フランス語

簡単なフランス語

フランス語は俗ラテン語から変化した、フランス北部のオイル語が発祥。
ベルギー、スイス、カナダ、北アフリカや西アフリカの諸国等の多くの国で話されてます。
およそ7,000万人がフランス語を母語としています。

【1】フランス語の語順は英語と同じ

例えば、
「私は愛しています」は、
【英語】I love.が
【仏語】J’aime.となります。
フランス語ではa i u e oが連続する発音を嫌い省略形にします。

【2】フランス語の男性名詞・女性名詞と冠詞

全ての名詞がこのように男か女に分かれています。
イタリア語もスペイン語もドイツ語もロシア語も、同じように男性名詞と女性名詞に分かれています。
(ドイツ語・ロシア語では中性名詞もあります。)

フランス語では、名詞が男性名詞なのか、女性名詞なのかで、名詞の前に置く「冠詞」が変わります。
This is a pen.
C'est un stylo.(セ・タン・スティロ)

男性名詞 冠詞はun アン
女性名詞 冠詞une ユンヌ

フランス語では名詞の前には必ずun (アン)か une (ユンヌ)を付けなければならないというルールがあります。
(例外あり。)


【3】人称代名詞


彼女 人は
人々は
私達
(口語)
etc
私達 貴方
貴方達
君達
彼ら 彼女ら
je (j') tu il elle on nous vous ils elles

【4】前置詞

前置詞とは、à(en), de, dans, en, sur, sous, par, pour, avec, chez を言います。

例えば、
「à + (男性名詞の)場所」 で、「~に」「~で」と場所を表します。
Je vais à Tokyo. (ジュ ヴェ ア トキョ・東京に行く。)
Je mange à Tokyo. (ジュ モンジュ ア トキョ・東京で食べる。)

場所が女性名詞の時は、an (アン)になります。
Je vais en France. (ジュ ヴェ アン フランス・フランスに行く。)

「de + 場所」 で、「~から」と出身や出発点を表します。
Je viens de Tokyo. (ジュ ヴィアン ドゥ トキョ・私は東京から来ました。)

「名詞 + de + 名詞」 で、「~の~」という意味になります。
名詞と名詞の間に de がある時は、「の」と訳します。
La maison de la mort (ラ メゾン ドゥ ラ モール・死の家)
L'histoire de la france (リストワール ドゥ ラ フランス・フランスの歴史)

「dans + 名詞」 で、「名詞 "の中で"」と、中に入っている状態を表します。
dans le train (ドン ル トラン・電車の中で)
dans la tête (ドン ラ テット・頭の中で)
dans le supermarché (ドン ル スュペールマルシェ・スーパーの中で)
Je dors dans le train. (ジュ ドール ドン ル トラン・私は電車の中で寝る。)

「en + 乗り物」 で、どんな方法で、どんな交通機関で行くか(来るか)を表します
Je vais en train. (ジュ ヴェ アン トラン・私は電車で行く)
Il vient en bus. (イル ヴィアン アン ビュス・彼はバスで来る。)
Je pars en voiture. (ジュ パール アン ヴォワチュール・車で出発する。

「sur + 名詞」 で、「~の上に」あるという状態を表します。
sur la chaise (スュール ラ シェーズ・椅子の上に)
Le livre est sur la table. (ル リーヴル エ スュール ラ ターブル・本はテーブルの上にある。)

「sous + 名詞」 で、「~の下に」あるという状態を表します。
sous la chaise (スー ラ シェーズ・椅子の下に)
Le livre est sous la table. (ル リーヴル エ スー ラ ターブル・本はテーブルの下にある。)

「par + 人」 で、「~によって」と、誰によってなされたのかを表します。
par moi (パグ モワ・私によって)
par toi (パグ トワ・きみによって)
par Hiroko (パグ ヒロコ・ひろこによって)

