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■2002年2月16日〜2月28日


2月28日(木)
 
IDとパスワードを書いた紙が見つからなくて、昨日はHighwayのほうを更新できませんでした。ISDNルータに設定したきりだったので、接続環境が変わって改めて入力する必要にかられると非常に困ります。申し訳ありませんでした。

2月27日(水)
 
現実の引っ越しとともに、ようやくサイトの移転も終わりました。Highwayのサーバにアップされているデータは、しばらく現状のまま残しますが、今後、こちらのみの更新となります。お気に入り/ブックマーク/ホットリスト/しおりを変更していただければ幸いです。

 引っ越しにともなって通勤電車が南北線→東西線という乗り継ぎルートになった。なんとなく、うれしい。ちなみに、以前住んでいたところは西東京市南町という地名で、「北」という字の入ったアパートに住んでいれば東西南北がそろったのに、と思っていた。いや、それだけなんだけど。

 さんざん騒いでいた津原泰水『少年トレチア』は、実をいえばまだ読了していない。今週中には何とか読み終えたい。が、どうなることやら。

2月24日(日)
浦賀和宏学園祭の悪魔』★★★
〈安藤直樹シリーズ〉の最新作。シリーズ未読の読者をばっさりと切り捨てる姿勢はいっそ潔いともいえるけど、だったらタイトルにシリーズ名をつけたほうが親切なのでは。
 しかし、シリーズ既刊を読んでいる読者を対象にしているにしろ、これではあまりに不親切、というより、読者の記憶力を過信しすぎ。固有名詞を何の説明もなくぽんと出されたところで、え〜と、それって誰だっけ? と首をかしげるのがオチ。私がそうだったんだけど。
 アイディアを作品として仕上げるだけで精一杯という印象で、それをいかに効果的に見せるかという演出にまで手が届いていない。作品の構図をあからさまに登場人物の台詞として語らせてしまうのには興ざめ。
 それから、これはこの作品に限った話ではないのだけど、この作者の書く「残酷シーン」というのは、「残酷シーン(笑)」とでも書きたくなるような感じで、眉をひそめるよりも先に「あんたも好きだねぇ」と苦笑してしまう(というのは、前に『彼女は存在しない』の感想でも書いたな)。
 う〜ん。私はなぜ浦賀和宏の小説を必ず読んでいるんだろうか? 決して文句を言うために読んでいるわけではないと思うんだけど……。それが一番の謎だ。

2月21日(木)
 歯科医でもらった鎮痛剤がなくなった後は、薬局で買ってきたバファリンを飲んでいる。1回2錠、1日2回まで、と用法・用量に書かれているのだが、ここ数日、6時間おきに1日4回は飲んでいる。やめたほうがいいんだろうけど。

 浦賀和宏学園祭の悪魔』読了。感想は後日。しかし、フランクフルトは絶対に
人肉だと思ったんだけどな。次はいよいよ津原泰水少年トレチア』。

2月19日(火)
 文学板@2ちゃんねる奥泉光スレッドで、奥泉光本人が運営しているサイト「バナール主義」を発見。見てびっくりしたのは、そのアクセス数の少なさ。私のサイトより少ない(2002年2月19日20時25分現在で2566)。芥川賞作家なのに。Googleで検索すると、上位から5番目にプロフィールのページがようやく出てくるという有様。ネット上の言動で注目されながらも作品がまったく発表されないよりは、作家として断然正しいとは思うけど、もうちょっとまめに更新してアクセス数を稼いでもいいんじゃないでしょうか。もっとも、分量的には物足りないとはいえ、日常を綴った連載エッセイや自作解説など、コンテンツはなかなかおもしろいです。(追記:更新情報を見たら、実質的に運営がはじまったのは2001年10月から。そうだよなぁ。1999年12月からでは、いくらなんでもアクセス数が少なすぎるもの)

 抜歯したあとがだんだん痛くなってきて、鎮痛剤を飲んでいる。続けて飲むときは6時間たってから、と医師に注意されたのだが、効果は3〜4時間といったところで、薬が切れると結構つらい。浦賀和宏学園祭の悪魔』を読みはじめたものの、通勤電車の中で本を開く気にならず、一向に進まない。次に津原泰水少年トレチア』がひかえているというのに。

 今さらなんですが、2月2日に結婚しました。キリスト教徒でもないのにホテルのチャペルで教会式をあげて、ホテルの会場で披露宴をやりました。お色直しとかキャンドルサービスとかスピーチとか余興とかをやるベタな披露宴でした。指輪の交換で手をすべらせて指輪を落としてしまったり、キャンドルに火をつけるトーチに火がつかず、急遽、隣の披露宴会場から別のトーチを借りてきたり、点火した途端、メインキャンドルの芯が落ちてしまったり、トラブルが絶えませんでしたが、なかなかおもしろかったです。2002年2月2日という日付は2並びだとか夫婦の日だとかいう理由ではなく、2人とも花粉症なので花粉がとびはじめる前に、という消極的な理由で選んだのでしたが、ホテルは盛況で、同じ日に12組の結婚式・披露宴が行われていたそうです。3月になって引越が終われば(まだ同居していないのです)、サイトの更新ももう少し頻繁に行えると思います。

2月16日(土)
 すが(糸圭)秀実「帝国」の文学』読了。読んでいて結構おもしろかったんだけど、私の知識不足ゆえ文脈を正確に理解し損ねている部分が多々あると思われるので、あまり内容につっこんだことは書かない。そもそも、「大逆事件」についてよく知らないんだよな。いいのか、それで。

 SEGA/SEGA-AM2バーチャファイター4』(PS2)。身近にゲーマーはいるけれど、なぜかバーチャ・プレイヤーがいないので、対戦できず非常に寂しい。やっぱりゲーセンでやるべきかな。グラフィック的には『3』のほうが好き。蝋人形のような青白い『3』のジャッキーが好きだった。エスケープボタンを廃止したのも個人的には納得がいかない。まあ、もっとやり込めば意見が変わるかもしれないけど。
 それにしても、このゲームをやったSEGAファンが何となく複雑な気持ちになるのは、今まで何度も繰り返されてきた「DC(or SS)版→手抜き」、「PS版→サービス満点」といった構図をSEGA自身が反復しているという点にあるのだろうな。『バーチャファイター3tb』の時点でアーケードからの移植作としてこれくらいの完成度を見せていれば、少しは状況が違っていた……なんてことはないか、やっぱり。

 押井守・監督起動警察パトレイバー2 THE MOVIE』をDVDで観る。劇場公開時に観に行ったんだけど、記憶に残っているよりはるかに地味な作品だったので驚いた。キャラクタと細部の描写が素晴らしい。原作の「廃棄物13号」を映画化した『WXIII PATLABOR THE MOVIE3』が傑作らしいので、これは観に行こうかと思っている(やっぱり途中でトイレに立つことになるとは思うんだけど)。

 親不知を抜く。永久歯の抜歯は初めて。左下の歯を抜いたんだけど、麻酔がきれたあとも想像していたより痛みも少なく、腫れることもなかった。でも、やっぱりものを食べづらいのが困る。

 今月末に引っ越すので、荷物をまとめなければならないのだが、まだほとんど手をつけていない。それにともなって、ネット接続の環境が変わるため、このサイトも移転する予定。新しいアドレスは追って告知します。もっとも、現プロバイダの会費は年払いにしているので、今年の10月くらいまではここも残しておくつもり。

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