裸足の生活




波の音で目が覚め、歩いて50mのレストランでフレッシュジュースを飲んで・・・
1日がはじまります・・・
島を出るとき以外は裸足で過ごす生活
そんなボリフシでの生活をスタッフ「ミワ」が思いのままにご紹介します


謹賀新年

ボリフシ近況報告

マチャフシ!

Farewell Party

カウントダウン

リピーターが!

ナイトマーケット

ダイビング雑誌

結婚披露宴

International

Bolifushi VS Anantara

日本人マーケット再開

夜空に流れ星

ご迷惑をおかけしました

ハウスリーフ

ダイエット ブーム

お花のカーペット

カウントダウン

A Happy New Year 

2004年掲載

2005年掲載


2006年掲載

2007年前半

2007年後半



















 



謹賀新年 12/Jan/2009

あけまして おめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

ご存じここモルディブはイスラム教の国です。ボリフシで暮らしているころはクリスマスがあり、新年カウントダウンパーティーがあり…それなりに年末年始ムードを感じられたものです。

今、私が暮らしている首都マーレは、まったくそのようなムードが感じられませんでした。さみしい限りです。あまりにさみしいので、マーレに住む日本人の友人たちと大みそかはNHKの紅白歌合戦をみました。でも時差があるので、こちらは夕方4時前から始まって8時前に終わるというなんとも情緒のない…元旦もいつもどおり普通に仕事をしていました。
やっぱり年越しは日本でするのが最高ですね。おいしい料理も食べれますしね。


さて、スタッフの近況ですが…
RAZYと私はSHAANの家の一階に「Cylinder Service」というダイビングタンクの検査修理レンタル販売、コンプレッサーの修理、販売会社を昨年末オープンさせました。2人とも毎日その会社に出勤し今はまだ会社のシステムづくりに追われています。
SHAANはソレイユというサファリボートで年末からダイビングガイドの仕事をしています。ブルーシャークの姉妹船ですが、ダイバーはフランス人が大半です。マッチャフシがスタートするまで、ここで頑張るようです。
INAAZは、今だ職探し中です。マーレ在住で忙しい時は「Cylinder Service」を手伝ってくれています。
JAMAALは、税関の仕事で船や飛行機で運ばれてくる荷物を下ろす肉体労働で頑張っています。日払いでしかも日給がいい仕事です。彼にとってこの肉体労働はとっても向いているらしく、楽しくやっているようです。
SHAAHINはスリランカに留学し英語のDiplmaを得る勉強をしています。初めての海外でしかも留学…若い彼は楽しんでいることでしょう。
こんな感じですね。

ボリフシはスタッフエリアとボリルームの半分が壊されて、少しずつ工事らしくなってきた感じです。

マッチャフシのオープンは7月を予定しています。近いうちに私も下見に行ってきます!!




ボリフシの近況報告 1/Des/2008





9月中旬にリノベーションのために2年間の予定でクローズしたボリフシですが、先日Azee(GM)が招待してくれたので遊びに行ってきました。
マーレ生活で海や風を感じられなくてイライラしていた私への、Azeeからのささやかなプレゼントだそうです。水着を持って、サングラスを持って、お気に入りの本を持って…1泊2日の小旅行気分でした。

ボリフシのクローズとともにたくさんのネパールやバングラディッシュのスタッフが帰ってしまったので寂しいな…と思っていたのですが…

ほとんどのスタッフが戻ってきていました!! 1ヶ月間の休暇のために帰国しただけでこのままボリフシで働くというスタッフが多かったようです。みんな少しふっくらと肥っていて待遇がいいせいか、以前以上に穏やかな顔をしていました。「私、やっぱりここが好き!」と思わせる彼らの笑顔した。

リゾートが動いている時より、休日や労働時間の既定もしっかりしていて(マネージメントがニュージーランド人なので、インドやモルディブ人と違って、仕事と休みをしっかり区別してくれるらしいです)おまけに部屋は元のボリルームを4人組で使っているらしくACもあって最高の住環境のようです。