前置詞の後ろの人称代名詞は、
私 je → moi モワ
キミ tu → toi トワ
彼 il → lui リュイ
彼ら ils → eux ウー
と変化します。

「pour + 名詞」 で、「~のために」を表します。
pour moi (プグ モワ・私のために)
pour toi (プグ トワ・きみのために)
pour Hiroko (プグ ヒロコ・ひろこのために)
pour la france  (プグ ラ フランス・フランスのために)

「avec + 名詞」 で、「~といっしょに」を表します。
avec moi (アヴェク モワ・私といっしょに)
avec toi (アヴェク トワ・きみといっしょに)
avec Hiroko (アヴェク ヒロコ・ひろこといっしょに)
Tu viens avec moi! (チュ ヴィアン アヴェク モワ・きみは私といっしょに来て!)
Il va venir avec moi. (イル ヴァ ヴニール アヴェク モワ・彼は私といっしょに来ます。)

「chez + 人」 で、「誰々さんの家で」を表します。
chez moi (シェ モワ・私の家で)
chez toi (シェ トワ・きみの家で)
chez Hiroko (シェ ヒロコ・ひろこの家で)
Tu vas chez Hiroko. (チュ ヴァ シェ ヒロコ・きみはひろこの家に行く。)
Je vais jouer chez lui. (ジェ ヴェ ジュエ シェ リュイ・私は彼の家で遊びます。)

【5】フランス語は6文型


第4文型が英語にはない。


 
 第1文型  S V  Vは自動詞  Il va à Paris. Il va en France.
 第2文型  S V C  Vは繋合動詞  Il est gentil.Il est étudiant.
 第3文型  S V OD  Vは直接他動詞(1)  Il a un dictionnaire.
 第4文型  S V OI  Vは間接他動詞  La réussite dépend de vos efforts.
 第5文型  S V OD OI  Vは直接他動詞(2)  Je donne ce dictionnaire à Pierre.
 第6文型  S V OD C  Vは直接他動詞(3)  Je trouve ce livre intéressant.

第1文型(S + V)


  Il va à Paris.(彼はパリに行く)
 
  Il va en France.(彼はフランスに行く)

va は自動詞 aller(行く)の現在(3人称単数)です。
文の要素で分けると、「Il」が「主語(S)」、「va」が「動詞(V)」になります。
「à Paris(パリに)」や「en France(フランスに)」は、いわば「付けたし」で、状況によって色々と変化します。
こういう要素を「状況補語」と呼びます。

第2文型(S + V + C)

  Il est gentil.(彼は優しい)

  Il est étudiant.(彼は学生です)

「est」は自動詞 être(~である)の現在(3人称単数)です。
文の要素に分けると、「Il」が「主語(S)」、「est」が「動詞(V)」で、形容詞の「gentil(優しい)」や名詞の「étudiant(学生)」が「属詞(C)」。
「属詞」というのはフランス語文法特有の用語ですが、英語の「補語」と同じです。詳しくは下記「文の要素について」を参照してください。

第2文型では、S と C がほぼイコールになります(彼=優しい、彼=学生)。
このように、S と C をほとんどイコールで繋ぎ合わせる動詞のことを「繋合動詞」と呼びます。
この「属詞(C)」の部分には、基本的に形容詞がきます。「étudiant」も、いわば形容詞的に使われているので、無冠詞だといえます。

第3文型(S + V + OD)

これは理解しやすいと思います。

  Il a un dictionnaire.(彼は辞書を持っている)

「Il」が「主語(S)」、「a」が他動詞 avoir(持っている)の現在(3人称単数)で「動詞(V)」、「un dictionnaire(一冊の辞書)」が「直接目的(OD)」です。

ただし、例外的に、他動詞なのに直接目的が省略される場合もあります。

第4文型(S + V + OI)

  La réussite dépend de vos efforts.(成功はあなたの努力次第だ)

