2006-06-21(水) 患部のマッサージ
前回更新してから4ヶ月以上、時間が経ちました。
痺れはと言えば、呆れるほどに変化はありません。
神経損傷の回復については、昨日までダメだったのが、今日急によくなった! ということはないと思うので
この調子だと、
何年かかるだろうか。
いったい、ほんの少しでも快方に向かっているのだろうか?
大学病院のスパーライザーの治療は「症状固定」とのことで打ち切られましたが、
鍼のほうは、週1回、3年間1日たりとも休むことなく現在も通っています。
治療の際、たいがいは鍼をうつ前に先生と患者さんの間で「どうですか?」という
症状の確認がありますが、
私の場合、まったく変化がないので、
先生も、変にプレッシャーにならぬよう(だと思う)、
私には、あまり聞かないほうがいいでしょうかね、なんても言われてました。
私は普段から頭痛持ちで、ついでに頭痛に効くツボにも鍼を打ってもらうようになりましたが、
最近では先生が私にも「今日はどうですか?」と聞くようになり、
私も「頭痛はどうか」と聞かれているのだと解釈し、
「今日は痛いです〜。特に右」とか「まあまあ順調です」とか、そういうやり取りをするようになりました。
実際は、私の頭痛はかなり頑固で、ガンガン痛くなっちゃってると、
鍼をうっても、ダメですね。
鍼をうったら、みるみる効いた!! というようなことは、いまだかつてありません…。
先生に気を遣い、少しスッキリしたかも、と言うことはあっても、
更衣室で着替える頃には、「やっぱり痛い〜」となっています。
やはり頭痛には、頭痛薬が一番スッキリ効くなぁ。
さて、ずっと前になりますが、鍼の先生に、唇を軽くなでるようなマッサージを
勧められたことがありました。
2005-03-02(水) マッサージのすすめ
その後、このマッサージは指ではなく、何か布(ハンカチなど)でするように、と言われました。
実際は忘れてしまうことも多く、習慣的にやっているというよりは、
気付いたときになでてみる、
そのうち、ぼーっとしてるときなど、唇を触るのが癖、みたいな感じになりました。
何となく唇を指で触り、やっぱりジーンとすることよなぁ、と、ぼーっとしながらも思う、という感じで。
これではとてもマッサージとは、言えませんが…。
そんな折、先日、このサイトの掲示板に、
インプラントによる麻痺で大学病院で治療をされているmさんから、
「マッサージは良くない」との情報をいただきました。
mさんが通われている大学病院の説明によると、
(以下引用)
前回先生が説明してくれた絵では、正常な神経は数珠(?)のように例えられていました。
傷つけられてはいても完全には切断されていない神経は、
数珠が緩んで玉と玉の間に隙間が出来た状態というような感じに書かれていたと思います。
玉と玉が時間をかけて近づいていき繋がっていこうとしている時に刺激を加えると、
せっかく近づいてきたものがまた離れてしまういう説明だったと思います。
つまり繋がろうとしている神経が、マッサージ(触れる)の刺激によって
断たれてしまうということです。
なのだそうです。(mさんありがとうございます)
そうでしたか…。では、私も、触るのはもうやめることにしよう。
リスクのあることはやらない。
mさんの先生は神経の専門だから、たぶん…。
それなら、鍼をうつ刺激は? と、ものすごく気になってくるところですが、
鍼は良いそうです。mさんによると、
鍼は静の刺激で、鍼を刺したあとはその部分を動かしたりはしないので問題ないのでしょう。
とのことでした。
でも、実際、患部への鍼はかなりの刺激です。
鍼は、全身にうっていて、他の部位は特に平気ですが、
痺れ部分の鍼だけは、毎回「痛っ」って思う。少し覚悟がいる。
繋がろうとしている「数珠」が、ビックリしてまた離れてしまう。
なんだか、そんな風に想像してしまう〜。
こう長丁場になってくると、
いったい、この治療法で合ってるのか、
もしや、かえって回復を遅らせていることはないか、など
少々疑心を抱いてしまったり、
他にもっとするべきことや、私の知らない良い治療法があるのでは、
など、
精神面でも追い詰められてくる。
実際の麻痺の不快感だけではなくなってくるのです。
麻痺という先の見えない疾患なんかない人が、普通の人が、なんと羨ましい!
でも、治る可能性がある、というだけでも良いのかな…。そうだよね。
もともと神経の回復は5年10年、という話も聞くし
(でも5年と10年ってすごい差があると思うんですけど。どっちですか、って聞きたいわ)
まだ3年を過ぎたぐらいじゃ、何の兆しも見えなくて当たり前なのかなぁ。
まだ3年。だけどあと2年ぐらいじゃ変わらない気がするよ。そしたらあと7年?
そして、歯医者さんは、いつまでケアしてくれるのだろうか?
さて、歯医者さんのほう。
沁みていた左下一番奥のクラウンを作り直し、今はそこは仮留めになっています。
私の都合の良いときに本付けをする、ということになったまま
4ヶ月が経ってしまいました。
この一番奥ですが、時々まだ沁みることがあって、
このまま本付けしてしまうのは、どうかなぁ、もう少しこのまま様子を…
とも思ってしまう。
鍼の治療費は歯科医院がもってくださっていますが、
とりあえず私が病院で支払いをしてきて、
歯科医院に行ったときに領収書を渡して、次回、その額を受け取る、という形になっています。
なので、今、歯科医院で預かっている分と、私の手元にある領収証と合わせると、
今現在けっこうな額になっています。
そろそろ行ったほうが良いかなぁ。
私の存在を忘れられちゃったら困るし。(そんなことはないと思うけど)
痺れももちろん気がかりだし、
仮留めの左下奥歯がまだ時々沁みているのも気がかり。
神経損傷の原因となった歯茎移植手術で、
移植した部分が段差になり、食べものカスが詰まることも気がかり。
歯を抜いてインプラントにした部分が、抜く前と同じようにときどき痛むのも気がかり。
(結局、歯を抜いた意味はなかったのでは…)
この歯のことを考えると、長生きはしたくないなぁ、と思ってしまう…。
進展がないわりに、ずいぶん書いてしまいました。
まぁ、おさらい、かな。
今後も、何か変化が起きない限りは、同じような日々。