私が訪れたのは金曜土曜で、金曜日はお休みらしく、スタッフは私服でのんびりムードでした。ダイビングセンターの横を埋め立ててできたグラウンドでクリケットをして遊んでいました。(写真参照)

まだ大きな変化はないです。建物もまだそのままでした。
ダイビングセンターはToolsの貸出場所に変化していました。(写真参照)

月に1度くらいはおいでってAzeeが言ってくれたので、毎月お邪魔しようと思っています!!次回はハウスリーフを潜ってみようかしら…




マチャフシ! 6/Oct/2008

休暇帰国中です。初めてのマーレ生活に備えて毎日買い物に励んでいます。日本はいいですね。
ほしいものを選べます。これは100円ショップでいいもの、これは質のいいものがほしいので、少し高いものを… 色や大きさ、品質、すべて自分の思うもを買うことができます。
モルディブは品揃えが薄く、あるものを購入するしか手がなく、諦めることから始めないと買い物はできません。だからストレスになります…

さて、昨日RAZYから連絡がありました。スロベニア人のオーナーがモルディブにやってきて、正式にマチャフシのダイビングセンターの契約が完了したとのことです。
マチャフシはアリ環礁にあり、マーレから水上飛行で30分程度、1週歩いて10分(ボリフシより少し大きい)のお手頃サイズの島です。ハウスリーフもあります。現在リノベーションの最中で来年5月頃にはオープン予定です。

まだ、いろいろな事が未定ですが、ボリフシダイビングセンタースタッフがまたここで集まれればいいなと思っています。何か新しい動きがあれば、またここでお伝えしたいと思います。



Farewell Party  12/Sep/2008










9月11日夕方5時に最後のお客様が出発され、ボリフシはスタッフのみとなり、夜8時、スタッフのためのFAREWELL PARTYが始まりました。

まず、全員でゲストレストランで食事をしました。それからバーに移動して パーティーが始まりました。記念写真を撮って、マネージャー3人でケーキカットされました。GMのAzeeを真中に向かって右がフロントマネージャーのIMRAN、左がF&Bマネージャーのビスジワール。ケーキカット後はお決まりのクリームを顔につけるというハプニング。マネージャー3人の中でいじめっ子がIMRAN、いじめられっこがビスジワール…IMRANがビスジワールの顔にたっぷりクリームをつけ、一同大笑いです。

その後はディスコが始まりました。Azeeに踊れと言われたのですが、「酒も飲まずに踊れない!盛り上がらないわよ!」!と言ったら、「じゃ、今夜はスタッフ全員、酒を許可する。しかもタダで」と言われ、私は一瞬、耳を疑いました。
ボリフシは、私以外の全スタッフがお酒を飲むことは禁止されていました。イスラム教のスタッフはもちろん、その他の宗教のスタッフも全員です。酒を許可しただけでもすごいのに、ただで振舞うなんて、なんて太っ腹なGMでしょう…

お酒が入り始めたスタッフは一気に陽気になり、ダンスしたり話をしたり、とっても盛り上がりました。一番頑張ったのがAzee、IMRAN、私、RAZYです。この4人は立場上、仕事中は他のスタッフに厳しいことを言わなければならない事が多く、怒鳴りつけることもしばしば… 4人ともそれを自覚しているので、今夜は私たちがエスコート役になろうと、できるだけ皆が楽しめるようにダンスに誘ったり、率先して踊ったり…

いつも怒鳴りつけていたレセプションのスタッフとも仲良く踊れて最高の夜でした。2,3日中に全員が去ってしまいます。多くのスタッフはハラベリというアリ環礁のリゾートへ移るようです。スタッフの今後の行き先まで世話してあげるAzeeは本当にすごいGMだと思います。この人と働けて本当によかったと、心から感謝しています。



カウントダウン 5/Sep/2008

9月1日からラマダンが始まりました…まだ始まったばかりなので、体が慣れずスタッフは少しボーとしています。昨年はダイエットを兼ねて私もラマダンしてみましたが、今年は体調を崩していたこともあって体重が少し落ちていて体力がないので、普通に食べています。健康第一ですから。

