこれはそれほど印象に残ってないなぁ。
若い男の子役の子がすごく素人っぽくて、滑舌が悪かった。
全然関係ないけど、私のIMEで滑舌(かつぜつ)が変換されないので、あれ? と思い、
検察窓に入れてエンター叩いたところ、
「滑舌(かつぜつ)」は辞書・辞典に載っていないし変換もできない。(活舌は誤用です)
との記事が。当たりです(笑)
ちょっと古い記事ですけど、そうだったのかぁ。
昔から普通に使ってたけどなぁ。
もっとも私のIMEも古いし。VJE-Δ(デルタ)ですよ。私は、IMEは断然これ。
開発元のバックスがなくなって久しいけど、しつこく使ってる。
ショートカットが充実しているのと、
普通に全角入力していて英数字だけは半角で入力される、というのが、断然、お気に入りです。
全角英数字は美しくなくて好きじゃないのだー!!
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エレファント・カシマシ
1/8(金) C.C.レモンホール
「渋公」から「C.C.レモン」に変わってから、もしかすると初めてかも…。
2階席ですごい遠かったぁ(涙)
宮本、好き。
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ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団 ニューイヤーコンサート
1/5(火) サントリーホール 大ホール
年末、スカで終わって、
年明けを、クラシックで迎えるのもいいかなぁ、と。
曲目も新春ぽくて良かったし。
年、明けちゃったね。
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東京スカパラダイスオーケストラ
12/28(月) オーチャードホール
スカパラのライブは初めて。
すごい大好き、ってわけでもないんだけど
(正直なとこ、CD聴いてると結構飽きちゃったりもするんだけど)
一度、生で観ておきたいシリーズってことで。
スカのライブで、頭からっぽにして年を納めるのもいいかと思ったりなんかして。
楽しかったー!! ライブはやっぱりいい。飽きたりしないよ!
ずーっと踊りまくり。その踊り方が、
まわりの皆さんの様子がランニングしているような感じで、とっても健康的。
女の子1人で来ている人も多いような。(私もそうだけど)
あ~、ほんとにスカパラ好きで、1人でも観に来ちゃうんだなぁ、って感じで好感が持てる。
スカパラは、メンバーたくさんいますが、
全員が、まあ、よく喋るのにもビックリ(笑)
ちゃんと1人1人喋るネタ持ってきてる、そんな感じ。
ほら、普通ロックバンドだとね、ボーカル以外の人はあんまり喋らないですからね(笑)
あー、楽しかった。スカパラ、また行ってもいいかも。
てことで、今日、スカちゃんのお誕生日ね。ありがとう、おめでとう。
今年1年、たくさんありがとう。
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「東京月光魔曲」 脚本・演出 ケラリーノ・サンドロヴィッチ
12/24(木) シアターコクーン
時間が経っちゃって、あんまり覚えていないんだけど…。
昭和初期の、華やかで狂騒的で、どこか妖艶な匂いのする東京が舞台。
ゲルニカの太田螢一…、っていうか、江戸川乱歩みたいなミステリアスな感じ。
こんな感じはすごーーーく好み。
でも、人間関係もストーリーも、ちょっと入り組んでいて、把握しきれなくて、
最後も、あれ? 催眠術かけてたのは誰?
って思いましたが、
まぁ、あんまり気にしなーい !
(観たの、もうずいぶん前だし…)
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「印獣」 作: 宮藤官九郎 / 演出: 河原雅彦 / 出演: 三田佳子、生瀬勝久、池田成志、古田新太
11/7(土) パルコ劇場
はるちんと観に行きました!
ストーリーも面白かったし、出演者もベテラン俳優でうまいし。
クドカン脚本ぽく、キャラクターが立ってるし!!
生瀬さんいいですねー。
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「世田谷カフカ」 ナイロン100℃
10/7(水) 本多劇場
抜けられなくなっちゃうのは世田谷梅ヶ丘だけではなく。
先月の私たちの、「歩いても歩いても王禅寺西5丁目の怪」に勝るもの、なし!!
ねーー。
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2010-05-18(火)
なかなか更新の時間が取れません。
読んだ本、演劇、食べた物だけでもアップしようかと思っているんだけど…。
ルーピー鳩山の無能っぷりとかね!
