2013-11-21(木) 息子のブリッジの材質選び
息子のブリッジを作るにあたり、
息子が、歯科医院からブリッジの材質の資料をもらってきました。
私が今までブリッジにするにあたり材質について選択肢が与えられていたのはクラウンについてだけだったけど、
今回は、クラウンの土台となるコアの材質についての説明書きもありました。
↓まとめたもの
ファイバーコア | 金合金 | 金銀パラジウム合金 | |
材質 | 弾性が歯の象牙質に近く、歯にかかる負担が軽い。 腐食やアレルギーがなく、歯肉への影響がない。 |
体への影響がない。 ファイバーコア同様、弾性もある。 |
歯に比べると固すぎる。 唾液と金属イオンにより腐食することがある。 |
歯に外圧がかかったとき | しなって衝撃を吸収し、歯根を守る。 強い外圧の場合、コア自体が折れて、残った歯質を守る。 |
歯根にダメージが直接伝わり、歯が割れたり折れたりする。 金属コア自体は折れずに、歯を破損する。 |
|
美しさ | 歯質に近い光の透過性があり、被せ物の色が綺麗に出る。 | 金色なので、光が通過したときに自然な印象で綺麗。 | 金属色(銀色)が被せ物の色に影を作る。 溶けて歯肉に黒ずみを作ることがある。 |
保険 | 自費 15,000円 | 自費 (1~3万円 医院により差がある) | 保険適用 (630~760円 3割負担の場合) |
金合金と金銀パラジウム合金の金額は記載がなかったので、ネットからの情報。
ここの説明もわかりやすかった → 歯チャンネル88 台築造
これはファイバーコアにして良いでしょう。
私のブリッジは30年も前のだし、間違いなく金属製ですね。それでも何の問題もないけど。
次にクラウンの材質について。
息子がもらってきた資料によると、セラミック(メタルボンド)、ハイブリッドセラミック、金合金、金銀パラジウム合金の4種類あります。
私が、2年前に、左上のクラウンの作ったときに、私の歯科医院からいただいた資料では、
オールセラミック(ジルコニア)、メタルセラミック、ゴールド(金合金)、金銀パラジウム でした。
2011-07-11(月) 左上のクラウンについて
私の歯科医院では、ハイブリッドセラミックは選択肢に入れてない。
そして、私の歯科医院にはサトル君の歯医者さんには無いジルコニアがある。
ちょっと表を混合させてみましょう。(黄色が私の歯医者さん。青が息子の歯医者さん)
キーワード | 長所 | 短所 | 再発 リスク |
耐久 性 |
審美 性 |
価格 (税抜) |
保証 | |
オールセラミック(ジルコニア) | 究極の美しさ | 最も自然の歯に近い 変色しない 適合性に優れている アレルギーが起こらない |
4 | 5 | 12万円 | 10年 | ||
メタルボンド/メタルセラミック *金属の表面にセラミックを焼き付けたもの |
健康・美しい | 自然の歯の色に近い いつまでも美しい白さ 精度が高く2次虫歯になりにくい 細菌がつきにくく清潔で歯周病になりにくい |
強い衝撃で割れることがある | 1 | 5 | 5 | 10万円 | 2年 |
こだわり | 自然の歯に近い 変色しない 適合性に優れている |
透明感がやや劣る | 5 | 4 | 12万円 | 10年 | ||
ハイブリッドセラミック *セラミックにプラスチックを混ぜた材質 |
日常での自然さ | 自然の歯の色に近い 精度が高く2次虫歯になりにくい |
多少変色がある | 2 | 4 | 4 | 8万円 | 2年 |
金合金/ゴールド |
安全・健康 | 親和性が高く、安全性が高い 加工が容易なので高いフィット感が得られる 強い耐久性 2次虫歯になりにくい |
目立つ | 2 | 5 | 2 | 8万円~ | 2年 |
歯に優しい 機能優先 |
アレルギーが起こりにくい 適合性が高い 天然歯に近い固さで対合歯を傷めない |
見た目 | 5 | 0 | 9万円 | 10年 | ||
金銀パラジウム合金 *パラジウム、金、銀、銅の合金。銀が主成分 |
保険適用 | 経済的 | 目立つ 金属アレルギーにより、アトピー性皮膚炎や肩こり、 腰痛を引き起こすことがある。 汚れがつきやすく、2次虫歯や口臭、 歯周病の原因になる。 |
5 | 3 | 1 | ─ | |
こだわらない | 経済的 | 硬いので歯牙に負担がかかる 見た目が悪い 金属アレルギーが起こる場合がある 精度が低い |
2 | 0 | 2年 |
ふむふむー。
ハイブリッドセラミックは、3年前に調べたときは、
CP面で優れているという医師がいる一方、「結局は樹脂なので使い物にならない」という医師もいて、
見解が分かれる、というようなことが書いてあった。
息子の歯医者さんでは、選択肢の1つとして入れていますね。
もっとも、この3年の間に技術の進歩でいろいろ変わっているかもしれないけど。
私の歯医者さんは、金額が若干高めだけど、保証期間が長い。
あと、それぞれの歯医者さんの元々の表の作り方だけど、
私の歯医者さんは、審美性を列の頭のほうに持ってきていて、
息子の歯医者さんは、再発リスクを頭に持ってきて、審美性は最後だったのも、
なんとなく歯医者さんが何に重きを置いているか、が見られるような(笑)
それにしても、保険適用のブリッジはひどい言われようですな。
私、特に問題起きてないけどなぁ。
とりあえず、息子の場合は、一番手前(4番)だけメタルボンドにして、
奥(5番、6番)は、金属でいっか! ということにしました。
息子が歯医者さんに行って、そう伝えました。
その次の通院から息子が帰ってきたとき、
ブリッジについてだけど、一番手前だけではなく、3本ともセラミックにするんだったら、
10万円×3本で本来30万円のところ、18万円でいいと言われた、と言うのです。
え? 何? 複数割引??
前回、息子が帰ったあとに先生が事務局と相談して、特別に安くしてもらったんだそうです。
学生だし、まだ若いし…ということで。
えーー、そうだったのかー、そーなんだー…。
はっ! もしかして、今って誰でもセラミックにするのが当たり前になっていて、
しかもサトル君はまだ若くて青春もこれからだというのに、
おうちが貧乏なのかなぁ、可哀想だなぁ、と思われたのかなぁ。
わあああぁぁ!!!
確かに金持ちではないですけどね。
そ、そっかあ~。
なんか、自分が金属のブリッジにしていて、見た目もあんまり気にしていなくて、(普通見えないと思うし…)
長年それが快適に使えていることを考えると、
さらに、セラミックで作っても不具合が多かったことを考えると、
絶対セラミックの方がいいよ! とは、あんまり思えなかった…。
もしかして「一番手前だけセラミックでお願いします」なんて、
ひどく、いじましいと思われたのかなあ。不憫だなあ、って。
私の頃は材質をどうするかなぞ聞かれることもなく、金属のブリッジが入ったけどね。
ま、まあ、でも、良かったね!!
せっかくなので、それなら、3本ともセラミックでお願いします!!
う~ん、息子の歯医者さんもいい歯医者さんだなあ。ヽ(;∀;)ノ
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