りこちゃんは、とめ子っていうの、ほんとはね。    *キッチンペール  *インプラント日記  *メ モ  *HOME

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2012-11-25(土)

紅葉を見に靖国神社、外苑に行きました。
だいぶ色づいているけど、まだ緑も残っている、という感じ。

  

 

外苑のイチョウは…、初めて見たときは感動しましたが、まあ、毎年同じだね。
イチョウは東大のが好きかなー。
今年は川西で火葬場に向かうときの紅葉が真っ赤でものすごく綺麗で印象に残っています。
それからお墓の紅葉も見事でした。

お義母さんが亡くなりましたが、親戚を除く友人、知人への年賀状は普通に出すつもり。
以前から喪中ハガキというものには少々疑問を持っていました。
皆さん、喪中と言いながら、飲み会したり旅行に行ったり、全く「喪に服している」ような様子はないのに、
なぜか年末の喪中ハガキだけは、張り切って出す。
「年賀状だけの付き合い」の人も少なくない現在、
1年にたった1度のやり取りが、印刷&添え書きナシのそっけない喪中ハガキというのも、なんだかねえ…。
しかも自分とは全く面識のない人が「亡くなりました」と言われても、ふーん。って感じだし。
考えてみれば、こんなこと嬉しい話でもないし、友人は知らなくてもいいことだし、
わざわざこちらからお知らせするようなことではない、と思えてきました。
実際に、1年間は喪に服して付き合いは控えるから誘わないでね、ってわけじゃないんだからさ!
と思って、ネットで調べてみたら、
お寺のお坊さんや神社の神主さんにも多々、
現在の形式だけの「喪中ハガキ」なんて出さないほうがマシ、という意見があり、
そうですよね!! と思ったのでした。

ただし!! 身内の死後49日間は「忌中」と言い、(喪に服すという意味の「喪中」とは別)
神教では身内に死者が出たものは穢れ(汚れ)ているとされ、
忌中の49日間、神社に行ってはいけないのだそうです~。
形だけの喪中ハガキなんて出さなくて良し! と書いていた神社の人も
忌中の人が神社に行くのは、「それはまずい」と言っていました。
わあ~。行っちゃったよ!! 参道歩いちゃったよ!!
行ってはいけない、というか、神様から見ると、
忌中の人は穢れているから、こっちに来ないで~ということ。
靖国神社に眠る兵隊さんたちに悪いことしちゃったかな…。うう、ごめんなさい。
だけどさー、神社では「死」と一緒に「産」も穢れとされていて、
それで産にまつわる妊娠中や産後、生理のときも穢れてるとされ、神様にとっては迷惑らしい。
みんなそうやって生まれてきてるのに、失礼な話じゃない?
そんなこと言ったら、そうやって生まれてきた人間そのものが汚物だろうが!
女性は汚れているとか、こういう話には賛同しかねるので、
ま、あまり気にしなくていっか! と思ってしまいました。
もっとも、浄土真宗やキリスト教の人にとっては、そもそも忌中という考えもないんですものね。

お昼は、ハンバーガーのお店に行こうと思っていたら、間違えて
「水瓶屋」という、小さなカフェに着いてしまいました。
可愛い外観と妙に落ち着く店内で、なかなか良かった。
外観に似合わない「海鮮丼」など、和食のメニューがあります。
店のあちこちにちょっと変わった陶器が飾ってあって、
それは店のオーナーが陶芸家で、その作品とのことでした。
2Fはギャラリーになっていて、この日は靴とお菓子の展示販売会。
オーナー制作の陶器もちょこっと置いてあり、
端っこの見えないようなところに、小さな非常~にエロい作品があるのを
見つけてしまったよ!(笑)

ワタリウム美術館の地下のショップに買うのを迷っているバッグがあって
それをまた見に行って、まぁ、買わなくてもいいか…とか思ったり。

お義母さんのことで非日常なことが続いていたけど、
おうちの人とこうしてふらふら歩き、1日が過ぎてゆくのだなぁ。
日常が戻ってきたなぁ、と思ったりしました。

2012-11-22(木)

