日記(2000年 2月)

2月 1日(火) うるう年。 カレンダーを見れば判ると思いますが,今年はうるう年です。現在使われているグレゴリオ暦では,うるう年は次の様に決められています。まず,西暦4桁の数字(今年だったら2000)を4で割って,割りきれたらうるう年。ここら辺は誰でも知っていますよね。ただし,100で割って割りきれる年は,うるう年にはなりません。しかし400で割りきれる年はうるう年になります。つまり今年は400年に一度の特別な年なんです。Y2K問題は一応クリアできましたが,この問題もコンピュータを扱っている人間からすれば,結構やっかいな問題なのです。今度も無事に過ぎるといいのですが。

2月 2日(水) プロ野球キャンプイン。 昨日プロ野球のキャンプが始まりました。テント張ったりバーベキューしたりもしないのに,何でキャンプって言うんでしょう。それはともかく,今年一番の話題は,長嶋監督の背番号3の復活なんでしょうか。私はあくまでも巨人ファンであって,長嶋ファンではないので言ってしまいますが,60過ぎのオッサンがウィンドブレーカーを脱ぐ瞬間を追う,多数の報道陣を見ると笑ってしまいます。本来主役であるはずの選手は,一体どうなっているんでしょう。巨人の選手補強に関してはいろいろ疑問もありますが,こうなったら先発投手が完投して,中心打者が打ちまくって,スカっと勝つ野球を見せてもらいたいですね。

2月 3日(木) 小菅の湯。 今日は会社お休み(代休)。妻Mと山梨県の小菅の湯に出掛ける。近くにある日帰り温泉では,ここが一番のお気に入り。青梅街道を進み奥多摩湖に差し掛かる当たりから,道の脇には雪が見られ始める。1時間ちょっとで着いてしまったので,一番乗りだ。広々としたお風呂に浸かるのは気持ちがいい。皆は仕事してるのかと思うと,さらにゆったりとした気分になる(会社から携帯に電話が入って来たが)。浴衣に着替えて飲むビールの美味しい事。焼き鳥,イカ焼き,鳥の唐揚等を食べる。居酒屋みたいだ。帰りにあわび茸他数種類のきのこを買って,今日はきのこ鍋だ。

2月 6日(日) バーバリーのスカート。 昨日は会社に泊まりで,明日は妻Mの28回目(著者注:キーボードの打ち間違いあり。)の誕生日なので,立川駅で待ち合わせて,プレゼントを買いに行く。春物のスカートが欲しいそうだ。そんな物,河辺駅前にある我等が味方,西友で買えばいいのにと思うのだが,高島屋に入って行く。2階フロアの売り場は妻Mには若過ぎ,4階は妻Mの方が若過ぎと言う感じで3階の売り場で探す。気に入ったのは明るい色のチェック柄の長いスカート。バーバリー何て書いてある。「うっ,高い。」と思ったが,まあいいか。何か見返りはあるだろう。ケーキやらワイン等をついでに買う。床屋に行ったら眠くて爆睡。

2月10日(木) 「何だ,バカヤロー。」 昨日元ドリフターズの荒井注さんが亡くなりました。亡くなった事もそうですが,何と言っても驚いたのは71歳だったと言う事です。もうそんな年だったんだ。子供の頃,「8時だヨ!全員集合」が好きで,毎週楽しみにしていました。注さんが客席やカメラに向かって吐く,このセリフがいつ出るかワクワクしたもんです。ドリフを脱退した後も,たまにテレビで目にする事はありましたが,注さんのイメージはこの時で止まっていました。当時この番組は低俗番組の代表として様々な批判にさらされていましたが,最近の「芸」とは言えないお笑いタレントのギャグを見るにつけ,あの番組が懐かしく思われます。ちょっとふて腐れた様な表情でキーボードを弾いていた姿が懐かしいですね。ご冥福をお祈り致します。

2月11日(金) 佐野厄除大師。 恒例の佐野厄除大師へお参りのついでにラーメンを食べに行く。どっちが主目的なのか,判ったものではないのだが。3連休の初日に事故が重なって,東北道は大渋滞。昼近くになって到着した佐野厄除大師の方も大混雑。祈祷を受けるのは諦めて,簡単にお参りを済ます。ラーメンの方は,大師近くにある,赤見屋支店へ。青竹打ちの麺にしては硬く,スープもあっさりしすぎ。うーん,佐野では未だに岡崎麺を超えるラーメン屋に出会えませんねえ。帰りの道はさすがに順調。明日父を誘ってスキーに行くので,立川の実家まで往復する。

2月12日(土) スノーパル.オグナ.ホタカ。 今日は家族4人+私の父の5人で,尾瀬のスキー場に出掛ける。5時に家を出て8時に到着。天気はいいのだが風が強く寒い。僕はスノーボードとスキー両方を持ってきたのだが,最初はボード。今回でボードは3回目なのだが,緩斜面では気持ち良く滑る事ができる。しかし休憩しようとしてゲレンデ下の平坦なゲレンデを滑っている時に,いきなり転倒し左胸を強打してしまう。その後はスキーに切り替えたのだが,長女Mはストックを,長男Tは何とスキー板を,リフトから落としてしまう。どうやったらリフトに乗っている時に板が外れるんだ。

2月13日(日) 再び肋骨を骨折。 昨日ボードで転んで強打した左胸が痛いので,病院に行った。肋骨の先の肋軟骨の骨折だそうだ。スノーボード恐るべし。スキーの場合だったら,転ぶ直前には転ぶって判るんだけど,ボードの場合いきなり放り出される様に転ぶ時がある。全く受身なんて取れなかったもんね。まあ頭じゃなくて良かったと思うべきか。これで来週の青梅マラソンはもちろん,3月5日の三浦マラソンもパーか。シドニーの出場権が掛かっている訳じゃないからいいんだけど。しかし去年に続いて2回目の肋骨骨折。また1ヶ月近く,胸部を締め付けられる生活か。夜はサッカーでシンガポールとの一戦。勝つには勝ったが,大丈夫か,トルシエ。

