2000年1月16日〜1月31日

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1月31日(月)

 このサイトを立ち上げた目的のひとつである(と、誰か他の人も同じように書いていた気がするが)愛・蔵太さんの「HEY BULLDOG」についに取り上げていただいた。しかも「おすすめ」マーク。評価内容自体がそちらを見てもらうとして、ご本人も書かれているように、この評価はかなり「甘い」と思う。いや、評価されたこと自体は非常に嬉しいんですけどね。
 それけいは、他人に褒められると、つい自分の欠点をあげつらってしまう癖があって、そのへんは我ながらひねくれているというか素直に喜べばいいじゃん、と思わないでもないのだが、基本的に多少状況が不安定なほうが精神的に安定するという性癖の持ち主なので、逆に状況が安定に向かうとかえって不安になってしまい、自ら状況を乱す言動をとりがちなんだよな、これが。
 という自己認識があるので、とりあえずこの場では自分のサイトについてあれこれ否定的なことを書くのは自重しておく。そもそも、そんなことは実際にこのサイトを見ればわかることだろうし。

 せっかくアクセス数が急増しているにもかかわらず、明日は更新落ちが決定済み。仕事で会社に泊まらなくてはならない。いくらなんでもそのスケジュールは無茶だろ、とは思うのだが、そこは下請けの悲しいところ、唯々諾々と従うしかない。
 いや、仕事の愚痴なんか読まされるほうが災難だよな。失礼。

1月30日(日)

 昨日、『CRAZY TAXI』と一緒に購入するつもりだったのだが、どこにも売っていなくて断念した『ROOMMANIA#203』(ルーマニア・ニー・マル・サンと読む)を発見し、即座に購入。ジャンル名は「人生介入型シミュレーション」となっているが、要はポリゴン化された『リトル・コンピュータ・ピープル』。て、ちょっと違うか。いや、全然違うね。モニタの中で生活するキャラクタを観察する、という点では同じだが、間接的ながらキャラクタの行動に介入でき、その結果によって人生(というか、ゲームのストーリー)が分岐するのが大きな特徴。
 主人公はネジタイヘイという大学生。アパートの203号室に住んでいる。プレイヤーは、その部屋に住み着いた神様(というか、座敷童のようなもの?)となって、主人公の行動を導くのが目的。ゲームのパートは主に2つに分かれていて、主人公が在宅している場合の「のぞきモード」と、主人公が不在の時の「ガサ入れモード」がある。「のぞきモード」の時は、部屋の中をクリックすることによって、主人公の注意をそちらに向かせることができる。例えば、テレビをつけさせたければ、テレビ本体、あるいはリモコンを何度もクリックする。主人公には行動の優先順位があり、プレイヤーの介入によって、その順位を変更させるのだ。その結果によって、ストーリーが分岐する。もうひとつの「ガサ入れモード」では、1シーンにつき1回だけいたずらができる。例えばテレビをつけるとかパソコンの電源を入れるとか、こたつを移動するとかドアのロックをかけてしまうとか。そうすると、帰ってきた時にいろいろとおもしろい反応が見られるというわけだ。また、主人公は日記をつけているので、それを読むことができる。
 かなり地味なゲームだが、いったん始めるとなかなかやめられない。独り言をぶつぶつとつぶやく主人公が、何ともいえずおかしくて、いい味を出している(て、それを見て笑っている自分もアレですが)。内側からロックをかけて閉め出され、窓から部屋に入った主人公が、「あれ〜、故障したのかなぁ」などとつぶやくと、そういう問題じゃないだろ、と思わず突っ込みたくなってしまう。難点は、ストーリーの分岐が確定した途端、介入の余地が少なくなることくらいだが、まあ、これは仕方がないんだろうな。
 作中に出てくる主人公の好きな「セラニポージ」というミュージシャンの曲も結構好みでポイントが高い。良いゲームです。まじで。

1月29日(土)