「réussite(成功)」は女性名詞なので冠詞 la がついています。「efforts」は名詞「effort(努力)」の複数形で、所有形容詞「vos(あなたの)」がついています。
「dépend」は「dépendre」の3人称単数。「dépendre de~」で「~次第だ」の意味。「dépendre」は基本的に必ず前置詞「de」とセットで用います。
文の要素に分けると、「La réussite」が「主語(S)」、「dépend」が「動詞(V)」、「vos efforts」が「間接目的語(OI)」です。
ちなみに「de」は前置詞で、前置詞は「文の要素」に分けるときはカウントしません。

第4文型はフランス語で鍵を握る文型です。第4文型で使用する間接他動詞は「de」か「à」とセットで用いますが、「de + 物」ならフランス語特有の中性代名詞「en」や関係代名詞「dont」に代わり、「à + 物」なら中性代名詞「y」や関係代名詞「auquel」に代わるからです。

第5文型(S + V + OD + OI)

  Je donne ce dictionnaire à Pierre.(私はこの辞書をピエールに与える)

「donne」は他動詞「donner」の現在(1人称単数)。「ce」は「この」。
「donner A à B」で「AをBに与える」。目的語を2つとるわけです。「A」が直接目的、「B」が間接目的。この例文では「ce dictionnaire」が「A」、「Pierre」が「B」にあたります。
文の要素で分けると、「Je」が「主語(S)」、「donne」が「動詞(V)」、「ce dictionnaire」が「直接目的語(OD)」、「Pierre」が「間接目的語(OI)」です。
この文の受動態の作り方については、こちらに書いてあります。 この第5文型の場合、「donner A à B」の「A」と「à B」を逆にして「donner à B A」と言うことも可能です。つまり、
  Je donne à Pierre ce dictionnaire.

と言うこともできます。

もうひとつ例文を挙げましょう。

  Il charge un camion de pierres.

「charge」は「charger(積む)」の現在(3人称単数)。「camion」は「トラック」。
男性名詞なので、その前の不定冠詞「un」は男性形になっています。
「pierres」は「pierre(石)」の複数形で「s」が付いています。
この文は、「彼は石のトラックを積む」と訳しては意味が通じません。
実は、「charger」は「charger A de B」で「A に B を積む」という使い方をする、「直接他動詞(2)」のタイプの動詞なのです。この場合、A が「un camion」、B が「pierres」です。つまり、「彼はトラックに石を積む」となります。
さきほどの「donner A à B」(A を B に与える)の場合は、もともと「à」に「に」という意味がありますから誤解は生まれにくいのですが、この言いまわしでは単独で「に」という意味の単語はありませんから、「charger」という動詞とセットで、「charger A de B(A に B を積む)」という使い方をする動詞なのだと捉えるしかありません。
(ちなみに、「pierres」は無冠詞になっていますが、これは前置詞 de の後ろでは不定冠詞の複数 des が落ちるという規則によるものです)
このように、「A à B」「A de B」という使い方をするタイプの動詞が存在するということを理解していないと、複雑な文を正確に読み解くことはできなくなってしまいます。

第6文型(S + V + OD + C)

  Je trouve ce livre intéressant.(私はこの本を面白いと思う)

「trouve」は他動詞「trouver」の現在(1人称単数)。
「trouver」は直接他動詞(1)で「見つける」という意味もありますが、直接他動詞(3)で「trouver A B(AがBだと思う)」という意味にもなります。この例文では、「ce livre」が「A」、「intéressant」が「B」に相当します。
文の要素で分けると、「Je」が「主語(S)」、「trouve」が「動詞(V)」、「ce livre」が「直接目的語(OD)」、「intéressant」が「属詞(C)」です。
「属詞(C)」は第2文型でも出てきます。属詞は、第2文型では「主語(S)」とイコールになりますが、第6文型では「直接目的語(OD)」とイコールになります。つまり「ce livre(この本)= intéressant(面白い)」という関係が成り立つわけです。
第2文型と同様、属詞は基本的に形容詞がきます。
第6文型の OD と C は、かなりの確率で順序が逆になります。この例文では、

  Je trouve intéressant ce livre.

