*キッチンペール
*ギャラリー
*インプラント日記
*メ
モ *掲示板
*HOME
2004-02-09(月) 今後の治療・治療費の話
歯科大。この後に歯医者さん。
歯科大で、いつものようにスーパーライザーを唇と首に当てる。
歯科大に通い始めて5ヶ月。
手術から、もう8ヶ月。
痺れは、ここ半年ほど全く変わらずで、
本当にこのままでいいのだろうか? という気がしてくる。
私と同じようにインプラント手術で痺れの出た方が
鍼治療で感覚が戻った、という話を聞いたり、
他のいろいろな症状に鍼がすごく良く効いた、という話を聞くと
私も鍼治療をしてみたい気にもなる。
知り合いのお医者さんが鍼の先生と懇意にされているので、
いつでも紹介していただけるし、
ほんとは、そうしてみたい気持ち。
痺れの治療を受けるときに、
歯科医の先生の紹介の大学病院か、鍼治療か、どちらか迷って、
とりあえず専門の方に、と思ったのですが、
大学病院では何も検査のようなことはしませんでした。
痺れといったらSGB。という感じだった。
前に一度聞いたところ、その鍼の先生の治療は週2回になるので、
歯科大と並行して通うのは難しいかも。
それを歯医者さんのほうで承諾してくれるかどうかということも。
歯科医の先生が歯科大の先生に頭を下げてお願いしてくださったわけだし
やっぱりなんだか気を悪くされてしまいそう。
それから、歯医者さんが負担してくれている治療費のこともね。
スーパーライザーは保険適用で1回180円、週1回だけど
(健康保険を使っていいのかどうかはここでは置いといて)
鍼の場合は1回5000円で週2回。
これを出してもらえるかどうか…。
そんなの、出してもらうべき!
ほんとだったら失敗した時点で
もうそこには1円だって払わない、という意見もあります。
インプラントによる麻痺で何百万の補償金支払いの判例があったとも。
でも、うちの歯医者さんは、
すぐに神経損傷を認め、正直に話してくれて、
私の気持ちも考えてくださってるし、悪い歯医者さんではないと思う。
この歯医者さんとの関係を壊したくないと思う。
でも自分の体のことだし、変な遠慮をして後悔することになってもなあ、
とも思う。
後から、もっと早く鍼治療受けてれば治ったのに! とか。
神経の治療は早いほうがいいっても書いてあったし…。
と、思いながらの歯医者さん。
この間削った部分の、食べ物のつまり具合について聞かれました。
はっきり言って、まだつまることはつまる。
歯茎の移植手術をする前と同じというわけにはいきません。
ただ、前回まではいくら舌で掻き出そうとしてもつまったものが取れなかったのが
今はブクブクうがいをすれば流れるようになったので、かなり改善はされました。
先生によると、あとは歯の形状による、とのことです。
今の仮歯の場合、
インプラントのボルト(アバットメント?)に取り付ける格好で歯を作っているので、
普通に生えている歯に比べると、下の方が細くなる作りになっている。
実際の歯を作るときは、もっと根元のほうから太くすることで、
食べものがつまってしまう問題は、さらに改善されると思う、とのことでした。
鏡を見せてもらって確認したら、確かに根元のほうがやや細くて、
下から生えている隣の歯とは違っています。
うーん、でもそれで治るかどうか…。不安はあるけど。
とにかく、次段階として、歯を作っていく、ということになりました。
次回は、型を取りたいそうです。そうか…。
いつまでも仮歯のままでは良くない、と言われてもいたけど
でも、やっぱり、こんな状態のままでは、と思う。
いきなりセラミックで本番の歯を作るのではなく、
アバットメントとクラウンの間にもうひとつ部品が入り、
まずはその型を取って、また上にのせるものも最初は仮歯である、
ということだけど…。
不具合があればまた作り直しはできる、という。
だけど。
先生に、正直に言うことにしました。
こんなことになり、どうせ左では噛めない状態だし、
これ以上お金をかけても(仕方がない)、という気持ちになっている、
と話しました。
先生がすぐに、
それについては、この先、治療費をもらうつもりはありませんし、
そして歯を作ってから、今後痺れがどうなるかきちんと経過を見たいと
思いますので、と話されました。
なので、そういう心配はいりません。とのこと。
治療費をもらうつもりはない?
思わず、えっ、そうなんですか? って聞いちゃったけど、
そうなんですって! ああ! 良かった。
本当に、この先何十万もかかって痺れだけ残ったというのでは…、
と、暗たんたる気持ちになっていて、
また、おうちの人にも申し訳なく思っていたから、
先生の言葉は本当に、私の重く沈んだ気持ちを拭い取ってくれました。
唇に障害があることは、すごく悲しい。
あの6月の手術の前までは普通だったのに、と思うと
今でも泣きそうになる。実際、時々泣く。
でも、少なくとも、唇に障害が残った上に大金払った、という事態ではなくなる。
少し心が軽くなりました。ホッとした。
先生は「前もお話したように」とおっしゃっていましたが、
これは初めて聞いたと思う。
だって、歯科大に通い始める9月頃に、本当はもう歯を作り始めることになっていて、
次回は全体の金額の半額分(約30万円)を持ってきてください、ということだったもの。
でも歯科大に少し通って何らかの見通しがたつまで、
本番の歯を作るのは
しばらく待ちたい、と私が言ったので、
ずっと仮歯のまま様子をみていたのです。
その間、先生が考えてくださったのだと思う。
実際、歯茎を削る処置が必要だったし、良かった。
それに歯の形状で、食べ物がつまることが改善されるなら
仮歯ではなく、ほんとの歯に近いものを作って、
それで様子をみたほうがいい、とも思うし。
でも、これで、多少安心した気持ちで、次の段階に進めます。
良かった。本当に。
やっぱり、この歯医者さんにしっかり診てもらおうと思う。
会計 720円
インプラント日記 : TOP
| <前 | 次>  
| HOME