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インプラント日記 : インプラントその後 61

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2008-05-20(火) 久しぶりに、歯医者さんに通うことになりました

鍼にはずっと通っています。
痺れには、いまだ変化がありません。
二次手術の日から、もうすぐ丸5年経ちます。
…そうなのかぁ。

久しぶりに歯医者さんを予約して、治療に行きました。
3、4ヶ月おきに、鍼治療の領収書を渡すために訪れていましたが、
治療のために来るのは、1年半ぶりぐらい。
少し、歯に凍みるところがあるし(右上)、
歯の汚れも気になっている。
紅茶などをよく飲むせいか、下の前歯の裏側が茶色く着色されてしまっています。
上の歯も欠けちゃったところがあるし、
(何も食べていないとき、突然、小さな破片が欠け落ちた。
最初はその箇所が尖っていて気になりましたが
そのうち、角が丸くなってきたので、いいや、と思って、そのまま)
また、鍼の領収書もだいぶたまっているし、
そろそろインプラントの定期検診もしたほうがいいかもしれないし、
最近、仕事もそれほど忙しくなく、定時で帰れるので
いい機会かと思い、先週、予約の電話を入れました。
何となく緊張した…。
インプラントでお世話になっている○○です、と、
名前を言っただけで、診察券の番号などは聞かれず、予約が入りました。

今日、歯医者さんの入り口を入り、
受付で、診察券を出すより先に、○○さんお見えです。
と、診察室のほうに連絡されました。
たまにしか来ないけど、顔は覚えられていたようです。
私のほうも、この感じの良い受付のかたのことは覚えていました。
ここの医院は、受付の人が頻繁に変わる、という印象があったけど、
この方はもう1年ぐらいはいらっしゃるようです。
私、前の日記にも書いてるし。
良いスタッフで落ち着いた、という感じなのかなぁ。

受付で待っている間、
電話で痛みがある、とおっしゃっていましたが、どこでしょうか? と聞かれる。
右上奥で、冷たい物や甘い物を食べたときに、凍みる。歯の外側のほうかも、
ということを伝えました。

軽く緊張しながら、ソファにもたれて待ちました。
ここにも、もう随分、長いこと、通っているなぁ。しみじみ。
大きなテレビに無声で映画が流れていて、低くBGMが流れています。
前はよくエンヤが流れていました。
(テレビで曲が流れたとき、これ、歯医者さんでよくかかっている曲だ、と言ったら、
おうちの人が、エンヤだと教えてくれました)
今まで、いくつもの歯医者さんに通っていますが、
ここは、いかにも病院の待ち合いといった無機質な感じは全くありません。
4人分のふかふかのソファが置いてあって、
小さなスペースが居心地よく上品な感じにまとめられています。
置いてある雑誌も、NEWSWEEK、25ans、婦人画報(だったかな?)で、ちょっとセレブちっく。
患者さんも小綺麗なかたが多い気がする。
(待合室で他のかたと、かち合うことは、あまりありませんが)
歯医者さんを探していた当時、
職場と自宅の中間で、通り道にも近く、どっちからも通いやすいから、という理由で、
Webで探して決めたのですけど、
普段、いまだにアンビデックスなぞ着ている私は、
ちょっと、ここの客層には、そぐわないのかも? という気が、今さら、してくる。
いや、最近年を取ったせいか、なんか弱気になってさぁー、ホント(笑)

以前、治療に通いながら、領収書を渡していたときは、
受付のかたから、領収書があればお預かりします、と声をかけられたのですが、
今日は、そうではなかったので、
いったん座ってから、どうしよう、帰りでもいいのかなと思いながら、
やっぱりもう一度席を立ち、
あの、院外治療の費用をみてもらっているので、
これがその領収書です。よろしくお願いいたします。と言って渡す。
分かりました。お預かりします!
と、 受付の方はすんなり受け取ってくれました。
もう今回だけにしてくださいね、とか嫌そうに言われなくて
良かった…。(当たり前か)

名前を呼ばれて、一番奥の広い診察室に通されました。
テンピュールのマットが敷かれた診察台。
これに座るたび、二次手術のときに、これがあったらねぇ、と思う。
でも、あったら…?
あったら、どうだったんだろう。
神経を損傷することはなかった?
結果は、患者の疲労度によって変わってくるもの?
まぁ、分からないよね。
それに今となって考えてみてもね、と思う。

先生が入ってきて、
こんにちは。お久しぶりです、と頭を下げられる。
こんにちは、お願いします、と私も挨拶。
あの、その後…、と先生が聞いてきたので
痺れは、あまり変わらないですねぇ…、と、
何だかそう報告するのが悪いような、苦笑したような面持ちで答える私。
先生が、そうですか…、と答え、
これについては、それきりになりました。
長く治療費を出していただいていることに対して
お礼を言わなくちゃ、と思っていたのですが (言うべきよね)
何と言い出せばいいか、迷っているうち、
今日の診察の話へと進み、機会を逸してしまいました。

今回、右上の歯が凍みるのと、
歯の汚れ、特に下の前歯の裏が黒くなっていることを言いました。
前に綺麗にしてもらったことがあるので(ホワイトニングではない)、
今回も、それを…、と言いました。

私は、下の前歯の1本が、両脇の歯と重なって少し前に出て生えているのです。
歯の内側から見ると、1本だけ両脇の歯より奥まっていることになり、
歯ブラシが届きにくいのと、
普段、舌が、歯の内側に触れることも、両脇の歯よりも少なくなるわけで、
そういったことからも汚れが付着したままになりやすいのだそうです。
なるほど、そうか。
歯磨きも、ここは、それを考慮して、念入りにしなければいけなかったのですね。
舌にそんな働きがあることも、知らなかった。