と言うこともよくあります。


【6】文の要素


主語(S)

基本的に、すべての文には主語があります。文の先頭に置きます。


動詞(V)

基本的に、すべての文には動詞があります。


属詞(C)

「属詞」とは、英語の「補語」で、「付属する性質を表す言葉」です。


直接目的語(OD)

「~を」となる場合が多く、「前に前置詞がついていない」言葉のことです。


間接目的語(OI)

「~に」となる場合が多く、「前に前置詞がついている」言葉のことです。


状況補語

英語の「副詞」で「状況に応じて補う言葉」という意味です
   例外:他動詞なのに目的語を省略

他動詞なのに、例外的に目的語を省略することがあります(これを「他動詞の絶対的用法」と呼ぶことがあります)。
特に第 3 文型で、「直接他動詞」なのに直接目的語(OD)を省略するというケースが比較的多く見られますが、間接目的語(OI)が省略されることもあります。
具体的には次のような場合に省略されます。

言わなくてもわかる場合
目的語によって意味内容を限定せずに、動詞のもつ意味全体を表したい場合

【7】目的語

目的語は動作の目的を表します。日本語の「~を」に当たります。
フランス語では「語順」を使ってその名詞が目的語であることを示します。
3番目にある名詞が目的語です。
Je ne mange pas de Sushi.
(ジュ ヌ モンジュ パ ドゥ スシ・私は寿司を食べません。)
なぜdeがあるのか?複雑なので今は気にしないでください。

Parlez-vous le français?
(パルレ ヴー ル フランセ? あなたはフランス語を話せますか?)
Est-ce que vous avez fini votre devoir?
(エスク ヴ ザヴェ フィニ ヴォートル ドゥヴワール?・あなたはあなたの宿題を終えましたか?)

【8】形容詞

Vous êtes gentil. (ヴ ゼットゥ ジョンティ あなたは親切です。)
Vous avez été gentil. (ヴ ザヴェ エテ ジョンティ あなたは親切でした。)
be動詞のêtre(エートル)の過去分詞形はété (エテ)
gentilは形容詞で親切な

Tu as été gentil. (チュ ア エテ ジョンティ きみは親切でした。)
Il a été gentil. (イラ エテ ジョンティ 彼は親切でした。)
Elle a été gentil. (エラ エテ ジョンティ 彼女は親切でした。)
Nous avons été gentil. (ヌ ザボン エテ ジョンティ 私たちは親切でした。)
Vous avez été gentil. (ヴ ザヴェ エテ ジョンティ あなたは親切でした。)
Ils ont été gentil. (イル ゾン エテ ジョンティ 彼らは親切でした。)
Elles ont été gentil. (エル ゾン エテ ジョンティ 彼女らは親切でした。)


【9】疑問文は最後の「.」を「?」に変えるだけ

Tu finis.(君は終えます。)チュ フィニ
Tu finis?(君は終えますか。)チュ フィニ


【10】動詞の変化(活用)

フランス語の動詞は人称によってそれぞれ変化(活用)します。
je 「私は」、tu「君は」、il「彼は」、elle「彼女は」、on 「私達は(口語)、人は」、nous「私達は」、vous「あなたは」、ils「彼らは」、elles「彼女らは」の9つですが、il , elle, on と
ils, ellesの活用は同じですので、
je, tu, il, nous, vous, ils の6つのパターンを勉強しましょう。

動詞には

変化が規則的な「規則動詞」と
変化に全く規則性のない「不規則動詞」(4つ)
があります。


【11】規則動詞:

規則動詞は2パターンあります。
aimerのような最後がerの 「er 動詞」と呼ばれるものとfinir などの最後がirの「ir 動詞」と呼ばれるものです。
er 動詞 も ir 動詞も、主語何であっても変化するのは語尾です。
言葉で聞くと難しいですが、例を見ると簡単です。
(語幹と語尾の間に - を入れます。)