「海兵隊が抑止力になっているとは知らなかった。今、学んで始めて知った」
こんな人が総理大臣とかwww
何も知らないのに、ただ反対してたのー?? そう言えばウケが良さそうだから??
民主に入れた人はどう思っているのか聞いてみたいー。
こんな風に正直なところがイイ!! ですか?
とりあえず、最近読んで印象に残っている本。
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「数値力の磨き方」 野田宜成
数字に強くなると何かといいよー! という本です。
この中でとても印象に残ったのが
写真家のテラウチマサトさんの「興奮と感動の違い」についての言葉。
(写真の話ですが、商売の話などにも通ずる)
興奮とは、通常ありえないことを作り出すこと。
感動とは何度も何度も味わいたもの。
では感動レベルの物を作り出すにはどうすれば良いか?
それは、「当たり前のことを、特別レベルでする」ことなんだそうです。
テラウチさんの写真は、突拍子も無い構図ではなく普通。
でも、ひとつひとつの光や位置が極限レベルに達しているのです。
これを商売の話に持っていくと、
感動指数を数値化したものがリピート率だと言えます。
世界最大級のリピート率(世界一の感動レベル)を持つ会社は、おなじみディズニーランド。
そのリピート率は、なんと、97.5%なんだそうです!
この数字すごい!
これって、ディズニーのテーマパークに1回しか行ったことない、という人はほとんどいない、っていうこと?
ディズニーランドが、やっていることというのは、例えば
東京ディズニーランドは、海に近くて砂が床に飛んでくるため、毎日床を水洗いしている。
アメリカのディズニーワールドでは、メインストリートの杭を、毎日、塗り直ししているのだそうです。毎日!
これが、感動を生む「当たり前のことを、特別レベルでする」ということなのです。
なるほど~。
これ、いろいろなことに通ずる、すごく良い言葉ですね。
数字にまつわる興味深い話もたくさん載っていました。
数字の感じ方。
例えば、100万円の商品を、30万円引き、3割引き、30%引きと表現した場合
人は、「30万円引き」を一番安く感じる。
30万円引き(75%) > 30%引き(19%) > 3割引(6%)
それが1000円の商品の場合は、
30%引き(52%) > 3割引(41%) > 300円引き(7%) になるのだそうです。
(私は元値に関わらず「3割引」と思いましたが…)
日本の美容室の数はポストよりも多い。
(ポストに行くまでに少なくとも美容室を1軒見る!)
特上、上、並を用意すると、売れるのは、上。
3つ用意することが大切。
人間は自分で決断するのが苦手な動物なので。
心理数値力と行動経済学の話も面白かった!
価値関数(損得の感じ方)と確率加重関数による「プロスペクト理論」。
簡単に言うと、
1. 人は1000円の得より1000円の損失を強く感じる。
2. 人は利益を受ける場合はリスクを避けようとし、損失を被る場合はリスクをとろうとする。
3. 確率が低いと過大評価し、確率が高いと過小評価する
ということ。
どちらを選ぶ?
Q1 A. 必ず80万円入ってくる B.100万円入ってくるが、15%の確率で1円も入ってこない。
Q2 もらったボーナスを返すことになった。 A. 80万円返す。B. 100万円返すが15%の確率で全く返さなくても良い。
「期待値」で考えると、どちらもAになるのですが、実際は、Q1はA、Q2はBを選ぶ人が多いのです。
Q3 年末ジャンボ宝くじ1等の当選確率は? 東京ドーム満員の観客から1人は当たる確率だと思う?