右上の歯の痛みについては、
恐らく、虫歯ではなく、
歯の根元がが少し見えていることによる知覚過敏だと思う、とのこと。
風をあてて確認してみましたが、
うちでアイスを食べたりするときはイターッて感じなのに、
この機械の風ではあまり痛くない…。うむむ。
ちょっと場所が限定しにくかったけど、
何回か、知覚過敏の薬を塗っていくことになりました。
ただ、冷たい物が凍みるだけなら、知覚過敏ですが、
甘い物も凍みる、ということだと、虫歯の可能性もあるそうです。
私がさっき受付で甘い物と言ったのですが、実はちょっと自信がない。
私の思った甘い物って、ジュースとか、アイスとか、結局冷たい物。
そういえば、生クリームとかでは、凍みないような気がするもんなー。
今度、チョコレートで試してみればいいかな?

さらにもう少し詳しく口内のチェック。

最初に歯全体のレントゲン。
別のレントゲン室に移ります。
椅子からおりようとしたときに、先生が、
今も ○○(鍼の病院名)のほうには行かれているんですか?
と尋ねてきました。
あ、はい。と答えながら、
え、知らないのかな? とちょっと不思議に思っちゃって、
本当だったら、このときが、
いつもお世話になって、ありがとうございます、って、お礼を言うチャンスだったのに、
とっさに、???? と思っちゃって言葉が出なくて、
すぐにレントゲンはこちらです、と促されて、また、そのままになってしまった…。
前回領収書を出したのが12月。
さっき領収書を提出したのはまだ伝わっていないだろうから
この半年の間、どうだったか、ってことだったのよね。
ああ、たかが一言言うのに、何をこんなに苦労するのか。
でも、何となく、
それは、できればお互い触れちゃいけないことのような、
そんなような雰囲気が…、ないよね(笑) たぶん。

次に、歯科衛生士さんによる歯茎の深さのチェック。
針のようなものを、歯と歯茎の間に入れ、深さを見ます。
1人のかたが検査しながら数字を読み上げて(334, 343…など)
もう1人のかたが記入していきます。
1本の歯につき外側と内側3箇所ずつ、かな?
右上の外側から始まって、外周に沿って左上まで、今度は左上の内側から始まり、右上の内側まで。
同様に、右下の外側から始まって、最後、右下の内側まで。
歯と歯茎の間に針が入るので、少しチクチクします。(少し気持ちいい)
これが、左下のインプラント近辺、知覚異常となっている箇所では
全く、その「チクチク」という感じがありませんでした…。
歯2本分ぐらいだけ、スッポリと。
普段、その部分の顔の表面が常にビリビリしていて、触ると響くので、
どちらかといえば過敏になっているようにも思えるのですが、
歯科大で検査したときのように、実際は、鈍麻なのですね…。
そうか…。
歯科衛生士さんにも先生にも何も言わなかったけど、
何も感じない → あまり治ってない、ということにちょっぴり失望。

深さチェックの結果を見せてくれました。
数字は、単位がmmで、そのまま歯茎の深さです。
1~3mmぐらいがだいたい正常、とされているそうです。
私は、3と4が並んでいる。上下左右とも奥のほうに4が多い。
前回、2003年にチェックしたときのものと比べてみると、
前回のものは、2が並んでいます。
歯茎の状態は、少し悪くなっているようです。
歯石などのせいで軽い炎症を起こしているような状態なのだそうです。
また、歯科衛生士さんが見たところ、
かぶせているものが合ってないようなところもあるそうです。
歯のクリーニングも含め、何回か通って、綺麗にしていきましょう、
ということになりました。
しばらく通うことになりそうです。

次に、右上の凍みるところに、薬を塗りました。
改めて風を当ててみて、凍みる場所を確認したのですが、
やっぱり、あまり痛みが出ない。
ここかも…という歯に、塗って、しばらく置きました。
これは1度塗れば効くのではなく、何回か繰り返し塗る方が良いそうです。

先生が入ってきました。
レントゲン、歯茎の深さチェックでは、それほど深刻な問題はないそうです。
今後、全体的に歯石を取ったり、歯のクリーニングをしながら
細かい部分も診ていく、ということになりました。
歯の汚れについては、わりと簡単に落とせるそうです。

先生が少し考えて、今日はお時間ありますか? と聞いてきました。
大丈夫だと答えると、
本格的なクリーニングは次回からですが、
今日は、気になる下の歯の裏側だけ
簡単に汚れを落としてから、終わり、ということになりました。嬉しかった。
やっぱり気になっていたので。
(今まで長い間放置してたくせに、だけど)

クリーニングは、歯科衛生士さんがやってくれます。
顔に、口の部分だけ開いている、ふわふわしたマスクを被せます。
強い水を吹き付けるような感じで汚れを落とすそうです。
塩水のような味がします、と言われましたが、
それほどしょっぱくはなかったです。

歯石の上についた汚れは、
歯石から取らないと、落ちにくいそうです。
それで、今日のところは完全に汚れを取りきれなくて、
まだ残っている、とのことでした。
帰りに、洗面所の鏡で見たら、それでもだいぶ綺麗になっていました。嬉しい。

次回は8日後。
今日のお会計 2,920円

今日は、久しぶりに先生に会ったわけですが、
結局、治療費に関してのお礼は言えずじまいでした。少し心残り。
だけど…、
先生は、今日、にこやかで、わりと清々しい顔をされていたようにも思う。
帰りに挨拶したときも、ニコニコしてた。
ちゃんと言えなかったけど、
私が、もう二度と診てもらうもんか! などと思わず、
信頼して治療をお願いしている、ということで、
少し安心してくれているといいなぁ、と思いました。


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