さてクローズまでカウントダウンに入ったボリフシです。9月11日にご出発のお客様が最後になります。ダイビングセンターは10日ご出発のダイバーが最後です。そこからすべての機材をメンテナンスし、パッキングするという作業にたぶん5日はかかるでしょう。予定では9月15日にすべてのダイビングスタッフがボリフシを去る予定です。
スタッフのその後の活動は、決まり次第、このページにてお知らせいたします…
全スタッフがしばらく長期の休みを取っていないので、それぞれ島に帰ってのんびりしてから、今後の活動場所を探すようです。来年5月にリニューアルオープンするリゾートのダイビングセンターの契約がなんとか取れそうなので、またそこで全員がそろうことになると思います。



リピーターが! 8/Aug/2008

最高にいいお天気が続いています。日本はお盆休みですね。昨年、最愛の祖母が亡くなり、今年は初盆ですが、どうやら帰国できそうにないです。ボリフシのクローズも9月10日から9月末に延期され、私はいったいいつ休暇が取れるのやら…

さて、ボリフシですがお盆休みに入って、見たことのあるダイバーが続々とボリフシにやってきています。このハウスリーフやスタッフとお別れかと思うと、どうしてももう一度潜りたくて来ましたと言ってくださる方が多く、本当にうれしいです。ファンダイバーを大切に!という事を信念にしている私はできるだけ一緒に潜れるように、毎日元気に潜っています。

ダイビングセンターも8月に入ってからは忙しくなり、スタッフ全員のモチベーションも上がっています。
イナーズは念願のダイブマスター試験に合格し、RazyやShaanにならって一生延命頑張っています。英語を母校語としない彼らがあの難しい学科を英語でパスするにはかなりの勉強量だったと思います。頭がいい上に素直な性格で、私をはじめ先輩達の動きをよく見て、自分自身で学ぶ事のできる子です。何より、私がうるさく言う「細かい気配り」がよくできるようになり、このままいい方向に育っていってほしいものです。イントラになりたいという夢も持っているので、将来が楽しみですね。




ナイトマーケット 6/Aug/2008

8月に入ってから、時々スコールは降るものの安定したお天気が続いています。
先月くずしていた体調も順調に回復し、8月に入ってからルーマニア人、カザフスタン人、日本人と立て続けの講習に追われ日に日に肌が焦げ、筋力も戻り、顔つきもシャープになり、見るからにイントラ!って感じになってきました。夏ですね。

講習に追われながらも、昨夜はマーレで行われているナイトマーケットに行ってきました。7月26日はモルディブの独立記念日でその後10日間にわたって、毎年行われる安売り市のようなものです。日本の縁日のように1キロほどの道路に夜店が並びます。たこ焼きやりんご飴といった食べ物ではなく、すべての店が洋服や日用品、DVD、金魚、おもちゃなどを売っています。夜店の数は100を超えるでしょう。ものすごい人出でかなり疲れましたが、私も頑張って買い物しました。人手が多くて事故が起こる可能性があるので15歳以下の子供は立ち入り禁止になっているくらいです。ここモルディブは日本以上に物価が高いので、こういったマーケットは助かります。でもたった年に1度しかないんですよね・・・



ダイビング雑誌 28/JUL/2008

先日、ある日本人ダイバーがダイビング雑誌の月刊ダイバーを置いていってくださいました。モルディブにいるとなかなかこういった雑誌は手に入らないので、とってもありがたいものです。

ボリフシは5月、6月とまったくダイバーが来ず、7月に入ってやっとダイバーが来はじめたと思ったら、半月も寝込むほど体調を崩してしまい、私のモチベーションは最悪に下がっていました…そんな時に、読んだこのダイビング雑誌でした。

雑誌にはイキイキと活躍するイントラたちがたくさん載っていました。石垣時代の友人も載っていました。モチベーションの下がっていた私でしたが、初心を思い出したような…「基本を大切に。初心を忘れずに。」と、言ってくれた師匠の言葉を思い出しました…イントラが元気じゃなきゃ、ダイバーはつまらないですよね。

