2000年3月16日〜3月31日

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3月31日(金)

 ここのところ更新が滞りがち。花粉症のせい、ということにしておこう。
 いや、まじでつらいんです。

3月30日(木)

 早く帰れたので新宿に寄って椎名林檎勝訴ストリップ』とドリキャスのゲーム『THE TYPING OF THE DEAD』を購入。『DEAD OR ALIVE 2』と『鉄拳 TAG TOURNAMENT』は本体が売っていないので見送り。
勝訴ストリップ』はTSUTAYA新星堂では売り切れていてびっくり。

 まったくの余談だが、アルバムの1曲目に入っている「虚言症」って、椎名林檎が16歳の時に書いた曲なんだってね。

3月29日(水)

 昨晩は午前1時ごろ帰宅したにもかかわらず、Internet Exolorer 5 Macintosh Editionのダウンロードを慣行した。9MBで1時間くらい。しかし、いざインストールしようとすると、エラーが出てうまくいかない。仕方なく注意書きに従ってウィルスチェックソフトをはずし、再度ダウンロードに挑戦。で、そのまま放ったらかしにして寝る。
 起きると、無事ダウンロードは終わっていた。回線が空いていたのか、30分くらいで終わっている。今度は無事インストールに成功。
 というわけで、昨日は日記の更新ができなかった。
 今日は12時過ぎには帰宅できたので、さっそく新しいブラウザを起動してみる。
 とりあえず、Mac OS XAqua風の外観はいい感じである。当然、色はiMacに合わせてグレープを選択する。しかし、ボタンのアイコンのデザインが恰好悪い。アイコンのデザインは変更はできないと雑誌に書いてあったから、これは諦めるしかないだろう。
 使用した詳細な感想は週末に。

3月27日(月)

 終電で帰宅。とりあえず、日記を更新。本当に更新しただけですが。
 仕事は嫌いじゃないんだけど、日常的な仕事でこういう生活サイクルが当たり前になってくると、やっぱり精神的にも肉体的にもしんどくなってくる。
 寝不足で頭が働かないのであれこれ余計なことを考えずに済むのだが。
 まあ、仕事だからね。わかってますって。

 ……などといかにもの入った文章を書いてみる。

 あ、そうそう。Mac版のInternet Exolorer 5が明日からダウンロードできるらしい。
 こちらから。

3月26日(日)

BOOK」に井上夢人オルファクトグラム』の感想をアップ(こちら)。
 しかし、あの程度の分量の文章を書くのに、2時間以上もかかっている。
 というわけで、日記はあっさりと。

 先日、ラジオでどこかのバンドがカバーしたTHIN LIZZYの曲がかかっていたのを聴いて以来、無性にTHIN LIZZYを聴きたくて仕方がなかったのだが、実は自分では一枚もCDを持っていない。というわけで、とりあえずCDショップで『THUNDER AND LIGHTNING』を購入。
 この際だから、全部揃えておくかな。

3月25日(土)

 佐藤亜紀の「大蟻食の生活と意見」が復活! ファンとしては嬉しい限り。
 それにしても、『バルタザールの遍歴』、『戦争の法』、『鏡の影』が絶版とは。森博嗣が「いいものは宣伝しなくても売れる」というような意味のことを言ってたけど、ありゃ嘘だな。
 新潮社ともめた経緯がこちらにある。佐藤亜紀のような作家がこのような扱いをされるのは、何というか「間違っている」としか思えないのだが、これが実状なのだろう。というか、「日本ファンタジーノベル大賞」の受賞者の作品をどのように売るか、という明確なビジョンが新潮社側にないことがそもそもの原因という気がする。受賞者のリストを見ても、酒見賢一(と佐藤亜紀)を例外として、後が続かない(『鉄塔武蔵野線』の銀林みのるは仕方がないとして)。むしろ、大賞を逃した人のほうに、今ではメジャーになっている作家の名前を見ることができる。
 そもそも「日本ファンタジーノベル大賞」は「エンターテインメント小説」の賞なのだろうか。これは、「ファンタジー」という言葉をどのように解釈するかにかかっている。少なくとも主催者側は、当初は大賞受賞作をアニメ化するというふれこみだったことからも明らかなように、「ファンタジー」をある種の世界観を表現する言葉として定義していたはずである。しかし、審査員側はむしろそういったある種の世界観を徹底的に否定し、「何でもあり」で、「斬新」であることを評価する方向で審査を行っている。その結果、第三回目において早くも映像化が不可能な作品(佐藤亜紀バルタザールの遍歴』)が大賞を受賞するという事態になり、以後、受賞作をアニメ化するという話はうやむやになってしまう(事実誤認があれば、指摘していただける助かります)。
 このことからも、「日本ファンタジーノベル大賞」が非常に位置づけの難しい賞で、関係者の間でも認識が必ずしも一致していないであろうことがわかる。
 それにしても、新潮社はどういうつもりでこの賞に関わっているのだろうか。読者としての「日本ファンタジーノベル大賞」に対する印象は、作品の完成度が高く、受賞すべき作品が順当に受賞している、というものだ(もちろん、候補作すべてを読めるわけではないが、受賞作を読んでそれが受賞するにふさわしいかどうかは判断できる)。それなのに、なぜ作家として続かないのか。部外者にしてみれば、新潮社は受賞作を売るだけ売って、受賞者を使い捨てている、としか思えない(受賞作がどれくらい売れるのかは知らないけど)。