サトル君の高校の公開授業。
今日は午後から。
参観したかった音楽の授業は午前中だったようで、
今日は観ることができませんでした。
たぶん、今日が公開授業最後じゃないかなぁ。
音楽科の参観は、ここの校舎に合流してからの1年だけだったので、もっと見たかった。
まぁ、サトル君の卒業後も来ていても拒まれはしないでしょうけど(笑)
でも先生に顔を覚えられちゃってるので、あれ? とか言われちゃいそう。
いえ、弟がこちらを志望しているので…とかかな?(笑)

で、ほくほくとコンテンポラリーダンスの見学をしていると…、
舞台表現科の先生に声をかけられました。
あ、こんにちはー。
「サトル君、学校来てないって聞いたんですけど、大丈夫ですか?」
あっ! はい、あの…、今はちゃんと行ってて、たぶん今日も来てるんじゃないかな…?
(って、知らないのかって感じですがw)
すみません。ご心配おかけしまして…
サトル君は、卒業制作が間に合わず、連日、学校を休んで家で絵を描いていたのです。
私が高校のときは、高3で受験が近づくと、学校に来なくなる子もけっこういたので、
この時期、休んで描いているのは学校公認、というか、構わないんだと思っていました。
そうしたら、今月初め、担任の先生から電話がかかってきたんですー。
行かないとダメだったのね☆
子供が学校に来てないというのに、代わりに親がいそいそと来て
しかも美術科とは関係ないダンスの授業観てる…ってなんなの、って感じだったかも。ははは。

毎回、参観者は少ないです。高校生ともなるとそうなのかなー。
ここの学校の授業は特別で面白いのに! 私は毎回張り切って来ていました。
今日も最初のうちの参観者は私1人だけ。
しばらくすると、もう1人入ってきて私の隣りに座り、しばらくすると、その方が小声で話しかけてきました。
「(教室内を指さして)お子さんがいらっしゃるんですか?」
いえ、うちは美術科なんですが、私がダンス観るの好きで、と答える。
参観のたび同じようなことを聞かれ同じようなことを何度も言ってきたw
すると、この方のお嬢さんが今、中3で、美術科志望なんだそうです。
今日は美術科のついでにダンスの授業ものぞいてみた、とのことでした。
ええ、なかなか見られない受業ですものね。ここの公開授業は楽しいですよ! と宣伝w
で、娘さんは美術科希望なんだけど、親としては将来のことが心配らしい。
そうですよね。私もそうです~。
芸大、美大に進学する子が多いと思うんですけど、行ったからって、就職は難しそうですもんね。
美大の就職率はFラン以下という話も…。
でも、生徒たちはみんな好きなことやっているだけあって、自主的に動いてるし、
すごく生き生きしていて充実した学校生活を送っているので、まぁ、いいかな、と、
ウチはこの学校で良かったな、と思っています。と言ったら、
男の子のお母さんでそう思えるなら、安心しました! と言ってました。
いや、将来を深く考えてないだけです。
ちなみに、その方の上のお子さんは、高校生で、医学部志望なんだそう。
わー! うち、中1の下の子が医者志望ですーー!
大変ですよね。美大&医学部って、どんだけ金食いーー。
2人で大きく頷く。小声で盛り上がってきたw
その方が言うには、まだ中1なら大丈夫。
娘さんの家庭教師の先生には、医学部目指すのに高1からじゃ遅すぎ! と言われたんだそうです。
ひーーえーー。そ、そうなの?
こりゃー、キヨちゃんも、先行きどうなるか分かんないなあ。