《a》規則動詞の「er 動詞」 (第 1 群規則動詞)

この語尾の部分を覚えます。語尾 「-er」をとって、
e, es, e, e, ons, ez, ent, ent
(エ エス エ エ オンス エズ エント エント)
を付けます。

aimer(エメ)  意味:愛する、好き


 
主語 動詞 発音
Je    私    (ジュ) aim-e (エメ)
Tu    君    (チュ) aim-es (エメ)
Il    彼    (イル) aim-e (エメ)
Elle   彼女   (エル) aim-e (エメ)
Nous   私たち   (ヌ) aim-ons (アロン
Vous   あなた   (ヴ) aim-ons (エモン
Ils    彼ら   (イル) aim-ent (エム)
Elles   彼女ら  (エル) aim-ent (エム)

donner(ドネ)  意味:与える


 
主語 動詞 発音
Je    私    (ジュ) donn-e ドンヌ
Tu    君    (チュ) donn-es ドンヌ
Il    彼    (イル) donn-e ドンヌ
Elle   彼女   (エル) donn-e ドンヌ
Nous   私たち   (ヌ) donn-ons ドノン
Vous   あなた   (ヴ) donn-ons ドネ
Ils    彼ら   (イル) donn-ent ドンヌ
Elles   彼女ら  (エル) donn-ent ドンヌ


■第1群規則動詞の特徴

・je と il (elle)が完全に同じ形になります。 tu では、これに s が追加されます。
・発音上は、je, tu, il(elle), ils (elles)の 4 つが完全に同じ発音になります。
・なぜなら、tu の語尾 -es は e も s も発音せず、また 3 人称複数(ils)の語尾 -ent は発音しない
(=全時制共通の規則)からです。
・つまり、発音上は 3 通り(je, tu, il, ils のグループと、nous と vous)しか存在しないことになります。


《b》規則動詞の「ir 動詞」 (第 2 群規則動詞)


finir(フィニール)  意味:終える


 
主語 動詞 発音
Je    私    (ジュ) fini-s (フィニ)
Tu    君    (チュ) fini-s (フィニ)
Il    彼    (イル) fini-t (フィニ)
Elle   彼女   (エル) fini-t (フィニ)
Nous   私たち   (ヌ) fini-s-sons (フィニソン)
Vous   あなた   (ヴ) fini-s-sez (フィニセ)
Ils    彼ら   (イル) fini-s-sent (フィニス)
Elles   彼女ら  (エル) fini-s-sent (フィニス)

■第2群規則動詞の特徴

・je と tu が完全に同じ形になります。il (ele)は s の代わりに t になります。
・発音上は、je, tu, il (elle)の 3 つが完全に同じ発音になります。
・複数形では、語幹が finiss という形に変化しますが、複数形の語尾は第1群規則動詞と同じ(-ons, -ez, -ent)
 になります。


【12】不規則動詞:


不規則動詞一覧表


aller(アレ)  意味:行く


 
主語 動詞 発音
Je    私    (ジュ) vais (ヴェ)
Tu    君    (チュ) vas (ヴァ)
Il    彼    (イル) va (ヴァ)
Elle   彼女   (エル) va (ヴァ)
Nous   私たち   (ヌ) allons (アロン)
Vous   あなた   (ヴ) allez (アレ)
Ils    彼ら   (イル) vont (ヴォン)
Elles   彼女ら  (エル) vont  (ヴォン)


動詞のつづりに注目して頂きたいと思います。
vaisとかvasとかallonsとかです。
これ全部同じ動詞なんですよ。
全部同じ動詞なのに、主語が変わるだけで動詞が全く違っているのがお分かり頂けますでしょうか?。
これが不規則動詞なんです。
この aller (行く)に関しては規則性が全くないので、まさに丸暗記するしかありません。
暗記しないと書けません。そして喋れません。
これが不規則動詞です。