 何やら話がずれまくってますが、このサイトでは全面的に佐藤亜紀を応援しています。とりあえず、そらけいの職場は神楽坂なんで、仕事帰りに新潮社に寄って、火炎瓶でも投げ込むことから始めたいと思います。冗談です
LINK」ページに「新 大蟻食の生活と意見」を追加しました。

 以下は普通の日記。
 北海道のみやげをもらった。六花亭のお菓子のつめあわせと、北菓楼の「北の夢ドーム」というシュークリームのような生菓子。甘いもの好きにはたまりません。おいしかったです。

3月24日(金)

 今日も終電で帰宅。今週はパーフェクト達成! まあ、祝日があったから4日間ですが。

 金井美恵子文章教室』(河出文庫版)を拾い読み。それにしても、どこかに福武文庫版は売っていないだろうか。

3月23日(木)

 3日連続で終電の帰宅。連休中に寝だめした体力も底をついたので、今日はもう寝ます。といっても、すでに2時半ですが……。
 いつぞやのように寝坊しないよう気をつけなくては。

3月22日(水)

 井上夢人オルファクトグラム』読了。詳細な感想は後日「BOOK」にアップするが、個人的には井上夢人の最高傑作、だと思う。こういう話に弱いんだよなぁ。

おできチャンネル』のサイト評価にこのサイトが掲載された。で、評価内容はこちら。自分的には、愛・蔵太さんの評価より腑に落ちるというか納得できるというか、まあ、妥当な評価ではないでしょうか。もっとも、自分にとって違和感のある評価のほうが「他人の評価」としては意味がある、という気がしなくもないですが。

3月21日(火)

 記憶力がやばい。先週のことすら思い出せない。仕事ですでに受け取っているものを催促してしまい、相手に「もう渡した」と言われてもすぐに思い出せなかったりする。時々、自分の年齢もはっきりと思い出せない。28です、と答えてから、あれ、まだ27だっけ? と後で気づいたりする。
 あんまり頭を使ってないからなぁ。

 帰りの電車で井上夢人オルファクトグラム』の続き。やばい。おもしろい。こんなことなら、連休中にちゃんと読んでおくんだったと猛烈に後悔。

 何の脈絡もなく、霧舎巧カレイドスコープ島』が今ひとつ物足りないのは、「越境」に伴う「試練」を欠いているからではないか、というありがちな小ネタを思いつく。
 麻耶雄嵩の『』あたりと比較しながら書くとおもしろいかも、と思ったんだけど、今さらという気はするし、再読の時間がないので日記のネタとして消化しておしまい。

 トップページの「日替わりエピグラフ」は何だかんだ言いつつ、結局、アフォリズムっぽい文章の割合が増えてきている気がする。気を引き締めなくては!
 引用しているタイトルに新本格作品が少ないのは、新本格しか読んでないわけじゃないんだ〜! という単なる見栄です。最近は新本格もろくに読んでないけど。

3月20日(月・祝)

 15インチのPCモニタを譲ってもらったので、VGAボックスを購入してドリームキャストを繋ぐ。最近、水無月情報ページゲーム掲示板で、VGA出力が頻繁に話題になっており、絶賛派の熱心な書き込みを見てかなり期待していたのだが……。
 とりあえず、いろいろなゲームを試してみる。『CRAZY TAXI』は普通のテレビモニタのほうが良いかも。何だかジャギーが気になる。といいつつ、何回かプレイしてしまう。でも、アーケード版のほうが画面が綺麗に見えるのはなぜだろう? 同じ解像度のはずなのに。『BIOHAZARD CODE:Veronica』は、暗くて何がなんだかわからないぞ! て、ああ、輝度を調整すればいいのか。うん、なかなかよい感じ。通常画面のキャラクタのモデルも、顔のパーツがはっきりと判別できる。『VirtuaFighter 3tb』は、テレビだと気づかなかったけど、肌のテクスチャがひどい。色に段差ができてる。肩の関節も無茶苦茶だなぁ(モニタとは関係ないけど)。やっぱり、もう一回作り直して再発売してくれないだろうか? くれないだろうな。『バーチャロン オラトリオ・タングラム』はVGAのほうが綺麗に見える。やっぱりロボットはシャープな画面のほうが映えるってことかな? 『THE HOUSE OF THE DEAD 2』。こういうテクスチャばりばりのゲームはテレビモニタのほうがいいのかも。しかし、久々にやってもやっぱりおもしろい。ちゃんとガンコンも使えるし。テレビだと、画面の上部が切れてるからハイエロファント(2面のボス)のジャンプ攻撃がきつかったけど、PCモニタだとちゃんと表示されてるから楽だなぁ。何だかんだいいながらラスボスまで来てしまった。……結局は覚えゲーだってこと? しかし、あと一撃というところで撃沈。さて、『ソウルキャリバー』……う〜ん、見つからない! どこにいったんだ? あ、こんなところに体験版が! まあ、これでもいいか。何!? これってVGAに対応してないの?
 で、とりあえずの結論。正直なところ、期待していたほど格段に綺麗、というわけではなかった(ちなみに、普段は21インチのWEGAにS端子で接続している)。サウンドの出力装置を別に用意しなくちゃいけないのも面倒だし(今のところ、ステレオに接続しているのだが、モニタとの配置の関係で音が横から聞こえるのが難点)。あとは『ソウルキャリバー』を見てみないとなぁ……。