その後、私は日本舞踊の授業などを見て、学校を後にしました。
カフェコンテナで遅いランチ。ここのカフェもなかなか良いです。

新宿久しぶり~。
nestRobe → JOURNAL STANDARD
コートってさー、やっぱり毎年欲しい形のが出るよねえ。
JOURNALでコートお買い上げですよ…。
今年はgrinのコットンのAライン、KAPITALのアンブレラPコートに続き、
これが3着目…。
去年、mizuiroのダッフルコート2色買いして、
これ以上可愛いコートはない、もうコートを買うのはこれでおしまいだ。
と思ったのは何だったのでしょうか。
いやー、このJOURNALのコートも、今年すでに2着も買ってなかったら、ショート丈の色違いと2枚買ってたね!
襟元のデザインが可愛いです。
ていうか、KAPITALで秋冬物たくさん買ったとき、冬物の買い物はこれで終わり、って言ったんだった。
まぁそんなわけないよね。10月でさ。

pas de calais
こっちにも可愛いコートあったぁ~。
でもさすがに堪えます。試着はしたけどw
ジャーナルか~。最近全然行ってないなぁ、と、店員さん。
私もすごい久しぶりだったんですよー、などと会話。
カタログを見て気になっていたストールがあったのですが、別のストールをお勧めされて、
実際に巻いたりしてみたらそっちのほうが全然良くて、そのストールを買いました。
他人から見て似合いそうなものをお勧めされる、というのもいいですよね。
自分では思わぬ発見があったり。
私は接客されるのわりと好きです。

l'atelier du savon
アームウォーマーが可愛かったけど堪えました。
あとは冬物は、セール価格になってからでいいよね…。

JOURNALは、ポイントカードが新しくなっていました。
1年以上、JOURNALで買い物してなかったー。
今度は、ベイクルのブランドすべて共通でポイントが付く。良かった!
(たまーにフレームワークで買い物することがあったのでスピックのも持っていた)
そして、会員コードを携帯に入れておけるのもいい!
お財布を会員カードでパンパンにするのが嫌だしね。すべてそうなって欲しい。
自分の買い物履歴がネットで確認できるのもいい!
買い物履歴って人生の履歴だし(大げさ)、なんか懐かしいし、
ヤフオク出品のときも便利そうw

2012-11-16(金)

↓なんか、タイムリーな話題(笑)
有料老人ホーム、夫婦別室で」女性3人に1人 説明会で相談多数

どうやら「別居したい」と思う妻は少なくないらしい。
ウチみたいに片付けられない夫が多い?
それとも別の理由?
いずれにしても妻の方が何かと我慢しているものなのですね。
私は同じ部屋で暮らしたくないだけで
一緒に出かけたり話したりするのは楽しいので、近い距離にはいて欲しいし、
それが叶えられるなら、やっぱり老人ホーム素晴らしいよ!!!
同じホーム内で完全別の部屋とかサイコー。

↓これ、小町だけど、スゴイ気持ち分かる~!!
夫の買い物と断捨離(愚痴です)

洋服なども色違いで何枚も買ったり古い物も捨てなかったりで収納しきれず大変な事になっていて、
都心の狭いマンション住まいでスッキリ暮らしたい私には耐えられません。

そうそう!! 私も散らかっている部屋を見るたび気が狂いそうになります。
ウチの夫はフリマ大好き。そこでいろいろ買ってきます。
必要だから買うのではなく、何となく値頃感のあるものを買う。
小さなものはあとでこっそり捨てたりもしますが、全然気付かない。もともと不要なものだから。
そんなものにお金を払っていると思うと、それも腹ただしいんですよね~。
物が好き、というより、買う行為が好き。
しかも場所を取るものを買うのが好き。せめて株とかなら場所を取らないのにな~。
うちも夫がかなり年上なので、いずれ私が一人暮らしになる可能性は高そうですが、
でも、ストレスで自分の方が早死にしちゃうような気もする…。
志半ばで無念じゃ。そうなったら悲しいなぁ。

昔々、自分は夫より早く死にたいと思っていました。(部屋はまだそれほど汚くなかった)
というか、片方が残ったら悲しいから同時に死にたいとか思っていました。
飛行機事故とか?