【13】過去形の作り方

主語 + avoir(アヴォワール) + 動詞の過去分詞形
で作れます。
avoir の部分は主語によって変化します。(動詞の活用)
例文:J'ai mange. (ジェ モンジェ・私は食べた。)
これを学びます。

avoir(アヴォワール)はもともとは「持つ」という意味の動詞なのですが、過去形を作るために使われます。
「私は食べるという状態を持つ!」→「私は食べた。」
苦しいですが、そのように転じて過去形を作るために使われるようになりました。
ちなみに avoir の変化(活用)は以下の通りです。

avoir(アヴォワール)  意味:持つ


 
主語 動詞 発音
Je   私  (ジュ) J'ai  (ai)  mangé. エ モンジェ
Tu   君  (チュ) as  mangé. ア モンジェ
Il   彼  (イル) a  mangé. ア モンジェ
Elle  彼女 (エル) a  mangé. ア モンジェ
Nous  私たち (ヌ) avons mangé. アヴォン モンジェ
Vous  あなた (ヴ) avez  mangé. アヴェ モンジェ
Ils   彼ら (イル) ont  mangé. オン モンジェ
Elles  彼女ら(エル) ont  mangé. オン モンジェ


【13】未来形の作り方

主語 + aller + 動詞の原型


aller(アレ)  意味:行く


 
主語 動詞 発音
Je   私  (ジュ) vais  manger. ヴェ モンジェ
Tu   君  (チュ) vas  manger. ヴァ モンジェ
Il   彼  (イル) va   manger. ヴァ モンジェ
Elle  彼女 (エル) va   manger. ヴァ モンジェ
Nous  私たち (ヌ) allons manger . アロン モンジェ
Vous  あなた (ヴ) allez  manger . アレ モンジェ
Ils   彼ら (イル) vont  manger. ヴォン モンジェ
Elles  彼女ら(エル) vont  manger . ヴォン モンジェ


【14】否定形の作り方

否定形は

主語 + ne(ヌ) + 動詞 + pas.(パ)


さて、
ne はよく省略されます。pas だけで否定文を作ることがあります。
例えば
Je parle pas. (私は話しません。)

ne を省略するのは本来は正しいとは言えません。
が、会話ではよくあります。

【15】疑問文の作り方

疑問文の作り方は3通り存在します。

Vous parlez le francais. (ヴ パルレ ル フランセ  あなたはフランス語を話せます。)
を例に説明したいと思います。

①Vous parlez le francais? 
→最後に?をつけるだけ。

②Est-ce que vous parlez le francais? 
→文の前に Est-ce que (エスク) を付け足す。 ②は①に比べて丁寧な質問になります。
Est-ce que (エスク)は「質問しまーす!」という宣言です。

③Parlez-vous le francais? 
→主語と動詞の順番を入れ替える
すごく丁寧な疑問文になるのですが、丁寧すぎて使えるシチュエーションがすごく限られます。

【16】形容詞・名詞を使った文の作り方

Tu es belle. チュ エ ベッル
主語と形容詞を=(イコール)の関係で結ぶ時と、名詞と名詞を=(イコール)の関係で結ぶ時、間にetreを入れる決まりになっています。

etre (エートル) 意味:という状態である



 
主語 動詞 発音
Je   私  (ジュ) suis スイ
Tu   君  (チュ) es
Il   彼  (イル) est
Elle  彼女 (エル) est
Nous  私たち (ヌ) sommes ソム
Vous  あなた (ヴ) etes エットゥ
Ils   彼ら (イル) sont ソン
Elles  彼女ら(エル) sont ソン

さて、
この形容詞・名詞に関してものすごくめんどくさいことが一つあります。
それは、主語が男か女かによって、後ろの形容詞・名詞が若干変わってしまう場合があります。
例えば、自分が男の場合、「私は学生です」は