 床屋に行って髪を切る。三カ月ぶりくらいか? これで朝、髪を乾かすのが楽になる。

 ドリームキャストのソフト『CRAZY TAXI』を購入。アメリカ西海岸風の街を舞台に、タクシーの運転手となって走り回り、客を拾って目的地まで運び金銭を稼ぐというゲーム。ただし、他の車にぶつかろうが、街の器物を破壊しようがお構いなし。乗っている客は歓声をあげて喜ぶが、街の住人は悲鳴をあげて逃げまどう。BGMがBAD RELIGIONOFFSPRINGってのもポイントが高い。
 アーケードでも結構遊んだけど、操作系以外は完璧といえる移植度。おまけも充実していて、特にミニゲーム集が熱い。なかなかクリアできずに、同じミニゲームを三時間くらいぶっ通しでやっていたら、コントローラのLボタンを壊してしまった。以前に『セガラリー2』でも一個壊しているので、使い物にならないコントローラが二個……(←捨てろよ)。

 それにしても、昨日の日記と今日の日記の落差は一体?
 というより、昨日の日記は何だったんでしょうか?
 要は誰かにかまって欲しいってことを遠回しに言っているだけなのでは、という気がしなくもない。……て、他人事みたいに言ってますが。
 放っておくのが一番でしょうね、きっと。

1月28日(金)

 徹底的な、罵詈雑言を非難を批判を否定を拒絶を。
 自分のことをわかっていると思い込んでいるこの馬鹿に、決して自分では気づかない欠点をつきつけてくれ。誰か

 しかし、望みは決してかなわない。望みがかなうということは、すなわち、世界の一部を自分の内側に取り込むということに他ならない。世界が自分の認識の内側にあるという度し難い錯覚。
 世界の自分に対する無関心こそ、外部が存在することの証左ではないか?

1月27日(木)

 高田馬場で会社のWさんの送別会。といっても、今日が最後というわけではないので、いかにも「お別れ」といった感じにはならず、まあ、限りなく普通の飲み会に近い雰囲気。やはり半年前に会社を辞め、今は恵比寿で洋服を売っているSさんも参加。一次会は「麦酒蔵(ビアグラ)」、二次会はカラオケで、結局また終電で帰宅することに。
 Wさんは地元で女御輿の会の会長をやっている、実際、いかにも法被の似合いそうな「気っ風のいい姐さん」で、仕事ではお世話になりっぱなしでした。会社のほうは今月いっぱいでさよならだけど、家も近いことだし、また飲みに行く機会もあることでしょう。

1月26日(水)

 終電で帰宅。仕事でした。
 明日は会社のWさんの送別会。

 あ〜、『ドラクエ7』延期ですか。……て、ゲーム系サイトのチェックは欠かさないあたり、我ながら立派なおたくぶりといえましょう。
 それはともかく、昨日ちょっと書いた「椎名林檎の新譜に言及したReadMe!登録サイト一覧」ですが、片っ端から日記サイトを見て回る気力ないんで今日はもう寝ます。

1月25日(火)

 仕事帰りにCD店に寄って椎名林檎の『罪と罰』と『ギブス』を購入。まずは『罪と罰』から聴く。ああ、しかし。音楽を語るボキャブラリィが少ないので何と言っていいやら……。とりあえず、それぞれのタイトル曲について。
罪と罰」。張りつめた扇情的な歌声。最初のサビの冒頭で一瞬やわらかな声になるところがぐっとくる。バックの演奏もさすがにかっこいい。
ギブス」は逆に細い歌声からノイジィなサビに入るのだが、その部分は何度聴いても泣ける。歪んだ音色のギターと虚ろに鳴るドラムがまたいい。
 もっと、あからさまに対照的な曲を並べてくるかと思っていたんだけど、意外とそうでもなかったかも。とりあえず、「ギブス」に一票。
>私も椎名林檎好きっす!で、今日FMから新譜が流れてきて思ったこと。
>「やっぱり椎名林檎も終わりですかね」ってなんとなくしみじみ緑茶を飲みつつ思いました。(1/13)
 終わりじゃないです。たぶん。

 と、こういうありがちな日記だけではおもしろくないので、「椎名林檎の新譜に言及したReadMe!登録サイト一覧」でも作ろうかと思ったんだけど、更新報告を見る限り、25日の時点ではまだほとんどなさそうなので、また明日にでも探してみることにします。

