2006-06-23(金) 顔への置き鍼
今日は、朝、出勤前に鍼。
先生の、今日はどうですか? との問いかけに
「今日は快調です」と答える私。久しぶりに頭痛はない。
「あ、でも、こっち(顎)のほうは全然、ダメですよ。変わりないです」と、念のため。
先生が黙ったままだったので
「…長いですよねぇ。もう3年です」と続ける。
そうですか…。と先生。
さて、いつものように鍼をうち、最後は皮内鍼(置き鍼)。
いつもの耳の前と後ろ、2箇所にさしてから、
先生が、今日は顔にもうちたいんですけど…と、私を窺うように言います。
嫌ですよね。これから人に会いますよね? と先生。
というか、これから出勤です。
じゃあ、ダメですね…。分かりました。やめましょう。と、先生。
あの、顔ってどこですか? と一応聞く。
遊びに行くよりは、職場に行くだけなら、まあ、何とか…とも思ったのですが、
聞くと、鼻のまわりを2,3か所指して、「このあたり」
うーん、嫌、です(笑)
顔の正面じゃん!
そうですよね、どうしたの? って聞かれちゃいますよね。
いや、そういう問題では無いと思うんですけど(笑)。
耳のまわりはいいんですか? 髪をおろして隠れるから?
はい、まあ。(ほんとは髪はたいがい結んだままですが)
手はどうですか? 半袖?
ええ、半袖ですけど、手は構いません。
え、そうですか。どうしたの? って聞かれないですか?
聞かれても構わないです。
あれ、そうなんですか? と先生、意外そうに言いながら、
手の甲側の、手首のより少し上の部位に置き鍼。
それから、足のすねのあたりにもうちました。
ここは、人に分からないですよね。
別に分かってもいいですよ。と私。
どうも先生は、人に見つけられて何か聞かれる、ということを危惧なさっているようです。
が、違うなぁ。私は聞かれるなんて構わない。そのまま答えればいいだけだし。
なら…、私はなんだろうか。
と、鍼を入れてもらいながら、考える。
やっぱり、見た目というか、お洋服に似合わないから、だよな。
だって今日はCHILD WOMANの赤いチェックのチュニックワンピ。
それなのに顔には膏薬のようなもの貼ってるだなんて、絶対似合わない。
着てるものが病衣だったらOK。病衣に、鍼やら膏薬やら、そういったアイテムは似合うから。
そうだそうだ。と、心の中で一人納得する私でした。
実際、私の場合、置き鍼は、どうでしょうか。
テキメンに神経損傷に効く、というのなら、顔への鍼もやぶさかではありませんが、
痛みのある疾患の人は、置き鍼で痛みが緩和されるかもしれないけど、
神経が切れている場合、それによって、繋がりが促進されることはあるしら…?
頭痛のときは良いです。鍼でツボを刺激するのは気持ちいいし、
痛みも治まってくる気がする。(鎮痛薬を飲んだのが効いてくるのもあるけど)
それこそ頭痛のときは、家の中では自分で市販の皮鍼を、顔中、ベタベタ貼っています。
頭痛のときは、会社でも顔に皮鍼貼りたいぐらい。
今日の病院でも、もし頭痛の最中だったら顔への置き鍼OKしたかも。
おそらく今日は、私が3年間何も変わらない、と言ったので、
いつもとは少し違うことをしてみようと思ってくださったのかもしれません。
んー、すまないねぇ、と、なんだか、こっちが申し訳なくなってくる。
下の息子(6歳)と一緒にゴロゴロしていたとき
ふと、息子が私のあごの辺りを指して、かあさん、ここが痛いんだよね? と聞いてきました。
見た目は何も変わらないし、特に意識されることもないけど、
ずっと前に何かで話したことを覚えていたのでしょう。
痛いとはちょっと違うんだけど、痺れてる…って分かる? と聞いたら
「カイちゃん、保育園で、足、痺れたことあるよ!」と、得意そうに言いました。
そーかー。
「足が痺れたときみたいに、かあさんは、ここが、ずっとピリピリしたままなの」と、
可哀想でしょ? って顔をして言ったら、
カイちゃんは私の口元を見て静かに「ふぅん…」とだけ言いました。
そうだよねぇ、こういう場合、何とも言いようないもんねぇ。
話されたところで、どうしようもないもんねぇ。
鍼の先生も、もう、どうにも施しようがない、って感じかなぁ。
歯科大では、そうだった。歯科医の先生は?
ああ、まわりを、こんな、どんよりした気持ちにさせないで、
はやく、晴れ晴れした気持ちにさせてくださいな。
って、あとは神様だけなのかしらねぇ、、。