|
【▼次の日記】 【▲前の日記】 【日記のトップ】 【トップページ】
7月15日(土)松浦寿輝が芥川賞を受賞ですか。そいつはめでたい。早急に受賞作を含む第三作品集を出版していただきたい。頼みますよ。 一方、直木賞は金城一紀『GO』が受賞。そらけいの感想はこちら。この小説、「本の雑誌」のベスト10(何の?)でも1位だったとか。 両賞ともにダブル受賞だったのだが、町田康と船戸与一については特になし。 ENIX『鈴木爆発』(PS)とNAMCO『ミスター・ドリラー』(DC)を購入。 |
7月14日(金)恩田陸『ネバーランド』読了。冬休み、学校の寮に残った4人の少年の話。男子高校生版『木曜組曲』かと思ったのだが全然違った。帯曰く「切なくほろ苦い青春ミステリの金字塔!」。これはミステリなのか? という疑問はさておき、こういう話、大好きです。やっぱり恩田陸は「学園もの」に限る。★★★★ 遅ればせながら幻冬舎の新刊の感想。 まずは森博嗣『女王の百年密室』。この人の作品はシリーズものも嫌いじゃないけど、独立した作品のほうが相対的に完成度が高い。物語の骨格そのものは非常にオーソドックス。主人公が「ルナティック・シティ」を語る言葉を通して、同時に主人公が属する世界を説明する手際はなかなか。「森節」ともいうべき会話は秀逸だと思うが(あれで引く、という人もいるみたいだけど、自分は割と好きです)、反面、改行を多用するモノローグは作者が意図するほどの効果をあげていない気がする。★★★ 西澤保彦『依存』。ついに明かされる匠千暁の壮絶な過去、のはずなのだが、あまり壮絶な印象を受けないのは、作者が意図的に事態を図式的に描いているせいなのだろう。全般的に、いつもにも増して筆が滑りすぎている印象。まあ、そこがおもしろいんだけど。 『ジェット・セット・ラジオ』は現時点では間違いなく今年ベスト1ゲーム。現在、2周目をプレイ中。街の構造を覚えて、操作に慣れた2周目から本番といった感じ。 矢井田瞳『B'coz I Love You』を購入。「第二の椎名林檎」などと言われているようだが、確かに歌い回しはよく似ている。音はもうちょっとヘヴィでノイジーなほうが好みかな。 |
7月12日(水)西澤保彦『依存』読了。感想は週末に。次は恩田陸『ネバーランド』。 8月までは更新が不定期になりそう。 |
7月9日(日)箱根の森美術館、強羅からケーブルカーで早雲山、そこからさらにロープウェイに乗って芦ノ湖へ。遊覧船に乗って元箱根まで行き、路線バスで箱根湯本に戻る。 夜には新宿に戻ってから「眞路ガーデン」で焼肉。酒を少し飲む。 疲れたので早く寝る。森博嗣『女王の百年密室』の感想は近日中に。次は西澤保彦『依存』。 |
7月8日(土)箱根に行く。心配していた天気も回復。宮ノ下にある個人経営の宿に宿泊。そこで飼っている犬が人なつっこくて、思わずデジカメで何枚も写真を撮ってしまう(画像を整理したら何枚かアップする予定なので、犬好きの方はお楽しみに)。夕食はイタリアン。酒を少し飲む。 |
7月7日(金) 森博嗣『女王の百年密室』読了。そして、『ジェット・セット・ラジオ』をクリア。 |
7月4日(火)トップページのデザインを変更する。前のほうが良かったという意見は無視するつもりだが、複数の人から言われたら戻すかもしれない。内容のほうはまったく変わらず。コンテンツとして未だに「TEXT」を残しているが、果たして中身はいつになったらできるのだろうか。「BBS」は、近日中に準備するつもり。 |
7月3日(月)森博嗣『女王の百年密室』を読み始める。ああ、わくわくするなぁ、この冒頭部。典型的な「異邦人」による「越境」なんだけど、やっぱりある種の形式というのは非常に有効なんだと再確認。2ちゃんねるのミステリ板にこの作品について麻耶雄嵩の『鴉』みたいって発言があったけど、同じ構造なんだから当然ですね(少なくとも物語の導入部は)。てことは、もしかしたら真相も……? |
【▼次の日記】 【▲前の日記】 【日記のトップ】 【トップページ】