2005-09-09(金) 発想の転換
2週間ぶりの歯科医院。
この間、先生は、沁みる左下奥歯について、様々な方法を考えてくださいました。
今までは、なるべく隙間ができないよう、クラウンの精度を上げることを考え、
それには金属を使うのが良いので、内面に金属を使用したクラウンを入れていましたが、
ここで発想をまるっきり変えて、
精度にこだわるのではなく、材質に目を向けて、
セラミック、またはハイブリッドセラミックのクラウンにしてみては…、とのこと。
(本番の歯と比べたら)わりと大ざっぱに作られた仮歯のときは痛みがなかったことを考えると、
金属が原因で中の神経に刺激を伝えてしまっているのかもしれない。
そこで思いきって、セラミックのみで作る方法を取ってみるのも一つの手、とのこと。
力のかかる奥歯にセラミックは不向きと聞いたこともありますが? と尋ねると、
最近のセラミックは強度も上がっており、またそれにプラスチックを混ぜてさらに強度を上げた
ハイブリッドセラミックというものもあるので、
その点はあまり心配しなくても大丈夫ということでした。
うーん…、確かに仮歯のときは快適だったことを考えると
その方法を取ってみたい気もしますが…。
ただ、そうするにしても、作り直しの際、新たな刺激が加えられ
それがまた痛みの原因になることもあり得るし、
セラミックで作る歯は、
強度の点から、現在の金属+セラミックで作ったものよりも
厚みを多く取りたいので、歯が少し大きくなってしまうという、
審美面での問題もままある、とのこと。
これ以上、中の歯を削ることはしたくないので、外側に大きくなってしまうそうです。
歯を削りたくないのは、もちろん私もそうなので、その問題に比べたら見た目などは気にしませんが…。
ちらっと気になることと言えば、セラミックで作り直してみて、
またダメだったら、どうしよう〜。ということ。
痛かったら痛かったでそのときは仕方ないけど、
そのことを考えると、今からなんとなく申し訳ない気持ちになってしまうわ…。
仮歯での具合が良かったので、仮歯のまま…、というのは、
やはり無理な話なのだそうです。2ヶ月ぐらいだったら問題ありませんが、
長い目で見ると、プラスチックという性質上、汚れも吸収しやすく、
歯周病などの原因になってしまうとのこと。
医師としてはそんなことできない、という感じかな?
仮歯の時は痛みが出なかったというのも、
先生としては、ちょっと理解できない、
という感じでした。
うーん、困ったもの。
クラウンを作り変える前は何ともなかったんだけどねえ。
そういえばあれは総金属だったんだけどねえ。(ブリッジ切断後のもの)
セラミックに作り変えるかどうかは、あとは私の気持ち次第だそうです。
ただ、これがもうほとんど最終的な方法なので、
もし、今の段階で、沁みる度合いが改善されているようであれば、
そのまま治ることに期待したい、ということも。
うーん、その沁みる程度の変化も、数値的に測れるわけではないので
何ともはっきり言い難い…。
とりあえず、私も少し検討する、ということで、今日のところは薬を塗るだけにして、
次回、どうするか決める、ということになりました。
氷水などは確かに沁みる。
でも、以前ほどではなくなってきているような。でもこのまま治るかどうかは。
さあ、どうしたらいいかなぁ。