今年(1998年)のテーマは、Music of the Zoo 〜「音の動物園」です。
【手打ちうどん制作&製作】
「何でここまでやらねばならないのであろう?」等という疑問は無かった。日露戦争の長期化を予想して、ロシア軍の本州上陸を想定した、八甲田山麓の厳冬期の縦走訓練もそうであったかも知れない。あるいはまた、三島由紀夫の小説「青の時代」の中で、「神様も思想も無いが、情熱だけは絶やすことが出来なかった」、という本人の成長の時期(過程)はとっくに過ぎ去ってしまったはずである。(*注:但し、ここでサミュエル・ウルマンの詩「青春」を引用してはいけない。話がこじれる。)
それは、「参加者説明会に於いて、実行委員は何かやらなければならない」との呪縛がもたらしたものであった。例年で有れば、豚汁とか、カレーライスを作って、みんなで食べながら話をすることで、打ち合わせがスムーズに行ったとの事である。しかし今年は、和歌山での青酸カリ入りカレー事件があったばっかりであったので、「カレーだけは辞めよう!」との制約があった。また、予算に制限があるため、「おでん」のような高級料理には無理があった。ラーメンでは作るのに時間がかかりすぎた。
「手打ちうどんにしよう。」と言ったのは、レコード会社の営業マンのK口さんであった。確かに、うどんであれば一人あたり50円以下で作れる。当日の朝から麺のこねかたを練習し、なんとか出来上がった試作品をざるうどんで食べてみる。「何とうまい!こんなにうまいうどんは食べたことがない。」これはみんなの率直な感想であった。つぎに、本番用の50人分のかけうどんの材料の買い出しに行った。
「手羽先は出汁が出るのは知っているけれども、人数分買うお金はないのでダメです!胸肉!」、何ときつい職員;H山さんのお言葉であったか。Marco。さんは、かけうどんの材料の買い出しをしながら、翌日の夕食の事が頭をよぎりました。「ようし、明日は、鶏の手羽先を一人で何本も食べてやろう!」、、、。しかし、その後、50人分の麺をゆで、汁をよそっている内に、H山さんのおっしゃることがしみじみと納得でき、反省したのでした。(南湖公民館・歴史物語より)
ワーグナーは自作自演 【ことしのテーマ-1998】
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