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インプラント日記 : クラウン装着 32

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2004-06-23(水)  電気針からお灸に

鍼治療。
指輪は、特に何も言われたことありませんが
もしかしたら少し邪魔になるかな? と、今日は気まぐれで
薬指のだけを外し、腕時計と一緒に枕元の台の上に 乗せておきました。
いつものように、体の表側に鍼を刺し、
そこで先生がふと台の上の指輪に気付いて、
「あ、指輪はいいですよ! 指輪は構いませんのでしていてください」
と、なぜかあわてて「ここでいいんでしたっけ?」と私の薬指に
もう一度指輪を入れてくれました。
まるで、こんな大事なもの外しちゃダメ! とでも言うように(笑)。
「なくしたら大変ですから」って。
あはは、まさかこれが結婚指輪とは、思われてないよねえ。
その辺のアジア雑貨屋で買った、安いやつ。
で、いつものように、左腕の鍼に電気を通そうとして、
先生がふと、「ここに金属が入っているんでしたっけ?」と口の中を差して聞きました。
「あ、はい」と私。「あちこちに…」
右下のブリッジは金属だし、それから上の歯もかぶせてあるところがある。
先生が「ここにも金属が入っているんですよね?」と左下の損傷部分を。
あ、そうそう。
何よりも、ここに、フィクスチャーが2本、
しっかりと突き刺さっているんだ。そうだった。
先生が、うーーーーーん、としばらく(私もちょっと不安になるぐらい長く)考えられて、
「電気は、やめましょう」と。
え、そうなんですか? 
金属が入っているということで、何かあるんだろうか?
ていうか、じゃあ今までは大丈夫だったの?
とは実際は聞けませんでしたが、先生は、
「電気はあまり効いていないようだし、置き鍼のほうがいいようだから」
と、電気のために差した鍼も抜いてしまいました。
うーん、指輪で、何かふと思い出したか、思いついたのかなぁ。
なんか、そんな感じでした。
そして、そばにいた看護婦さんに「キュウシンを」と言いました。
(確か、キュウシンと言ったと思う)
お灸のことでした。
肌に直に置くのではなく、
鍼の先に丸く大きなもぐさ(だっけ?)を付けます。
それに火をつけるのです。静かに煙が出てきます。
肌には直接触れないので、少し離れたところから
その辺りをじんわりと温める、という感じ。
1回、3分ぐらいだったかな? これを2回やりました。

その後、いつも通り体の裏側。
今日は、背中に刺した鍼の、どれかがすごく痛かった。
刺した直後よりも、少し経ってから、痛くなってきた。
前回聞いたとき、痛かったら抜きます、と言われていたけど、
実際はなんだか言いにくく、看護婦さんか助手の先生が近くに来たとき
言おうかと思っていたら、みんな忙しそうで、
どうしようかなぁ、と思いつつ、
かなり我慢した後、私の枕元に来た若い先生に
「すみません、背中のどれか1本が痛いです…」と言ったら、
「あ、もう時間ですので、抜きます。じゃあ、痛いのから抜きますね」と
背中から抜いてくれました。そっか、もう時間だったか。
はぁー、抜いた後、少しさすってもらいたいぐらいだった。
看護婦さんによっては、そうしてくれる人もいます。

その後、また担当のI先生が来られて、
「お灸はどうでしたか?」と聞かれました。
いや、いくら何でもそんな急には、と思っていたら
「いや、ここ(顎)にどうかということではなくて…」
あ、そうか。
「はい、あの、温かくて、気持ちよかったです」と答えると
「しばらく、電気ではなく、それをやっていきましょう」とおっしゃいました。
「電気は効いてないみたいだったでしょ?」と。
「あー、はあ…、まぁ…」と私。
いや、どうだったか、私はよく分かりませんが。
そもそも神経は時間がかかると言われいたしね。
でもお灸のほうが電気みたいにビクンビクン痛くないし、いいです。

それから、置き鍼。
前のを外し、同じ場所(なのかな?)にまた新しい鍼。
それから、今日は、耳の前にも刺すことに。
先生がいったん奥へ入って、何か持って戻って来られました。
ちょうどサンプルをもらったので、これを使ってみましょう。
と言って、それを見せてくれました。
いつものは、鍼を刺してから、上から肌色のテープを貼りますが、
これは、丸いシールにあらかじめ鍼がついています。
鍼の先はほんの1mmほどだけ出ています。
「これしかないので、次はいつものになってしまいますが」と言って、
耳の前にはこのサンプルの置き鍼を貼ってくれました。
後で鏡で見たら、これは、シールの中央が白く丸くポコっと盛り上がっているので
こっちのほうが目立つかも…。

あ、そうだ。今日はちょっと恐い話をされました。
汗をかいたりして、万が一、この鍼からばい菌が入ると、
場所が場所だけに、それが一気に脳に行ってしまうそうです。
ふつう、静脈には弁がついていて、そうならないようになっていますが
顔に関しては、その弁がないので、そのまま脳に行ってしまう、
と、少し違うかもしれないけど、そんな話をされました。
めったにあることではないのですが、
場所が場所だけに、危険なので、とおっしゃっていました。
そ、そうか。何か異変を感じたら、すぐ抜いたほうがいいんだな。
ていうか、ちょっと恐いじゃん。
汗、すごいかくけど…。バレエとか。

ちょっと違うかもしれないけど、この間、テレビ朝日の
「たけしの本当は恐い家庭の医学」でやってたのを思い出した。
虫歯による出血から、細菌が血液中に侵入し、そこから
感染性心内膜炎になり、脳梗塞で急死、というやつ。
見てて、けっこう恐かった。
ちょうど、今読んでいる、
「歯槽膿漏-抜かずに治す-」にも、
心内膜炎の原因は歯の周辺からの感染が濃厚、ということが書いてありました。
ひえー、やっぱり、ブラッシング、出血するほどやっちゃいけないですね。
一番奥の歯、この間、強く磨いて出血しちゃってから、 どうも芳しくないです。

今日、午後から知り合いに会ったとき、
「りこさんどうして今日ここにピップエレキバン貼ってるんだろう、って思ってたのー」
と言われました。
キャッ! やっぱり、分かっちゃうか。けっこう目立つのかな〜。
…まあ、いいわ。
どうか、置き鍼の効果が出ますように!

          
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