1月24日(月)

 霧舎巧カレイドスコープ島』を読み始める。ぼんやりと前作の内容を思い出す。まだまだ序盤だが、多人数の会話を処理しきれていないにもかかわらずワンシーンに登場人物を集めすぎ(これは前作でも感じたことだけど)。さてさて……。
 森博嗣すべてがEになる』の山下和美による漫画のみを拾い読み、のつもりが思わず目についた日記本文をところどころ読んでしまう。そういえば、「キタキタ踊り」に行ったなぁ、などと思い出したり。当時はまめにサイトをチェックしていたはずなのだが、日記の内容はあまり覚えていない。まあ、当然といえば当然か。装丁、字組み、イラスト、おまけ、すべてに神経が行き届いた素晴らしい本。たぶん、全部を通しては読まないだろうし、必ずしもそういう読み方をしなくても構わない本だと思うので、気が向いたときに適当に開いたページを拾い読みするつもり。というわけで、この本にかんしては改めて感想を書くことはないと思う。

 せっかく買ったmacromediaDREAMWEAVER3/FIREWORKS3 STUDIO」だが、まったく触っていない。とりあえず、アプリケーションの練習用にもう1つサイトを立ち上げようかと思案中。しかし、引き出しが少ないのでネタがないのが困りもの。あと、時間と根気も。

1月23日(日)

 床屋に行くつもりで昼過ぎに起きたのだが、うっかりまた寝てしまい気がつくと夕方。う〜ん、また来週だな。いいかげん、かなり鬱陶しくなっているので、さっさと切ってしまいたい(正直なところ、床屋に行くのはあまり好きではないのだが……)。

1月22日(土)

 新宿で買い物。紀伊國屋書店(本店)で霧舎巧カレイドスコープ島』、森博嗣すべてがEになる』、「批評空間」2期第24号を購入。「批評空間」は共同討議に丹生谷貴志の名前があったので、迷わずレジに。この人の文章、すごく好きなんだよなぁ。個人的に嫌いなはずの「……」を多用する文章なのだが、独特のリズムがあって、読んでいて非常に気持ちがいい。『死体は窓から投げ捨てよ』とか『死者の挨拶で夜がはじまる』とか、タイトルのセンスも非常に好み。美学・美術史が専門で、ドゥルーズについて書いたりしている。で、肝心の「批評空間」のほうは、共同討議という以上、当然、文章が掲載されているわけではないんだけど、ミーハーなファン故にどんなことを喋っているのか興味があったのだ。テーマは「天皇と文学」。ざっと拾い読みしただけなので、内容についてはまた後日。
 他にはmacromediaDREAMWEAVER3/FIREWORKS3 STUDIO」を購入。
 て、我ながら何を考えているんでしょうか? AdobeGoLive4.0」もろくに機能を活用していないくせに、そんなにアプリケーションばかり揃えてどうしようというんでしょうか? というか、コンテンツを充実させるほうが先じゃないんでしょうか? などと自問自答自責自嘲を繰り返しながらも、帰宅後、いそいそとインストール。公式の対応OSが8.1〜8.6にもかかわらず、OS9にてインストールを強行(一応、事前にmacromediaのサイトをチェックして、大きな問題が発見されていないことは確認済み)。
 そのうちに「GoLive」VS「DREAMWEAVER」という企画を立ち上げるかもしれないので、乞うご期待!(しないように

1月21日(金)

 会社の同僚ヒロ氏と飲み(13日の日記に書いたKT氏と同一人物。ハンドルが確定したようなので今後はこちらの名前で統一する)。
 普通の居酒屋なのだが、まずいかも、と思いながら注文したジンリッキーが意外とうまくて驚く。
 先日とは違って淡々と話す。

 歌野晶午安達ヶ原の鬼密室』読了。傑作、とまではいかないものの、非常に質の高い作品。感想はこちら。それにしても、これあれが同時に発売されるというのは編集者が意図したことなのだろうか。何やら因縁めいたものを感じる。という文章を読んで、ああ、あれのことだな、とわかった方は、こちらをクリック。日記として書いたものなのだが、ネタバレで複数の作品について触れており、かといって、あらかじめ作品名を記して注意を促すこともできないので一応こういう形にした。

