2005-06-02(木) 左下7番のクラウンを作り直す
久しぶりに歯医者さんに行きました。
ずっと沁みている
左奥のクラウンを作り直すことにしました。
このまま痛い痛い言い続けているより
効果の出そうな処置をするほうがいいかも、と思いました。
ただ、治療にあたって、歯はどうしても、もう一度削らなければならなくて、
それは本当に最小限に止めるようにしますが、
一時的に刺激による傷みがまた出るかもしれない、とのことでした。
はい、了承済みです。
もうこのままでは一向に治る気配がないんですもの。
そして、作り直しにあたっての、私の費用の負担はありません、と、改めておっしゃってくれました。
こうして費用のみならず私の気持ちの負担も極力なくそうとしてくれる姿勢には
本当に感謝します。
痺れはまだ全然良くはならないけど、
歯科大と鍼と、
私が受けたいと思う治療を受けさせてくれていることにも感謝。
ほとんどの医者はこういう場合の保険に入っているそうなので、医院としても費用の負担は無いそうですが。
でも、自分の責任にはしたくないと逃げ腰の対応しかしてくれない医師も多いような話を聞く中、
すぐに損傷を認めてくれてしかるべき対応してくれたここの先生は、
責任感のある誠実な先生なんだと思います。
さて、今日は、作り直しにかかる時間を取っていなかったので、
次回、あらためて時間を多めに取って来院することになりました。
ところで、少し前から気付いていたのですが、
こちらの治療台のヘッドレストが、柔らかくて頭を優しく包み込むような気持ちの良いものに変わっています。
あの、二次手術のとき、ヘッドレストの当たりが固くてとても辛く、
頻繁に頭を動かしながら手術を受けたことを思い出す。
頭が痛くて本当に辛かった。何よりこれは覚えている。
あのとき、このヘッドレストだったら…。と今でも思ってしまう。
また、その際、私の手術が予定より長くかかっているらしく、
次の予約の患者さんが次々と待合室で溜まっちゃっていることが、
私は気が気じゃなかった。
いや、正確に言えば、先生が気が気じゃない状態で手術をしているだろう、
ということが、私は気が気じゃなかったのです。
急いで、処置がぞんざいになりはしないだろうかとか、
患者はちょっとしたことで不安になるもの。
私は今でも、この損傷は、そのことが関係していないだろうか? って少し思うもの。
あの日じゃなければ、って。もっとみんな落ち着いた中でやっていれば、って。
とにかく、ものすごく、泥のように疲労した手術でした。
帰ってから何もする気にならず、お風呂だけ入って、何も食べずに
そのままベッドに倒れ込んでしまったぐらい。
で、翌日、起きてみたら前日の麻酔がそのまま残っているかのように、
左下唇にまったく感覚がなかった…。
そういえば、ちょうど2年になりますね。2年前の6月3日が手術でした。
先日、この日記をずっと読んでいました、という方からメールをいただきました。
その方もインプラントによるオトガイ神経の知覚異常で、
症状が、
前回私が書いたのと同じだそうです。
「無理に口を開ける」感じ。
ああ、やっぱりそうなんだ。
知覚がおかしいだけではないのです。
気のせいではなく、やっぱり動かしにくい事実があるのです。
どうか私の神経も、皆さんの神経も、ちゃんと元どおりになりますように!
このように「自分と同じ」と思って、経過を見守ってくださっている方も希望が持てるように
治ったーー、と書ける日が来ますように!