私ごとですが、ボリフシのクローズとともに私はイントラを引退する予定です。残りの1か月です(9月は休暇をとるつもりなので)。初心に戻って、10年のイントラ生活を無事故で元気に終えたいなと思っています。



結婚披露宴 23/JUL/2008






先日、モルディブ人の友人の結婚披露宴に招待されマーレのセントラルホテルに行ってきました。

モルディブも今は欧米のスタイルを真似てホテルで披露宴をする若いカップルが増えています。パーティーは夜8時半から10時半の2時間でしたが、ここはモルディブ…流れ集合・流れ解散です。みんなバラバラに好きな時間にやってきます。会場を入ると新郎新婦が立っていて、プレゼントを渡して写真を撮り、奥に用意されているブュッフェスタイルの料理を勝手に食べるといった感じです。余興もなくあいさつもなし。新郎新婦は2時間、入口でずっと立ったまま。お祝いに来た人はそれぞれ久しぶりに会うこともあって、会話がはずみます。食事をとりながら、しばらく会っていなかった友人や親せきなどに会えるいい機会のようです。
言ってみれば「地域社会における祭りの原理」のようなものですね…

ローカルの島では島の親戚友人等をすべて集めて、朝から男たちは会場をセッティングしたり魚を釣りに行ったりし、女性陣は大鍋に幾つもの料理を作ります。総勢300名以上の人がかかわる大プロジェクトです・・・島をあげてのお祭り騒ぎって感じです。アットホームでいいですね。ちなみに費用はすべて新郎新婦持ちだそうです。お祝いに来る人(というか新郎新婦以外の人)は朝からお手伝いとパーティーには、なんらかのプレゼントを持ってきます。ご祝儀といった習慣はありません。




International 15/Jun/2008

イタリア人のツアー会社との契約が切れてから、ボリフシのゲストの国籍がすっかり変りました。
以前はイタリア人が80%を占めていて、その他ドイツ、スイス、ロシア、日本人というパターンでしたが…
今はヨーロピアンに加えてインド人、イラン人、サウジアラビア人、イラク人、クエート人、カザキスタン人…等など、日本人の私には何の根拠もなく、ただなんとなく危険な地域というイメージのある国の人々がたくさんやって来るようになりました。日本にいれば出会うことなどありえなかったであろう国籍の人々ですが、イメージとは全く違います。普通です。争いの絶えない国というのは間違いだったようで…テレビのニュースでは事件ばかりが報道されるので、そのことばかりが記憶に残ってしまいがちですが、それはほんの一部なことなんでしょうね。一般国民は普通にモルディブにVacationに来るんですよね…もっと視野を広げなきゃと、改めて思いました。



Bolifushi VS Anantara 3/Jun/2008



 

 

 

  


どのリゾートにもバレーボールチームやサッカーチームがあります。時々よそのリゾートに行って試合をしたりして交流を深めています。今回はボリフシバレーボールチームがアナンタラへ試合に出かけることになりました。

ボリフシのバレーボールチームができたのは2か月前。まだまだ出来たてのチームです。今までビーチバレーの延長のようなことしかしていなかったのでフォーメーションがわからないメンバーが多く、学校で日本の青年協力隊からバレーを習ったことがあるスタッフがみんなにフォーメーションを教えることから始めました。

ボリフシは小さな島なので本格的なバレーコートがありません。小さなコートがあるのですが、ゲストエリアなので夕方の4時から6時までの2時間しか練習を許されていません。大きなリゾートだとスタッフエリアに本格的なコートがあって夜中でも練習が可能なようにナイター設備もあったりします。

かなりの悪条件ですが小さな島ならではの利点もあります。スタッフの数も少ないボリフシはチームワークがすごいです。団結力というのか、お祭り好きというのか…とにかく、こういったイベント事は島をあげての大騒ぎです。