1月20日(木)

 すっかり通勤時間の復路でしか本を読まなくなってしまったので(往路は寝ている)、遅々として読み進まない。家に帰ればMacを立ち上げて書くことがないとつぶやきつつ日記を書いている。何も毎日更新する必要はない、と思いながらも、日記を書かずに寝ると落ち着かない。別に記録に残す価値のあることなど皆無にもかかわらず、毎日、意味のない文章を書き綴りあまつさえWeb上で公開している。日記というごく私的な文章を書きながらもそこには確固とした主体はなく希薄で曖昧な別に誰が書いたとしても構わないような言葉が並んでいる。そのことを考えると絶望的な気分に襲われもするが、諦念とともにかすかな安堵を覚えることもまた確かだ。

TEXT」のほうにアップする小説を書こうと思うのだがなかなか進まない。被害者を鈍器で昏倒させ首を絞めて殺し、麻袋をかぶせて頭部を完全に破壊するまで殴打するサイコパス・キラーの話。
 こういう形でネタを小出しにすることで逆に小説を書く気力を失うという悪循環。あるいは、小説を書くまでもなくささやかな自己満足を得る効率的な手段ともいえる。

 もう寝ます。おやすみなさい。

1月19日(水)

 歌野晶午安達ヶ原の鬼密室』はまだ半分くらいなのだが、次に読む本を仕入れるために本屋に立ち寄る。う〜む、霧舎巧の『カレイドスコープ島』が見つからない。売れているのか、それとも入荷数が少ないのか……。前作は「新本格」というレッテルから漠然と受けるイメージに忠実な作品だったという印象が残っているのみで、今となってはあらすじも思い出せないのだが、とりあえずもう一作くらいは読んでみようと思っている。
 あと、ちょっと驚いたのが、小野不由美十二国記が講談社文庫で装丁を変えて再刊行されていたこと。まだシリーズ一作目が出たばかりのようだったけど、次の新刊はどちらのレーベルで出るんでしょうか? 個人的には、山田章博の絵が好きなので、ホワイトハートで出してくれたほうが嬉しいんですが。

 ところで、そらけいは懐中電灯らしい。何の話かといえば、ここの「家電占い」の結果。

    貴方を家電に例えると、懐中電灯です。
    普段は何もしないのに、やるべき時だけ仕事をしてその存在価値を高める
    要領のいいタイプ。そんな貴方はまさに懐中電灯。
    職場でもいざという時、頼れる人材として上司には高く評価されています。
    しかし、毎日コツコツ働いている割に評価されない普通の電灯さんからは、
    密かに妬まれていたりもします。
    犬猿の仲だけど、付き合ううちにお互いの欠点を補い合える
    良きパートナーになる可能性も。

    懐中電灯の特徴
    普段はいるかいないか分からないほど影が薄い。
    不真面目、サボり病、でも実力派
    超マイペース、いつも寝てる。
       ******
    適職
    消防士、
    警察官
    内職
    フレックスタイムの仕事
    ロッカー

 いつも寝ている、というのは割と当たっている気がするけど……。

1月18日(火)

ReadMe!」の更新報告にはキャッチコピーを書くところがあって、特にうちみたいな1日平均10アクセス前後というサイトだと、その内容でアクセス数に結構違いが出る。で、昨日は、単純に「森博嗣月は幽咽のデバイス』」というキャッチコピーにしたんだけど、まあ、「ReadMe!」を見ている人の中にどれくらいミステリ読者がいるのか定かではないものの、こういう固有名詞というのは引っかかる人は確実に引っかかるだろう、という目論見があった。
「ReadMe!」のページを見たことがない方のために一応説明しておくと、更新報告のあったページは「最近の更新報告」という形で8件までトップページに表示される。それより古いものは「それ以前の更新情報」というページで見ることができる。で、このトップページの「最近の更新報告」はリアルタイムに反映されるわけではなく、およそ10分間隔で更新されるというシステムになっている。
 ……ここまで説明したら、どういう落ちがつくかもうわかりますね?
 つまり、昨日のそらけいの更新報告は一度もトップページに表示されなかった、ということだ。リストが更新される10分の間に、トップページに表示可能な8件以上の更新報告があった場合、当然、古いものははじき出されることになる。運悪く、そのタイミングに更新報告をしてしまったのだ。
 ええ、ショックでしたとも。
 もっとも、うまくトップページに表示されたからといって、必ずしもアクセス数に結びつくとは限らないんだけどね。