Je suis etudiant. (ジュ スイ エテュディオン)
ですが、自分が女だった場合
Je suis etudiante. (ジュ スイ エテュディオント)
となります。

違いがわかりますか?
女の場合、最後にeが加わっていますね。
他には
Je suis serveur. (ジュ スイ セルヴール 私はウェイターです)
Je suis serveuse. (ジェ スイ セルヴース 私はウェイトレスです)
など。
男であるか女であるかによって後ろの名詞がわずかに変わる事があります。
「事がある」というのは、変わらないこともあるんです。
例えば
Je suis un medecin. (ジュ スイ アン メデゥサン 私は医者です。)
は男も私も同じです。

【17】便利な表現 C'est・・・ (セ・これは)

Ce (ce・ス)は「これ・それ」という意味です。
ce + est で C'est となります。発音の関係でそうなります。

C'est + 形容詞(や名詞)
で「これは~です。」という文になります。

("これ"と"それ"はフランス語ではあまり区別がありません。)
とても便利な表現ですのでぜひマスターして使ってみてください。

C'est super! (セ スュペール・それはすごい!)
C'est magnifique! (セ マニフィーク・それは素晴らしい。)
C'est grand. (セ グゴン・これは大きい。)
C'est petit. (セ プティ・これは小さい。)
C'est un stylo. (セ タン スティロ・これはペンです。)


【18】便利なフランス語

Bonjour (ボンジュール)
おはよう。こんにちわ。

S'il vous plait(スィルブプレ)
お願いします。
英語のplease(プリーズ)にあたる。何かをお願いするときに使う。
フランスではS'il vous plait を使ったりして丁寧に言わないと良くないことが起こるかも。

Merci.(メルスィー)
ありがとう。
いつでもどこでも良く使う。駅でもお店でもカフェでも、積極的に使おう。
言い過ぎても言い過ぎることのない言葉。言われることも多いので、理解できるとうれしい。

Au revoir.(オ・ヴォワール)
さようなら。
お店のレジでは使う。ものすごーくよく使いそうだけど、案外使わなかったりする。初心者には発音が大変難しい。

Pourquoi?(プークワ?)
なぜ?なぜですか? 言ってはみたものの、返ってきた答えが理解できないことも多い。

Pas du tout.(パドュトゥ)
いいえ、まったく。 以前、私がピザ屋へ行ったとき、私のフランス語が全く通じなくて、店員に「英語はしゃべれますか?」とフランス語でたずねたらPas du tout.と言われました。

C'est bon.(セ・ボン)
大丈夫です。いいえ、けっこうです。それでかまいません。などなど・・・
よく使います。1日に1回は使います。
日本語の「けっこうです。」に当たる表現です。

Ca va?(サバ?)
元気?調子はどう?
親しい人からは1日1回は言われる言葉です。サバ?(元気?)と聞かれたら答えもサバと答えれば良いです。
目上の人に言うとちょっと失礼になります。

Je ne comprends pas.(ジュヌ コンポンパ)
わかりません。理解できません。
困ったときはこの言葉で逃げましょう。

Je ne sais pas.(ジュヌ セパ)
知りません。
知らないときに使いましょう。(当たり前か。)

Je suis + (自分の名前など)
(ジュ スュイ)
私は~です。
自己紹介するときなどに使いましょう。

 