私もアナンタラに行くのは初めてで、朝から準備して楽しみにしていました。バレーチームとサポーターを合わせると総勢20名。全部合わせても60人しかいないボリフシスタッフの1/3がアナンタラに向けて、夕方5時に出発。スピードボートで20分、到着したのはなんと、アナンタラのスタッフが暮らす島。え!?アナンタラに行けると思ってたのに・・・考えてみればそうですよね…スタッフ数が500人という大きな島は、スタッフはリゾートの近くのスタッフ島で暮らしています。すべてがボリフシの物差しだった自分に笑いが止まりません…
でも…やっぱり、高級リゾートアナンタラを見てみたかった…

さて、試合ですがアナンタラチームは元モルディブのナショナルチームプレイヤーが2人もいるという本格的なメンバーです。それに比べてボリフシは…ユニホームも借り物、シューズも借り物の即席チームです…
結果は…何と3−2で勝ったのです。何故??
勝因の1つは悪天候でした。夕方からの大雨でグランドは水浸し…普段ビーチで練習しているボリフシチームは雨が降ろうがグランドのコンディションが悪かろうが、まったく気になりません。最初は履いていたシューズも試合終了時には全員が裸足になっていましたし。もう1つはサポーター陣の声援でしょう。アウェイでの試合とは思えないほどの元気な声援(ばか騒ぎ)にアナンタラチームはすこし戸惑っていました。ここがボリフシの力です。みんな本気で騒ぎました。お祭り万歳です!

試合が終わってボリフシに戻ってきたのは夜中12時半。それでもメンバーやサポーターの興奮はおさまらず…夜中3時までスタッフエリアは大騒ぎでした。

え?? マネージャーが怒らない??って思うでしょ?
ご心配なくマネージャーも一緒に騒いでいましたから。幸いゲスト数が少なかったので、ゲストからの苦情はありませんでした。それどころか、さっそく次の試合の予定を考えていました…マネージメントが変わり「スタッフが元気じゃないとゲストは楽しめない」というマネージャーの考えで、ボリフシはいい方向への方向転換を成功させています。

家族のように一緒にいて、スタッフ皆が優しいこの島での暮らしが私はやっぱり大好きです。




日本人マーケット再開!16/May/2008

やっとです。昨年9月から日本人へのマーケットが中止され、日本人ゲストがボリフシの予約を取ることが不可能な状態になていましたが、やっと再開できることになりました。
予約はSTWや冒険の島などの旅行代理店で取れます。もちろんダイビングセンターにメールを下さってもOKです。ダイビングスタッフ一同、皆様のお越しを心からお待ちしております。



夜空に流れ星 12/May/2008

昨日、マーレからボリフシに帰るスピードボートが出発したのは夜中の2時。マーレからボリフシまでは約25分。昨日はいいお天気で、雲もなく空が真っ黒で星がよく見えました!! 天の川って日本では見たことがないですが、ここでははっきり見えます。星座がわからないほどたくさんの星が見えます。25分の間に2回も大きな流れ星を見ました。小さいものはよく見ていると、しょっちゅう流れています。マーレからボリフシは南向きに走ります。南の方角の方が星が多く感じます。ボートキャプテンの横の席に座っていると、目の前を遮るものがなく、一面に星空が見えて最高でした!!



ご迷惑をおかけしました 11/May 2008

ここモルディブでPCの故障は、日本に住んでいる時以上に厄介な問題です。PCのサポートセンターとメール等でやり取りしながらなんとか自分で解決しようと頑張ったものの、結局日本に送ることになり…帰ってくるまでに3か月を要しました。

PCが日本に行っている間に色々な変化がありました。ボリフシは結局リノベーションすることになり、9月10日を最後にリゾートはクローズされます。期間は2年くらい。今、流行りの超高級リゾートとやらに生まれ変わります。

私は個人的には今のリーズナブルでアットホームなボリフシが大好きですが、どこもかしこも高級リゾート化している今は、ボリフシのようなリゾートは生き残れないのも現実です。経営陣の苦悩も少しは理解できます。

ボリフシのダイビングが好きなダイバーの皆さん、リノベーションが始まる前に、是非、いらしてください。
リノベーション後はハウスリーフがこのまま残っているかどうか… いいえ、たぶん壊れてしまうでしょうから…