余談ですが、当時、職場の人にそんなことを話したら、
えー、オレ絶対りこさんと一緒には飛行機に乗りたくない! と言われちゃいました。
乗客の中に1人でも「落ちてもいい」なんて思っている人が混ざってるなんて嫌だって(笑)

それから夫が死んじゃうことを想像しては怖くて泣いたりしたこともあったよ。(遠い目)
嗚呼、それなのにそれなのに、長い年月が経つうちに、
夫には私より先に死んで欲しいと思うようになってしまいました。
友人のNさんもそうなんですって。(というかほとんどの妻はそうなのでしょう)
りこさんのところはだんなさんが年上でいいな~。ウチなんか同い年だからさあ~。
とか言われちゃったよ!!(笑)
おお! ほんとだ。まさか歳の差があって良かった、と思う日が来るなんてねえ。
Nさんも昔は、ダンナが死んだら生きていけない! ぐらいに思っていたそうですが
一緒に暮らすうちに我慢の数が増えていっちゃうんのでしょうね。
これは現代の女性に限らず、昔の人もそうだったのかも、と思う。
夫が死んでもわりと元気な妻が多いのは、どこかで清々したという気持ちもあるからかもしれない。
ただ昔の人はいちいちそんなこと口にしなかった、ということなのでしょう。
ところで夫の方は「妻が死んだら◯◯をしよう♪」とか考えていることはないように思う。
夫は、妻に遠慮してやりたいことを我慢しているようなことはないでしょうからね!

>都心の狭いマンション住まいでスッキリ暮らしたい
というトピ主への投稿で、

あきらめなければいつか夢は叶うってオリンピックとかでよく言ってるのを聞くよね。
トピ主さんも、ご主人より長生きすればその夢は叶うと思います。
今の生活が永遠に続くわけじゃない。
子供達はいつか家を出て行きます。
そして、ご主人よりトピ主人さんの方が長生きすれば
一人暮らしになり、好きなように暮らせます。
でも、スッキリ綺麗に片付いたマンションでの生活が
本心から幸せと思えるかどうか疑問ですよ。
私など、物にあふれたごちゃごちゃした家で
夫や子供達と暮らしていた頃が一番幸せだったと思っています。
もう二度と戻らない日々ですけどね。

という答えがありました。私もそう思うようになるのかなあ。
綺麗に片付いた家で、夫や子供達と暮らしているのが幸せだと思うけどなあ。

↓ほら、これ!!

ある日、テレビの横に勝手に買ってきた文机とパソコンを置き、この有様。
ここが夫のスペース。夫の部屋がないので仕方ないとはいえ、
リビングの片隅がこんな風にごちゃごちゃしている様を目の当たりにし、私は発狂しそうです。
(今もこれが映っているディスプレイを衝動的に叩き割りたくなるぐらい)
綺麗好き・インテリア好きには耐えかねる責め苦です。
でも一人暮らしになる日を夢見て、なんとか我慢しています。
でもその前にストレスで死んでしまいそう…。
でも!!! 絶対!!!!! 夫より先に死ぬものかぁぁ!!!
そして最低1年は一人暮らししたい!!!!
それも足腰しっかりしているうちがいいです。自分で家具を移動できないと困るから。

サトル君が独り立ちすれば、そこを夫部屋にして、夫のものをすべて放り込めるから、
それでもいいのかなあ。そうすれば長生きしても良し!(笑)
だけど、ウチなんか、いつまでも子どもたちが家に居着きそうでもあるよ。
今のマンションに、物が片付けられない夫とサトル君を含む4人が住むのは無理があるのです。人多すぎ。
まー、こんなこと言ってる私が出て行けばいいんだろうけどね!