答え。1等の当選確率が1000万分の1。東京ドームの収容人数が4.5万人なので
225試合満員で、やっと1人当選なのです。
えーーーっ!! と思う人は多いはず。
思った数字と実際の数字の剥離、これが数値心理。 面白いですねえ。
世界のテーマパークの入場者数のランキングも載っていました。
当然というか、各国のディズニーが、多くランクインしているのですが
(1位はTDLカが3位。TDSが4位)
パリのディズニーランドが5位に入ってる。(一回潰れたくせにー!!! 株持っててすごい損したワタシ…)
日本のテーマパークも結構入っていますよ。
7位 ホークスタウン(福岡)、10位 USJ、11位 東京ドームシティアトラクションズ
18位 横浜八景島シーパラダイス、22位 阿蘇ファームランド(熊本県)、28位 長島温泉(三重県)
USJより上位のホークスタウンなんか知らないけど…。
八景島シーパラダイスが入ってるのもすごい。(昔1回行ったことがあるけど)
ふぅん…。
はっ、この本だけでこんなに長くなってしまった。
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「喋々喃々」小川 糸
これ、好きな人はすごく好きみたい。
私の妹も「良かったよー」と言っていました。
なんか昔のオリーブ少女が好みそうな感じ。
ですが、私は読みながら「…でも不倫じゃん」ってずっと思っていました。
美しい言葉で置き換えたとしても、所詮、そうでしょ?
しゃあしゃあと、さも純粋で美しいことのように言ってるのが、逆に嫌悪感だったり。
栞が、「栞って呼んでください…!」とか言っちゃって、
春一郎がそのとおり呼び捨てにしてるのも、嫌だったなぁ。(なんでだろう)
まあそれ抜きにしても、栞が、いちいち感受性豊かでござーいって感じなのも、
ちょっとうざー、って感じでした。
水琴窟では、「まるで地中に閉じ込められた星たちが、キラキラとそこでまたたきながら響き合っているような…
あー、はいはい。
春一郎さんが来ただけで、凍っていた心が解け出して、流れて沸騰してあーたら…
あー、はいはい。
ダメ? なんか私、心が荒んでる?(笑)
うーん…、別に不倫が許せないわけじゃないし、
ロマンチックも好きだし、昔はばりばりのオリーブ少女でもあったけど(笑)
なーんか、この本は好きになれなかった…。
どうしてだろう。
なーんか、薄っぺらな感じがするから?
話に出てきた谷中のお店は、私の谷中マップにも記録しておきました! えへへ。
谷中のガイドマップとしてなら楽しいかも。
お料理の描写はとても良かったです!
一つ一つ丁寧にお料理作りたくなる。
映画になった「食堂かたつむり」もこの人なんですね。
これもタイトルからして食べ物が出てくる話なのでしょう。
食べ物が好きなんですね!!
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「日本で一番大切にしたい会社」 坂本光司
これも話題になった本ですね。
確かに感心はするけど、うーん…。まぁ、いいや。
それより、これに出てくる会社、
うちのサトル君のことも、ここだったら就職させてくれないかしら!?
って、読みながらそればかり考えていた私。
まず、前に同じ内容をテレビでも見たことがあった、日本理化学工業(株)。
障害者でも働きやすいように作業工程を工夫し、たくさんの障害者を採用しています。
(障害関係なく、最初からそうしたほうが効率いいよね、って感じもしましたが)
ただ、障害者の採用にも条件があって
1. 身の回りのことができること、
2. 返事ができること、3. 一生懸命仕事をし、回りに迷惑をかけないこと
なんだそうです。
ぬおーーー!! サトル君ダメだーーー!!
2.ができないもん。
呼びかけても、「・・・・」か「えー」しか言えないもん。
ここでは雇ってもらえねー!!
中村ブレイス(株)はどうかなぁ。義肢などを作る会社です。
島根県の、おそらく会社としては日本一辺ぴなところにあって
遊んで帰るようなところはありません。
ここで、ろくろをまわしたりして黙々と義肢などを制作しています。
サトル君の場合、都内で就職したとしても、
アフターファイブ飲みに行くとか合コンとかするタイプじゃないし、
そんなんで同期の中で浮いちゃうのも可哀想だし、
だったら、初めからこういうところの会社がいいんじゃないかなぁ。(余計なお世話…笑)
土日も仕事をしているそうだし、休日の予定がない人にもいいかも!!
ここの会社が最初に雇ったのはうつ病?の人だったそう。
(朝来て、「疲れた」と言ってお昼前に帰ってしまっうんだそう)
温かい目で見ているうち、ちゃんと夕方までいられるようになったんだそうな。
どうか、うちのサトル君のことも長い目で見守ってやってくださーい!!