ハウスリーフ 26/Jan/2008






お正月が明けてから、北東風が強く吹いています。ボリフシは干渉の西側にあるので、それほど波が高いわけではなりませんが、それでもやっぱり、島の北側のビーチは穏やかではありません…
だいたい1月下旬までこの風が続きます。

さて、ダイビングセンターですが、毎週多くても5,6名のダイバーしかおらず、スタッフはとっても暇にしてます。どんな時もポジティブ志向な私は、今まで減圧症の危険と闘いながら毎日ハードに潜ってきたから、きっと今は神様がくれたお休みなのだと思い、好きな時にカメラを片手に潜っています。完全なファンダイバーです。

残念なことに、今月に入ってからボリフシのハウスリーフは透明度がいまいちですが、それでもやっぱり、プライベートダイブは楽しいです。

私が使うカメラはオリンパスC5060、かなり年代物。デジカメは移り変わりが早いですがこのクラスのデジカメなら大切に使えばずっと使えます。このカメラに、ワイドレンズとストロボをつけます。去年カメラの得意な友人イントラに色々アドバイスをもらって、最近はマニュアル写真もさまになってきました。

マニュアルがわかってくるとやっぱり一眼レフがほしいです。次回帰国したら絶対勝ってこようと思っています。だって、こんなにいい環境で暮らしているのに、もったいないですものね。写真派ダイバーなんてたった1週間のダイビングのために重い撮影機材とダイビング器材をもってダイビングに行くんですもの。私は移動がないのだから、やっぱカメラは買わなきゃ…と相変わらずのポジティブ。

左の写真はすべてハウスリーフで、この3か月の間に撮影したものです。サンゴが元気で魚影も濃く、沈潜もあって、ボリフシハウスリーフ…やっぱり大好きです。



ダイエット ブーム 16/Jan/2008


日本人は医者や医療関係者でなくとも塩分の取りすぎや高コレストロール、太りすぎが体にどう悪いかを知っています。
でも、ここモルディブは、つい最近まで太っているほうがお金持ちっぽいとか、かっこいいという考えがありました。要するに戦後の日本のようなものです…健康に関する知識は全くないと言っていいでしょう。

モルディブ料理はオイリーで塩分が多いです…今までのモルディブの生活であれば肉体労働が多かったし、食べる量も少なかったので太りすぎになることはなく問題もなかったのでしょう。

でも最近では肉体労働のほとんどは外国人出稼ぎ労働者がやりますし、食べ物もよくなっている上に量も増えています。モルディブ人は体を動かすことが少なくなっている上に過食気味な訳です。おまけに歩くことが嫌いで、マーレでは皆バイクやタクシーを使います…子供が学校に行くにも親がバイクや車で送っていくくらいです…私たち日本人ならマーレ内なんて、徒歩圏内です。どこでも歩いて行けます。

でも、モルディブ人は歩きません…そのくせ最近は夕方になるとマーレではランニングしている人をよく見かけます・・・(しかも、君はプロのアスリートか?ってくらい完璧な恰好で)ランニングなんかしなくても、普段の生活で歩けばいいのに、しかも恰好だけは完ぺきジャン!モルディブ人はとにかく恰好から入ります…日本人の私にはそれが逆に恰好悪く見えますが・・・それはさておき・・・


体の仕組みやコレストロールの話をスタッフにしてあげると、さっそくダイエットチームが結成されました。
確かに私をはじめスタッフ全員が最近太り気味です。なぜって…暇だから。ダイバーが少ないから。
GMのAZEE,RAZY,SHAANJAMAALは早朝に起きて泳いだり、縄跳びをしたり、夕方バレーボールやランニングをし始めました。早朝の水泳はたった2日でギブアップしましたが、縄跳び、バレーボールとランニングは続いています。いつまで続くかわかりませんが、脱メタボ目指して頑張ってほしいものです。



お花のカーペット 10/Jan/2008




夕方になると、島にはたくさんの花が落ちています。晴れた日は朝咲いて、夕方になると花が落ちるようです。夕方ダイビングセンターの前で座っていると頭の上からポトリポトリと落ちてきます。