2012-11-15(木)

映画「アーティスト」
昔の無声映画風に作られた映画。
面白かった。
人間はやっぱり顔とお金ですなあ。
ペピーがブスだったら、物語は始まらない。
ペピーがお金を持ってなかったら、どうにもならない。身も蓋もない。
美貌とお金は物語を作リ出す!!
どっちもなかったら、人生は停滞して終了するだけだね。

2012-11-13(火)

仕事の一環で、関連会社が経営する老人ホームを見学に行きました。
「高級老人ホーム」とのことで、ちょっと興味があり、
今日、同行するN部長ととても楽しみにしていました。

会社から電車で1時間以上かかるH市。(遠い…)
間違えて遅い電車に乘ってしまい、無料送迎バスの時間に間に合わず、
駅からタクシーに乗りました。
タクシーに行き先を告げると、「高級老人ホームですよね」と言っていました。
へええ…。やっぱりそうなんだね。

着きました。
正面に大きな花が生けられた吹き抜けのロビーやフロントは、まるでホテルのよう!
バブル期に建てられた建物で、空間に贅沢な余裕をもたせた作りです。
図書スペース、陶芸室、アトリエ、麻雀室なども充実。エステサロンもあります。
大浴場に、プール、スポーツジムもあります!
広ーいロビーの一角ではお婆さんが1人、ビリヤードをされていました。なんか優雅…。
居室も、いくつかのタイプを見せてもらいました。
採光たっぷりで快適な空間。広さも申し分ない。
施設に食堂や大浴場はありますが、
各居室にもキッチン、バスがついていて、どちらを利用しても良いそうです。
室内の改装もある程度認められていて、
造作家具で壁一面を書棚にしたお部屋もありました。
本が好きな方だったようで、その方が退室されたあともそのままにしているそうです。
素敵! 私ここのお部屋がいい!
いろいろ見ているうちに、目がキラキラしてくる私。
また、3人で住みたいからということで、2部屋をぶち抜いて1部屋にしたこともあるそうです。
結構、柔軟な対応なんですね。というか金さえ払えば許されるのか。

それにしても、なんて快適な空間!!
私、ここに住みたい!!!
今まで「老人ホーム」というのは、体の自由がきかなくなったら入るところ、というイメージがあったのですが、
全然違っていました!
老人ホームは、絶対、元気なうちに入った方が楽しい。
催しごともいろいろ企画されていて、オペラ鑑賞会や、落語など聞きに行ったりもするそうです。
行動が管理されているようなこともなく、外出や宿泊もまったく自由。
食堂も特に予約は必要ないそうです。外食も自由。
普通にマンション生活をしているのと同じ。
老人ホームというのは、マンションの買い替え、というイメージなんですね。
実際、今までのマンションを売却して入居金にする方も多いそうです。
ロビーやフロントにはいつもスタッフがいるし、マンションというよりホテル住まいかな?
ドアの内側はプライベート空間だし、外に出ればスタッフや入居者の皆さんと顔を合わせたりできる。
アパートで老人の1人暮らしより、ずっといいと思うーー。
私、1人暮らしが夢だったけど、 老人ホームでもいいなあ。こっちのほうがいいなあ。

食堂も開放的で綺麗。
今日は、ここのランチメニューを、スタッフ専用の食堂でいただきました。ここは少々狭い。
(さすがにスタッフと一緒に、入居者のスペースで食事するわけにはいかないか)

全体的に建物の設計、内装がいいです。
部屋の目的に応じ、部屋のデザインを変え、壁紙を変え、
快適な空間を作り出している。
関連会社が老人ホームを手がけるのはここが初めてだったそうですが、設計も自社。
当時の設計部の人たちがたくさんの施設を見学して勉強したんだろうなぁ。
そしてこういう企画が通るなんて、
まだ会社に勢いと余裕があった頃なんですねーと、みんなで遠い目をする(笑)
ギチギチしていない遊びの空間がいい。