 さて、引き続きゲームの話。『月刊ASCII』4月号で、「ゲーム雑誌じゃ読めないPlayStation2の衝撃」という特集が掲載されていたので思わず買ってしまう。ハードのアーキテクチャ解説なんかは、わからないなりに読んでいるとおもしろかったりする。
 覆面座談会の内容は、素人にもわかりやすいだけに下手に内容に触れると不用意なパラフレーズを行いかねないので、触れずにおく。何はともあれ、早く本体を購入しなくては。

3月19日(日)

 本も読まず、ゲームもせず、一日中だらだらと寝てすごす。いくらでも眠れる。
 充分寝た、と思って起き出しても、しばらくするとまた眠くなる。出かける気にもならない。

3月18日(土)

 ティム・バートン監督『スリーピー・ホロウ』を観る。

 まず、この映画について誤解していた点。
 (1)ポスターの女の子(クリスティーナ・リッチ)を10歳くらいだと思っていた。
 (2)現代が舞台だと思っていた。
 (3)超常的な要素がないと思っていた。
 詳細な情報を仕入れていなかっただけなんだけど、いやはや恥ずかしい。

 で、肝心の本編。いや、もう、ティム・バートン節が炸裂していて素晴らしいの一言。
 情けない性格の主人公や、彼の作った奇妙な用途不明の道具、細かなノートの書き込み、陰鬱なスリーピー・ホロウの町並み、葉のない痩せた木々の森、シルエットの映える衣装、首なし騎士の豪快な斬首、お約束の展開、絵に描いたようなハッピーエンド。
 クリスファー・ウォーケンの怪演ぶりも、不気味なんだけど、どこか滑稽さを漂わせていて印象深い(ところで、余談だが、以前にジョニー・デップクリストファー・ウォーケンが共演していた映画のタイトルが思い出せない。ジョニー・デップが子供を誘拐され、ある人物を殺すように脅迫される父親役を演じていた映画。ご存じの方、ご一報を)。
 おもしろい映画でした。満足。

3月17日(金)

 アクセス解析でこのサイトにリンクしてくださったサイトを発見したので逆リンク。こちら

ファミ通」に『ファイナルファンタジーIX』の記事が掲載されていた(どうでもいいけど、このページの地紋、文字が読みづらいよ)。
 で、今回は久々に天野喜孝がキャラデザインなんだけど、イラストを見てびっくり。ちゃんと描いてるじゃないか! どうやら心を入れ替えたらしい(失礼)。いや、個人的にここ数年の手抜きとしか思えない作風にはうんざりしていたもので(〈エルリックサーガ〉のイラストは最高だったのに……というのはさすがに年寄りの戯れ言でしょうか)。

3月16日(木)

 ようやく部屋の中から井上夢人オルファクトグラム』を発掘。さっそく読み始める。導入部の流れはさすがに手際がいい。まだ冒頭のみだが、期待できそう。

 会社からの帰り、地下鉄のホームから人が転落するのを見た。電車から降りて、階段に向かって歩いていると、前方の人の流れから不意に人影が飛び出して、そのままホームの下、停車している電車の前に転がり落ちたのだ。
 止まっている電車の前に身を投げて死ねるとは思わないだろうから、自殺ではないはず。しかし、誤って転落したようにも見えなかった。人の流れからホームの端までは1メートル以上空いており、うっかり足を踏み外すとも思えない。
 転落した場所の周囲にはすぐに人だかりができて、状況をうかがうことはできなかった。だから、転落した人がどういう状態にあったのかは、結局、わからずじまい。
 もっとも、足元のおぼつかない酔っぱらいが勢いあまって転落した、というのが一番可能性が高そうではある。
 ……オチがなくて申し訳ないが、それだけの話。

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