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インプラント日記 : インプラントその後 77

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2013-10-25(金) 長男と地元の歯科医院へ

歯科大の治療が終わってから、地元の歯医者さんに予約を取りました。
私も一緒に行きました。
こちらの歯医者さんとは、私は初対面。
やはり若い先生でした。
N大の先生とは、大学の同級生だそうです。
今後、抜歯をして治療をしていく、ということで、私もサトル君も同意。
抜歯後の処置について、インプラントかブリッジか…という話をされ、
再び、私がインプラントで知覚異常となっていること、
ブリッジにしたところは30年経っても快適に使えていることから、
ブリッジ希望であると告げました。
ここでも、ただしこれは私の感情的な意見でもあるので、
専門家として「いや、この場合はインプラントのほうが適している」などの見解はありますか? と聞くと、
「いやいや、ブリッジで行きましょう」、ということになりました。
やはり「インプラントで知覚異常」という事実の前では、ひれ伏すしかない、という感じ?(笑)
この先生も私の話を聞きながら、「あ~…」と気の毒そうな声を出していました。
そして、歯科大の先生からも、この先生の反応からも、
「あ~、なっちゃいましたか~」というような、
インプラントによる知覚異常は珍しいことではない、という
そんな印象を受けました。
インプラントは、そういうリスクがあるものだったんですねえ。

抜歯も、ブリッジを作るのも、こちらの歯科医院でやってもらえるそうです。
サトル君にも聞いたら、歯科大ではなく、ここの歯科医院でいい、と言っていました。

ところで、私が30年前に作ったインプラントなのですが、
たぶん少し変わっていて、 こんな形をしているのです。

本当の土木の橋(ブリッジ)のように「橋桁」部分が薄いのです。
下が大きくあいているので、食べ物が詰まることもなく、衛生的。
私はこれがとても気に入っているのです。
ずっと痛みのあった歯肉も、空気の通りがいいせいか? まったく痛くなくなりました。

↓ちなみに普通のブリッジは、こんな形

他の歯医者さんで作ったブリッジは、みんなこんな風に歯肉との隙間がありませんでした。
見た目は、こっちのほうが自然だけどね。
でも、歯の下と歯肉の間に小さな食べかすが溜まるから、メンテが大変なんだよね…。
なんとなくムズムズするし。

私みたいなブリッジにはできないのかなぁ、とちょっと思ったけど、
他の歯医者さんでは、みんな隙間のないブリッジだったから、それが主流なのでしょう。
違う歯科医院で左下の治療をしているときに、そこの先生が私のこの右のブリッジを見て、
「これはいいブリッジなんですよ」と言ったことがありました。
でも、そこの歯医者さんで作ったブリッジも、隙間のない普通のブリッジだったんですけどね。
あ、そっか。そのときはセラミックでお願いしたから、この形は無理ってことだったかな。(記憶が曖昧)
そのときセラミックを選んだのは、右がすでに3本銀歯だったので、
さすがの私も右も左も、6本も銀になっちゃうのはちょっと…って思ったんだと思う。
その頃は自分が正社員で働いていたというのもあるかな。
でも歯を抜いて、せっかくセラミックのブリッジを入れても、痛みは続き、
治療に治療を重ねて、他の歯も抜いて、ブリッジにして、また抜いて、
インプラントにして、今に至る…なんですが。はあ。

さて、サトル君が歯医者に通うことになって、
私も何となく自分のインプラント日記を読み直してみたりしたら、懐かしいーー…。
いや、「懐かしい」っていうのかなぁ、あの不安な日々。
(麻痺が分かったときの日記は、読むと今でも泣く…)
不安な夏。秋、冬、春。
まあ、今でも不安ではあるんだけど、
痺れているのが日常にもなってしまった。
治らなかったらどうしよう、というより、治らないかもなぁ、という気持ちにもなってきている。
それにしても、日記をつけてて、ほんとに良かった。
いつインプラント手術して、どういう経緯をたどったとか、
日記つけてなかったら、絶対忘れてた。
そして改めて思うに、私が通っている歯医者さんは、
本当に真摯に誠実に対応してくださったなぁ、って思います。
今も鍼治療代は出していただいているから、対応してくださっている、です。
だから歯医者さんに対する怒りはありません。
いい歯医者さんで良かったです。

 

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