案内してもらい、すっかり老人ホームが気に入ってしまったN部長と私。
見学しながら、わたしはこのタイプのお部屋がいいな。
フロアは2階ぐらいがけっこういいかも、2階は窓から植樹の緑が見えるし、大地も感じられる高さ。
高層のお部屋は、こういう郊外の地域だと眺望がちょっと退屈かも。
などと具体的に考え出す。あーー、入居前提で見学しに行きたいーー。
マンションのモデルルームを見て歩いていた頃のワクワク感が蘇るよー(笑)
何なら今すぐ老人ホームで暮らしたい。
サトル君もキヨちゃんもここから学校通えばいーよね。(サトル君はムサビとか?w)
私もここから通勤してもいいし! 少し遠いけど…。
あのー、子連れの家族4人でここに入っちゃダメですか? と聞いてみる私(笑)
一応、年齢制限があって、65才からなんだそうです。ははは。
夫婦の場合は、片方が65になっていればOK。
しかし、できれば夫とは別の部屋がいいなー、私は。
汚部屋はもうゴメンです。今度こそソファを置くよ!!

気になるお値段は
入居金: 部屋の広さに応じて 2500~5500万
毎月の費用: 1名: 17万 夫婦: 28万
食費込みなので、これだけ払えば最低限の生活はできるんだと思う。
(エステやオペラなどは別費用)
1人なら、60平方メートルもあれば充分過ぎるし、それなら入居金は3000万弱。
マンションを売れば、不可能ではない?
月費用の方は年金では無理なのかしら。私は毎月いくらぐらい貰えるんだろう。
でも、管理費+食費を払うだけでカツカツでは、
同じ入居者の中で、エステや催し物にバンバン行ける人たちに対し、引け目を感じてしまうかなぁ。
オペラどころか、買い物や小劇場に行く余裕もないんじゃ、つまんないかなぁ。
ホーム内でも貧富の差がくっきり。
元々お金持ちの人たちとは暮らしてきた環境が違って、全然話題が合わないとか。
そういうのは辛いかなぁ。

ここの老人ホームのいいところは、ケアハウスの施設もついているところ。
自分で動けなくなったらケアハウス棟に移るそうです。
これは子供にとっては、いいよねえ。一生安心。
親の介護の心配は皆無になるんだもん。
子供のためにも入りたいような。
とすると、子供の大学にお金かけてる場合じゃないのでは?
学費を老人ホームの入居費にあてるほうが、後々、みんながハッピーなのではないかしら?
しかし、子供をもったら老人ホームは諦めるしかない現実。
はっきり言って、2人分の学費と老人ホーム代、両方用意するのは難しい。
やっぱり子無し夫婦の方が、老後までしっかり楽しめるような気がするわ…。(・д・)

今日の見学で、老人ホームは老後の住処として「あり」だ、と思いました。
N部長も同意見。
N部長も、あそこの花壇の一部をちょっと借りて、家庭菜園とかやらせてもらえるかなぁ、などと、
具体的に考えてるし(笑)
ロビーにあるのコーヒーが飲めるカウンターも気に入ったようで、
夜はお酒出すのかなぁ、出すといいなぁ、などと言っていました。
私、N部長のこういうところが好きというか、気が合うところなんだよなw

屋上にも案内してもらって、武蔵野の空をバックにN部長と一緒に写真撮って、
ロビーのお花の前でも写真撮って、すっかり観光気分(笑)
スタッフの方たちもすごく感じが良くて、ここで暮らしたら居心地良さそう~。

私の老人ホームに対するそれまでのイメージがすっかり一変しました。
辛気臭い感じは全くない。
老親を老人ホームに「入れる」とか、老人ホームに「入ってもらう」とか、
老人ホームにはどこか厄介払いみたいなイメージがあったのですが、ここは違う。
私は率先して入りたいよー。入れてよー。
誰か老人ホーム買ってー! って感じ。
厄介払いでも何でもいいから、みんなで入居金出してくれないかなァw

