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インプラント日記 : クラウン装着 1

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2004-02-24(水)  治療費について確認・クラウンの型取り

二次手術の際、歯茎の移植により神経を損傷し、
唇からあごにかけて麻痺と痺れが出てから、8ヶ月、
ずっと仮歯のままでいましたが、
仮歯と歯茎の間に食べ物がつまるなど、いろいろ不都合も出てきたので
今日から次の段階に進み、本番の歯に近いものを作るにあたっての
型を取ることになりました。

さて、その前に、今後の治療費はどちらかもつのかを
確認しておかなくてはいけません。
受付で、型を取る前にちょっと確認したいことがあるので
少しお話の時間をいただきたい、とお願いしました。
受付の方が先生に伝えてくれて、診察室に呼ばれたとき
いつもの診察台ではなく、先生の机の前の椅子で待つように言われました。

結論から言うと、今後のインプラントの治療費は、
歯科医院でもってくださるそうです。
難色を示され、あるいは逆ギレされたり、話がこじれてしまったりした場合は
転院や専門家への相談もやむ無し、ぐらいに覚悟していた私は、
先生が「もちろんこちらが出します」とあっさりおっしゃったとき、
思わず「え、そうなんですか」というような顔をしてしまいました。(実際に言ったかも)
では、今まで毎回治療費を求され、支払っていることについて尋ねました。
先生は、こちらの説明不足だったかもしれませんが、と言い、
毎回請求しているのは健康保険を使う際の手数料なのだそうです。
月に1度、指導料?というのも発生するそうです。
私にはそれだけを負担してもらっていて、治療にかかる費用は
取っていません、とのことでした。そうだったのか。
確かに普段は150円ぐらいが多かったのですが
時々720円取られることがあって、それがその指導料だったのですね。
厳密に言うと、私の健康保険を使っているのはどうなんだ、
との疑問もありますが、でも、まあ、いいかな…。

先生は、まだ痺れが残っている状態で次の段階に進むことに
抵抗があるのではと懸念されているようで、
今の仮歯のままだと材質(プラスチック)からも不衛生にもなりがちだし、
歯の形状についての面など、ここは、次の段階に進んだ方がいいということを
一生懸命説明してくれました。
今度作るのは、まだ本番一歩手前の歯だし、また不具合があれば
作り直しもできるとのことなので、それについては了解しました。

また、歯科大のほうでは1年見ましょうということですが、
その1年が終わって、痺れが良くなっていなかった場合、
つまり今後のことについての、先生の考えを伺ってみました。
これについては…、とりあえず現時点で、神経の痺れについて、
これを凌ぐ有効な手だてはないそうです。
もちろん私の不安は分かりますが…、と先生も困ったようでした。
鍼がいいという話も少し聞くのですが、と聞いてみたところ、
医師の立場からいうと、そういった東洋医学については
はっきりとした根拠がないので、
これをやるといいですよ、と積極的には勧めにくいとのことです。
ただ、もし私に、そういう治療を受けたいという希望があれば、
今の歯科大を紹介したときのように、新しい先生とも連絡をとって
きっちり紹介はしてくださるそうです。
もし私が鍼を受けるとしたら、私の知り合いのお医者さん(泌尿器科医)と
親しいという鍼の先生にお願いすることになると思う。
そこは保険が効かないんだけど…。
(鍼でも保険が効くところもあるそうです)
ただ歯科大と並行して通うのは少し大変かもしれない。どうしようか。

歯科医院側で今後の治療費を持ったとしても
私の気持ちとしては、治まることはないかもしれませんが…
というようなことを、先生がおっしゃっていました。
でも、今後の治療費を取らないことで、
大金払って痺れだけ残ったという憤懣やるかたない事態は免れたこと、
(1次手術の30万は払っていますが)
今後の神経の治療についても面倒をみてもらえること、
そういう誠意のある先生だということ、
そのことから気持ちはだいぶ和らぎました。
「ありがとうございました。よろしくお願いします」と言ったら
先生は、お礼を言われるようなことではありません、
と、びっくりしていました。
うん…、後から考えたら、変だったかな。
夫に聞いたら、夫も、うーん、と笑っていましたが、
でもやっぱり、私の気持ちを考えてくれた、ということに対しては
感謝していいと思う。

話が済んだところで、型を取る処置に入りました。
次の患者さんの予約時間が迫っているのでは、と思いましたが、
大丈夫です、とのことでした。
型取りは、けっこう時間がかかりました。
下の歯全体に型をとる粘土のようなものをつけたまま、
いろいろやっていました。
最後に、その型を外すときが痛かったー!
がっちりくっついていて、なかなか歯茎から離れないのと、
私の場合はただでさえ左側が痺れてピリピリしているので、
そこに響いて、けっこう辛かったです。
それから上の歯の型も取りました。こちらは簡単でした。

とりあえず、長かった、二次手術[経過]から、次の段階に入りました。
150円

 
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