でも、こここも、今や就職希望の学生が殺到しているそうです。
やっぱりごっそりと落とされて、難関なんだろうなぁ。
とにかく、サトル君の将来のことはかなり気懸かり。
街中で絵を描いて売っている人を見ると、サトル君もこうなるん? (´・∀・`)とか、
アートっぽい物が飾ってあると、こういうの描く人になるん? (´・∀・`)とか、
いちいち考えてしまう。
杉村フルーツ。
WEBサイトが素人くさくて、とても見辛いんだけど、
見ているとほのぼのとするのだそうで、
そのページからご主人の優しい人柄を感じた人たちが
このお店ならやってくれるだろうと非常に厚かましいお願いをして、
それらを受けていた、というエピソードが載っていました。
今見てみたら、おそらく、WEBサイト、お金かけてリニューアルしましたね。
FLASH使いまくり…(笑)
黒っぽくて、スタイリッシュ?で、右クリックでリンクを新しいタブで開くこともできない不親切なサイトに…。
もう「お金足りないんですけど、このレベルの引き出物にしてくださーい!」とお願いしても
もう受けてはもらえないでしょうなぁ。
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「累犯障害者」 山本譲司
これは、かなり考えさせられる本。
犯罪を繰り返す者には、障害者も多い。
しかも、これではまともに育ちっこない…というひどい境遇。
刑務所には、かなりの数の障害者が服役していて、
福祉施設代わりになっているとも言う。
なんだか、自分ではどうしようもない問題の深さ、大きさ、悲惨さに
暗ーい気持ちになってしまうような…。
まぁ、そういう人すべてをひっくるめての社会なのでしょうが。
でも、放火犯の妹さんの話も、すごかった。
父が軽い知障、兄が思い知障で放火を繰り返している。
母はいなく、妹さんが、中学出ただけでアルバイトで一家を養っていたが、
自分も末期ガンに罹ってしまう。
もう、この人の人生はいったい何だったのか…、っていう。
ちょっとそれますが、 この人たちは障害者給付も、生活保護も受けていなかったそう。
そういう制度があること自体、知らないのです。
あーー、やっぱり知識がないということはダメだ!!
情報弱者はこの社会では、やっぱり生きていくのは難しい、って
改めて思っちゃいました。
この本は、全部読む前に返却日がきてしまったので、また借りないと。
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「ハート温泉」戸川 純・月乃光司
ラジオ番組の人生相談を本にしたもの。
うーん、つまらんかった(笑)
答えも、特に有効ではないし、面白くもないし。
実際のラジオ放送の収録したCDも付いていて、
なんと!! スターリンの遠藤ミチロウがゲスト。
なーんか、もう普通のおっさんで(笑)
ライブで豚の臓器を客席に投げていたパンクな姿は今いずこ…。
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「うつから帰って参りました」一色伸幸
「私をスキーに連れてって」「病院へ行こう」「彼女が死んじゃった」…等の
人気原作者・脚本家が、うつ病になってしまい、完治するまでの体験記。
読みごたえがありました。
うつは、歴とした病気で、きちんと治療すれば完治するのだ、ということが分かりました。
気持ちの問題だとか、そういうことではないようですよ。まったく。
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「幸せ最高ありがとうマジで!」
「あの子の考えることは変」
「生きてるだけで、愛」 本谷有希子
本谷有希子、まとめて読みました。
うーん、この人の本の主人公たちとは、関わり合いになりたくない(笑)
来月、「劇団、本谷有希子」観てきまーす!!
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「日本人の美徳」 櫻井 よしこ
櫻井よしこさんはいいですねえ。非常にまとも。
ぜひ政治家になって欲しいですが、
政治の世界に入ると正しいことが言えなくなっちゃうからね…。
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「ぼくたちは何だかすべて忘れてしまうね」 岡崎京子
私がすごく岡崎京子が好きであることを知らないおうちの人が
アーバンリサーチ・ドアーズに置いてあったこの本の背表紙のタイトルだけを見て
ほら(私が好きそう)、と言ってきたときはビックリしましたが(笑)
岡崎京子っぽい世界観はあるけど、やっぱりマンガにすればいいのになー、
ていうか、頭の中では読みながら岡崎京子のマンガに変換されていました。
うん、私は何だかすべて忘れてしまうよ。