老人ホームをあとにし、すっかり盛り上がっているN部長と私。
吉祥寺で途中下車して、N部長が予め調べてきていた保久良珈琲店へ。
しかし定休日でした~。
そこで、私が前から行きたかった「ゆりあぺむぺる」へ案内する。吉祥寺なら任せろー。
すごく素敵なお店でした。N部長も気に入ったよう。
店員さんに店名の意味を聞いて、宮沢賢治の詩に出てくる
「ゆりあ」という女の子と「ぺむぺる」という男の子の名前だ、と教えてもらいました。
古くて落ち着いていて、わざわざここを目指してくる人もいれば、
近所の年配の人同士でも入ってこられるような、そういう喫茶店が好きです。

さて、せっかく吉祥寺なら私は買い物して帰りますのでー、とここで解散。(今日は直帰)
とりあえず、n 見る…。
ワンピース1着買っちゃった…。だって冬仕様の起毛したリネンていいよね。
吉祥寺店はツーンとした店員さんだと思っていたら、また変わったようで
今日の方は、明るくて親しげな方…。
会計後の帰り際、ちょっと変わった生地のコート(fogとのコラボだそう)が目に入って、
試着していいか聞いたら、もちろん!! どうぞどうぞ!!
で、着てみたら、うわー! すごい似合いますーー! の大絶賛。
今日着ているワンピースにもピッタリ!! って。
う~ん、そうだろうか? と思いつつも、ここまで感心したように言われると、
悪くないかという気にもなる(笑) けど、買いませんでした。

実は、後日、他店にこのコートをもう一度見に行ったのです。
試着してみるも、店員さんは「どうですか?」と聞いたきり無言。
はぁ、可愛いコートですね、と私のテンションも下がる。
「これは一枚仕立てなんです」と説明される。
一枚仕立て…、裏地がないことかと思ったら、
いえ、袖部分が別に取り付けられていなくて、身頃と一体ということです! と、馬鹿にしたように言われる。
はー、分からなくてすみませんね。
店員さんはこっちを見ることもなく遠い目をしている。
ストールを巻いたときの感じも見たくて、
あの、このストール借りてちょっと巻いてみてもいいですか? と聞くと、
「ひっかけやすい素材なので気をつけてください」と、なんだかイヤそう。
(他の店舗では、こういう場合、色違いとかどんどん持ってきてくれるのに)
私、この人に嫌われてるようだ…(´;ω;`)
ていうか、n、店員さんにバラつきがありすぎない?

結局、買いませんでした。
店に入るまではけっこう買う気満々だったのですが、改めて着てみると
やはり、あの吉祥寺の店員さんが絶賛していたほど良くもない。
安くないし、生地も薄いし、冬は無理だし、今思えば、ホント、買わなくて良かったようーー!!
ありがとう、無愛想な店員さん!!! ヽ(;∀;)ノ
もし、私が今年すでに薄手のコートを買ってなかったら、(grinで買った…)
あのとき吉祥寺店でこれを買ってしまってたかもしれないと思うと、
店員さんによるところって、あるんですねえ。

さてさて、話は老人ホームに戻る。
家に帰ってから、夫に、老人ホームがいかに素晴らしいかを熱弁。
子どもたちが独立したら、ここのマンションを売って、入居費用にあてて、
老人ホームに入ろうよー!!(ただし別室) と言うと、
まだまだローンが残ってるから無理だよ、と言われる。(今まで繰り上げ返済ゼロ)
売っても、残りのローン払ったら、全然残らないよ、って。
げッ!!! そ、そんなの、いやーーーん。
じゃあ、どうすれば良いのだ。
わーん、老人ホーム入りたいよーーー。