 歌野晶午安達ヶ原の鬼密室』を購入。さっそく読み始める。冒頭を70ページほど読み進むが、どんな展開になるのかちょっと想像がつかない。前作『ブードゥー・チャイルド』と同様、島田荘司の大作路線の話法を思わせる語り口だが、前作で成功したように、プロットを破綻させずに本格ミステリとして収束できるかどうか、お手並み拝見といったところ。
 思えば、新本格第一期生の中で、現在も本格ミステリの長編をきちんと発表しているのはこの人だけだもんな。

1月17日(月)

 15日の日記に書いたクレープをオレンジソースと洋酒で軽く煮たデザートが、今日発売の「ビッグコミック・スピリッツ」に掲載されている佐々木倫子Heaven?』に出ていたので、自分のために解説文を書き写しておく。
 クレープ・フランベ。フライパンにソースを作り、クレープを入れ、コニャックでフランベする。客席の近くで作り上げる演出効果の高いデザート。
 なるほど。そらけいの要領を得ない説明とは雲泥の差である。
 ……ところで、フランベって何?

BOOK」に森博嗣の『月は幽咽のデバイス』の感想をアップ。
 あと、現状のままでは今いち訴求力に欠けるので、ありがちではあるけれど、過去にアップした分も含めて★での評価を導入。★5つが「マイ・オールタイムベスト級」、★1つが「この作家の本は二度と読まない」で、基本的には5段階評価。もちろん、「途中で読むのをやめた本」というのもあり得るわけだが、それらに関しては日記のほうで「読み始めた」と書いてあるのに「読了」の記述がない本、ということで、他にわざわざ枠を設けてリスト化するような悪趣味な真似はしない。まあ、読んだ本にえらそうに点数をつけること自体、趣味が良いかどうかは評価が分かれるところだと思うけど。

1月16日(日)

 だらだらと惰眠をむさぼる。
 夕方に起き出して、森博嗣の『月は幽咽のデバイス』を読む。犀川/萌絵シリーズと比べると、こちらのほうが好み。何とか今日中には読み終える予定。

 というわけで、23:50ごろ読了。キャラクタが魅力的なので、シリーズを通して安心して読める。感想は近日中に「BOOK」のほうにアップする予定。
 昨日はかさばるのが厭だったので、講談社ノベルズの新刊は1冊しか買わなかったんだけど、次は歌野晶午かな?

 メインのシステムをOS9に移行。といっても、アプリケーション類はもともと起動ディスクとは別のパーティションに入れてあるので、初期設定ファイルをコピーすれば、とりあえず問題なく使用できる(はず)。今までは仕事で使用している環境の習慣から仮想メモリはオフにしていたのだが、雑誌などを読むとオンにしても体感速度はそれほど変わらないようだし、逆にシステムが安定するらしいので、思い切って切り替えてみる。
 ブラウザの表示や動作が、心持ち軽快になった気がする。「GoLive4.0」も問題なく動いている。しばらくこのまま使用して、特に問題が起きなければ完全に切り替えてしまうつもり。
 あとは、ノートン先生のOS9版のCD-ROMを申し込まねば……。

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 これとあれというのは、もちろん『安達ヶ原の鬼密室』と『月は幽咽のデバイス』のこと。また物理的なトリックのネタがかぶってる。以前に『笑わない数学者』のトリックが歌野晶午の『動く家の殺人』と同じだとして物議をかもしだしたが……。
 今回は謎の演出としては明らかに歌野晶午が上だと思う。森博嗣のほうは「意味なしトリック」だから、比べるのも筋違いかとは思うけど。