2005-03-17(木) 知覚計測
歯科大。
今日は神経の知覚を機械で数値的に測定し、
それによって今後の治療の継続を決める、
(出た数値が正常範囲内だったらここでの治療は終わり)
ということになっていました。
2005-03-09(水) の日記参照
なので、今日は測定の時間を取るため、いつもより30分早い予約時間。
他の日は担当のN先生が不在とのことでわざわざ今日の予約日にしたのですが、
N先生は、会議中とのことで、結局、来れないようでした。
代わりの若いS先生(多少アガリ性)が少々落ち着かない様子で
「N先生のほうから機械で測るように言われたので…」と、やってきました。
測るのは初めてですか? と聞かれ、
いえ、1年半前、たまたまデモ機を借りたということでテスト的に測ったことがあります。
と、すらすら答えられるのは、前回この日記を再読したおかげ(笑)。
あのときと同じ機械ですか? と聞くと、同じとのことでした。
東京医研のこれ →
http://www.tokyoiken.co.jp/web/product/ns3000/index.html
今日は機械は向こう向きに置かれましたが、ちょっと覗きこむと、
もう「デモ機」のシールは貼られていませんでした。
さて測定は、電極のついたシールを2つ顎の痺れている部分に貼り、
少しずつ電流を流していき、感じた時点で合図し、それを記録します。
では、初めます。
先生がボタンを動かして、電流を流す。
何も感じない。さらに先生が動かす。…。動かす。…。
感じたらすぐに言ってくださいねー、と言われる。
なんとなく、本来ならもう感じるはずなのかな、と思う。
ピリっと来た時点で、「はい」
それを何回かずつ、3つの異なる周波数で、測ります。
はい、これですべて終わりです。
先生に、
「普段、正常な状態を10としたら、どのぐらいだと自分では感じますか?」
と聞かれました。
うーん…、12とか13かな?
と答えると、質問の意味が分からなかったと思ったようで、
もう一度、同じことを聞かれました。
あの、どちらかというと、麻痺というより、過敏状態になっているので、
このあたりは、少し触っただけで、唇のほうまでビリッと響く状態なのです。
なので、10以上で、12とか13かなー、と。
と、説明する。
でも、最近思うんだけど、歯磨きをしてるとき、左奥のほうは自分の口の中を
磨いている感じがしない。非常に遠い感覚か、ひょっとするとまったく感じてないか、
(このことが最近ちょっと不安なんだよね…。前はどうだったっけ?)
ということも話し、口の中は6とか7かもしれない。(あるいは2とか3?)
だから、場所によって、まちまちでしょうか…、と答える。
変に響いたり、感覚が遠かったり、微妙で、実際、自分でもどうなっているのかよく分からない。
はっきり、ここがこうだとは言い難い。
先生は、そんな感じの結果が出ていますねー、と言いました。
えっ、そうなんだ。
電極を貼ったのは、私が自分では過敏と思っている部分でしたが、
そんな感じ、ってどんな感じ?
先生に結果を聞くと、
これは他の患者さんのデータなんですが、と
グラフの書かれた紙を持ってきてくれました。
3つの周波数で測った結果の数値3つを折れ線で結ぶ。
その折れ線が正常範囲、過敏範囲、鈍麻範囲のどれに入っているかで見る、簡単なものです。
で、その他の患者さんのグラフの上に、私の数値をプロットする。
…3点とも鈍麻範囲内でした。えー、「鈍麻」なの??
先生が「そんな感じの結果」と言ったのは、6とか7、と言ったことに対してのよう。
うーん、そうか〜。と思っていると、
この患者さんよりはいいですけどねっ。
と、何の慰めにもならんことを言われる。
前測ったときは正常だったんだけどねえ。
まあ、あのときもちゃんと測れてたのかどうかは大いに疑問でしたが。
まあ、今日はとりあえず、これで終わりです。
ということで終わりになりましたが、
今日はスーパーライザーはやらないのか聞く。
そうですよ、せっかくだからやりましょう、と看護婦さんも先生に言ってくれる。
で、あわててスーパーライザーをセットしている先生に
あの、今日、機械で測ってみて、正常範囲に入っていたら治療は終わり、
ということだったんですが…、
と聞いてみる。もちろんS先生がここで決められることじゃないけど、
とりあえず来週も来ていいんでしょうか…? と確認してみる。
先生は、
スーパーライザーなどで温めたりして、不快な症状が緩和されてるのでしたら
それは治療には意味があることなので、どうぞ通ってください。
とおっしゃって、
まあ、対症療法なんですけどねっ。
と、半ば仕方ない、といった感じで付け足しました。
そうだったのか、と私は秘かに驚きました。
スーパーライザーは神経が再生する力を促す治療だと思っていました。
が、痛みや不快感の緩和、対症療法だったとは。
それなら、当てることによって何の変化もない私は…。
いや、でも、きっとそればっかりじゃない。
スーパーライザーは喉の星状神経節にも当ててるし、それはおそらく血行を良くしてるわけだし。
そうそう、そうよね。と気を取り直しスーパーライザーを当ててもらう。
結局、今日はN先生とは会わないまま、次回の予約も取りました。
家に帰っておうちの人に話してみる。
対症療法だなんて、根治的には意味のないことなんかな〜。どうしよう〜。
すると、
意味がないと思えば意味がない。
意味があると思えば意味がある。
と、また訳の分かんないことを言うおうちの人でしたが(笑)
まあ、意味があると思って。
ていうか、実際、あるよねえ。
今日受付で一緒になった患者さんは、メチコバールを処方されててちょっと羨ましかった。
(スーパーライザーもやってたし、やっぱり麻痺かしら?)
自分でビタミンEでも摂ろうかなぁ。レシチンってそうだっけ?
と書いてから、メチコバールはビタミンB12だったと気付く。
シジミや牛乳でした。
あーあ、なんだかなぁ…。
やっぱり奥歯も全然しみるし。良くなったかと思ったのは気のせいだった。
ここの歯の作り直し、どうしよう。
歯茎の段差に噛んだものがつまるのとか、なんだかまた最近気になり始めたり。
まだまだ前途多難かねえ。