2月14日(月) 胸が痛い。 まあ骨折しているんだから当たり前の事なんですが,胸が痛い。歩くと痛い,寝返りを打つと痛い,咳をすると痛い,くしゃみなんてとんでもない。後ろを振り返ると痛い,左手を上げると痛い,立ったまま靴下が履けない,セーターが脱げない。不便この上ない。一応左胸に湿布をして,下着の上から大きなパッドで絞めつけられているから苦しい。自業自得だから,誰を恨む事の出来ないもどかしさ。早く直ってくれないと,今年のスキーシーズンは終わってしまうではないか。後一回はスノボやりに行きたいもんネ。だけどそこで怪我したら,笑い話にはならんよなあ。やっぱスノボは諦めて,ファンスキーに転向しようかな。

2月18日(金) i−mode。 今日DoCoMoのD502iが届いた。カラーi−mode対応の携帯電話だ。今まで使っていたP207は1年くらいしか使わなかったけど,会社の金だからいいっか。まあパソコンだって毎年新しいのに換えてるんだし。今日は仕事そっちのけで新しいオモチャで遊びまわり。まあ回りでは皆仕事してるんで,着メロなど音の出るのは止めておいたが。しかし凄い機能ですねえ。マニュアルなんかはなっから読む気は無いのですが,まあ全ての機能は使いこなせないでしょうね。今,体が不自由なもんですから,週末はこれで遊ぼう。あっと,ACアダプタも家に持って帰った方がいいかな。

2月20日(日) 第34回青梅マラソン。 今日第34回青梅マラソンが行われました。私も出走予定だったのですが,骨折の為棄権でした。昨日受付だけはして,参加賞のTシャツだけは貰ってきました。すぐ近くでやっているので見に行こうかなとも思ったのですが,雪もちらついていたのでテレビ観戦していました。実は加入しているケーブルテレビでは朝10時から午後4時くらいまでずっと中継しているんです。でも普通のマラソン中継のように,中継車が何台も出てトップランナー達を映している訳ではないので,後半なんかはゴール地点を延々と映していたりします。走っている人達を見ていて,羨ましかったです。

2月21日(月) 私はクレーマー。 昨日ビールを飲もうと栓を開けたところ,ビールビンの口が割れ,破片はビールビンの中へ。気持ち悪かったので飲むのを諦めたのですが(他のを飲みました),興味があったので,そのビール会社宛にメールを送りました。別にクレームをつけるつもりではなく,間違えて飲み込んでしまった場合どうなるか聞きたかっただけなのですが。以前,○芝でのクレーム処理がインターネット上で問題になったせいかどうかは知りませんが,非常に丁寧な対応に恐縮してしまいました。飲食関係の会社って,消費者からのクレームには敏感なんでしょうね。しかしもしかしたら,悪質クレーマーのリストに載ってしまったかな。そんな事無いんですよ,○○○ビールの雨○さん。

2月25日(金) エベレスト初登頂。 NHKで去年5月の,マロリーの遺体発見のドキュメンタリーを放送しておりました。世界最高峰であるエベレストの初登頂は1953年のヒラリーとテンジンとなっております。しかしその29年前,イギリスの登山家マロリーによって初登頂は成されたのではないか,と言う謎が残されています。何故なら頂上へ向かうマロリーの姿が目撃されてはいるものの,彼は生きて帰ってこなかったからです。マロリーはカメラを持っていきました。もしこのカメラが遺体とともに発見されれば,エベレスト登山史が塗り返される可能性があった訳です。しかし彼の遺体は見つかりましたが,残念な事にカメラは発見されませんでした。やはり謎は謎のままの方がいいのかも知れません。何となくほっとしました。

2月26日(土) 平成たぬき合戦ぽんぽこ。 昨日ビデオで撮っておいた「平成たぬき合戦ぽんぽこ」を見る。高畑&宮崎のアニメはだいたい見ているのですが,この作品は初めて見ました。東京多摩地区の開発によって,住む場所を追われたタヌキの話です。私は同じ多摩地区の立川市で育ちましたが,多摩地区の最近の変わりようは目を見張るばかりです。確かに人間の生活だけを考えれば,山を切り開き宅地にし,道路や鉄道が出来るのは便利この上無い事です。だけどそれによって失ってしまった物の大きさを忘れてはいけないと思いました。アニメの中で,タヌキ達をコミカルに描けば描くほど,手放してしまった物の大きさを思い知らされる気がしました。

2月27日(日) ミネストローネ。 妻Mがミネストローネを食べたいと言う。作った事も食べた事も無いそうだ。それは私も同様。家に何冊かある料理の本を見ると,幾通りかの作り方が載っている。要はいろんな野菜を煮込んだ物にパスタを入れたスープである。オリーブ油で摩り下ろしたニンニクと生姜,みじん切りしたセロリ,玉ねぎ,小さく切ったベーコン,ニンジン,ジャガイモを炒める。水を加えた後に湯むきしたトマトを加え煮込む。パセリ,オレガノ,バジルを入れて塩コショウで味付け。最後にゆでたパスタ(シェル)を入れて出来あがり。美味しいは美味しいんだけど,本物がどんな味だか知らないので,うまくできたのかどうかが判らない。オープン戦も始まり,いよいよ楽しみな季節だ。


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