【19】フランス語のミニフレーズ

 Excusez-moi    すみません(謝る)
 De rien    どういたしまして
 Mercin    ありがとう
 S'il vous plaît    ①お願いします。②どうぞ
 Enchanté    はじめまして
 Ca va bien, merci    ええ、元気です。
 Comment allez-vous?    お元気ですか?
 Salut    バイバイ
 Bonne Nuit    お休みなさい
 Bonsoir    今晩は
 Bonjour    おはようございます。こんにちは
 Comment vous appelez-vous?    お名前は何といいますか?
 Je m'appelle...    自分の名前をどのように言って?
 On y va!  オンニバ  行きましょう!
 Au revoir  オ ルヴワール  さようなら
 Qu'est-ce que c'est?  ケスクセ?  これは何ですか?
 C'est...  セ  それは~です
 Désolé  デゾレ  ごめんなさい。/ 残念です。
 Je ne parle pas français   ジュ ヌ パルル パ (ビヤン) フランセ  フランス語が話せませんう
 Tu es / T'es  チュエ  あなたは
 Je t'aime  ジュテーム  愛してる
 C'est délicieux!  セ デリシュ  とってもおいしいです!
 Lundi  ランディ  月曜日
 Mardi  マルディ  マルディ 火曜日
 Mercredi  メルクルディ  水曜日
 Jeudi  ジュディ  木曜日
 Vendredi  ヴァンドゥルディ  金曜日
     
 Dimanche  ディマンシュ  日曜日
 Pourquoi?  プルクワ  なぜ?
 C'est combien?  セコンビヤン  いくらですか?
 l'alphabet  アルファベ  フランス語のアルファベット
 il est / elle est  イレ エレ  彼男 は / 彼女は
 Bon Courage  ボン クラージュ  頑張って
 Mademoiselle  マドモアゼル  未婚の女性
 Medemoiselles  メドモアゼル  大勢の未婚の女性
 Madame / Mesdames  マダム / メダム  夫人
 Monsieur / Messieurs  ムッスィユー / メッスィユー  男性への呼びかけ~氏
 Fais Attention!  フェアタンスィオン!  気をつけてね
 D'accord  ダコー  なるほど / わかりました
 Bourgogne  ブルゴーニュ  ブルゴーニュ(ワイン)
 épouse moi!  エープーズン モワ  結婚してください
 Allô!  アロ  もしもし
 pâté  パテ  (料理)
 Noël  ノエル  クリスマス
 Tu es beau!  チュエ ボー  (男の)あなたは美しいです
 T'es beau  テボー!  (男の)あなたは美しいです
 Tu es belle  チュエ ベル  (女の)あなたは美しいです
 Félicitations  フェリシタスィオン  おめでとうございます
 Meilleurs Vœux !  メイユールブー  成功を祈る
 Je fais de mon mieux!  ジュ フェ ドゥ モンミィユ  がんばります
 Ah bon  アボン  そうですか
 Francophone  フランコフォン  フランス語を公用語とする国
 Oh là là!  オーララ!  え!
 Bonne Année!  ボン アネ  あけましておめでとう!
 La lettre au Père Noël  ラ レテ? オ? ペル ノエル  サンタクロースへの手紙
 Sapin de Noël  サパンド ノエル  クリスマスツリー
 Joyeux Noël  ジュワイユ ノエル  メリークリスマス
 Pouce!  プース  親指
     

【20】発音

R の発音について
「ガー ガー」 Ra Ra
「ギー ギー」 Ri Ri
「グー グー」 Ru Ru

リエゾンについて
C'est un stylo. (セ タン スティロ ・ これはペンです。)
例 en Italie (イタリアで)
アン + イタリ ですが、ア ニタリ になります。
例 mes amis (私の友達)
メ + アミ ですが、メ ザミになります。

単語の最後の子音は(小さすぎて)発音しないことが多い
Petit (プティ・小さい)
Grand (グガン・大きい)
vous (ヴー・あなた)
plat (プラ・メイン料理)
dessert (デセール・デザート)

au で オ
eau で オー

ou で ウ
Jour (ジューグ・日)
Poumon (プモン・肺)
Vous (ヴー・あなた)

oi で ワ
pouvoir (プヴォワール・できる)
oiseau (ワゾー・鳥)
moi (モワ・私)
Bonsoir (ボンソワール・こんばんは)

ei で エ
例:La seine (ラ セーヌ・セーヌ川)
seize (セーズ・16)

ai で エ

eu で ウー
例:bleu (ブルー・青)

œu で ウ
例:sœur (スール・姉妹)




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