ハイビスカスに似た花ですが大きな木でダイビングセンターの屋根と同じくらいの高さです。ボリフシにはたくさんこの木があって、島中が花のカーペットを敷いたようになります。とってもきれいですよ。

夕方、レストランのウェターやルームボーイがこの花をよくひらっているのを見かけます。ハネムーンや誕生日のお客様のベッドメイクやテーブルデコレーションテーブルデコレーションに使うためです。

こういった自然のものを使って暮らせるのは贅沢なことで幸せだな…と思います。



カウントダウン 1/Jan/2008












カウントダウンパーティーはダイビングセンタースタッフが大活躍しました。

前日からその準備にJamaalは大忙しです。こういうイベントごとの時はRazyは必ずJamaalにリーダーのポジションを与えます。島育ちの彼の持ている能力を最大限に発揮できるからという事と、ダイブマスターになるために人をコントロールするという訓練ができるからというのが理由らしいです。

まずヤシの木の葉をたくさん切り落とし、その葉を編み始めました。ヤシの葉は昔からモルディブでの生活には欠かせないものです。たとえば、家の屋根に使ったり(ボリフシのコテージもダイビングセンターもそうです)、屋外の塀に使ったり、敷物にしたり、籠を作って果物をいれたり…大昔はこれでネットを作って魚をとったり、お皿の代わりにしたり、ハンドバッグにしたりして使ったそうです。最近ではそういった小物を編める人が少なくなっているそうです。

島育ちのスタッフは子供のころ親がやっているのを手伝わされたり、大きくなってからはイベントごとのたびに飾りを作ったりしていたらしく、若い子でも、上手に編んでいきます。こういうのを見ると、生きる力と勉強ができるってのは違うよな…って感心させられます

2日がかりでできあがたのは、全長4mもある魚です!ライトも付けてとってもにぎやかな魚に出来上がりました。バーの前のビーチに運び、カウントダウンでの出番待ちです。

カウントダウンはラグーンバービーチで行われました。
ヤシの葉で編んだ魚を真中に左に2007のモニュメント右に2008のモニュメントを置き、新年0時ぴったりに魚がライトアップされると同時に海の中でタンクを抱えてスタンバイしていたダイビングスタッフが轟音と光を共に大きな水しぶきをあげました。

このためにダイビングスタッフやボートクルーは10分前から真っ暗な海でスタンバイし、新年を海の中で迎えました。見ているゲストはもちろんですが、やっいるてスタッフもかなり楽しんでいました。

今年もいい年になりそうです。



A HAPPY NEW YEAR  1/Jan/2008







12月31日の夕食の風景です。 ビーチにテーブルが並べられ、大きな魚のグリル、エビのバーベキュー、豚、鳥、ターキーの丸焼き、生ハムとチーズやパスタ、シュリンプカクテル等など・・・とっても豪華なディナーでした。パティシエも腕をふるい、色々なケーキが準備されました!!

そして私が何より驚いたのは、ゲストが食べ終わって、カウントダウンパーティーのためにバーへ移動した後、すべてのスタッフがビーチに集められ、ゲストと同じディーナにありついたことです。もちろん残りものですが、それでも一般スタッフにとっては、あり得ないほどの御馳走です。今まで6年間ボリフシで働いてきましたが、スタッフがゲストの食事を、しかもビーチで食べれるなんて事は1度もありませんでした。

ボリフシはオーナーが代わり、少しずつ変わり始めています。今はその成り行きをもう少し観察してみようと思います・・・

そして、時を見計らいながら・・・大きくジャンプしようと思います。自分の可能性を信じて。だって私には何年も一緒に家族同様に働いてきた頼りになるスタッフがついているのですから!!

モルディブ生活7年目、「10年たったら、夜空に大きな花火打ち上げよう」という目標にむかって、今年も元気に楽しみたいと思います。


PS. ボリフシの改装工事は無期限延期されるもようです。
今は日本人へのマーケットもストップしていますが、なんとか再開できるよう交渉中です。ボリフシを愛するダイバーの皆さん・・・もう少し私に時間をくださいね。