すっかりその気になった私は、他の老人ホームについても調べてみました。
まあ、そうしましたら、高級老人ホームって、もっとすごいのがいくらでもあるんですーーー!!
うちの近くにもあるw
老人ホームについては今まで何も知らず、また今日見てきたところしか知らないけど、
銀座近くにあるホームは、今日見てきたところなんか目じゃない。めっちゃ豪華。
入居金は億単位。
今日行ったところは、特に高級ってわけでもなく、お手頃? という気さえしてきた。
まぁH市だしなー。都心まで遠いよなー。
仮に下北沢に芝居を観に行っても、行って帰ってくるだけで疲れてしまいそう。
いずれにしても、私はこのH市のホームにも入れないんですけどねっ!!!!!
ちぇっ。どうか厄介払いしてくれよ☆

2012-11-10(土)

昨日、物置に置かれていた荷物をほどいてみたら、
夫や弟さんが子供だった頃の文集、アルバムなどが出てきました。

夫は昔から文章を書くのが好きだったようですが、弟さんは苦手だったようです(笑)
高1のときに夫が書いたエッセイ? 論文? も出てきました。
ノートを破いてホチキスで綴じてある。びっしりと6ページ分。
宿題などではなく、ある日突然、思うところを書き綴ったようです。

「雑」 ←題のつもり
1年九組九番 ◯◯ ◯◯ ※夫の名前

私はこれからだらだらとくだらないことを狂ったように書きつづっていくつもりだ。
私の文章はきたなく乱雑で読みづらい。字のへたな人間はたいへん損である。
文字の綺麗な人、読みやすい字の人によって書かれた文章は …

というように始まる文章は、なかなか読ませる内容で面白い。
自分でも気に入って取っておいたのか、お義父さんお義母さんも、また気に入って取っておいたのか。
私は、帰りの新幹線でゆっくり読もうと、これを持ち帰る荷物の中に入れました。

早朝5時半頃、家をあとにしました。
電気・水道は、まだ家財の整理に来るので、とりあえず継続して
電話、NHKは解約。ガスは一時停止。
川西池田から6時前の電車に乗り、東京に向かいます。

新幹線の中で、持ってきた夫のエッセイを読む。
テーマは特になく、思いついたことを次々と書き連ねている。
なんか昭和の感じ!! いい意味で。
昭和の学生は文章書くのがうまかったでしょ。たぶん今より。
山田かまちとか、忌野清志郎が高校生の頃に書いた文章みたいなんだよ。

まずは、自分の字が汚いことについては、
教育指導者が字の書き方を教えず、字の写し方を教えているに過ぎないという
日本の教育制度も悪いのだ、としています。
とはいえ、やはり自分自身の責任なので、ごくろうなことだが何とか解読してもらいたいとのこと(笑)
そして、小学5年のときからひと月おきに買って「表紙・裏表紙がちぎれるまで読み狂っている」という
大相撲の雑誌の話から、双葉山の相撲道について書いている。
相撲の話から所属している高校剣道部の話に繋がる。

私はある日、よく優勝するブラバンの一部員が言っていたのをテレビで聞いたことがある。
その部員が言うことには、自分たちは優勝を目的としているのではなく、目的はよく分からないけど、もっと他のところにあって、
その結果として優勝するだけのことである、というのである。ならばその目的とは何であろうか。

私も一時は剣道をやる目的をはっきりさせようと悩んでみたが、私はとうてい悩み苦しむ人間になれず
どうでもいいワとか、どうにかなるワといった感じで目的をはっきりさせられなかった。
一回ぐらいクラブをやめてみたら何の為に剣道をやるかということがわかるかと思ってはみたが、これは大きな間違いであった。
人間は何のために生きるかをはっきりさせるためにいちいち死んでみたら命がいくつあっても足りないのである。
剣道をやりながら目的をつかむことが大前提なのである。

ある日校内で紅白試合をやったとき、私はAと対戦した。このAは今はもう剣道部をやめてしまったが
男前で勉強もよくできるスポーツマンタイプといった具合だ。
Aとの対戦中、剣道部の女どもは皆Aを応援しやがる。私と同チームの女どももだ。
私の応援は同チームの男どもがわずかにしてくれただけである。
私は男の意地でガンバッタが何のことはない、あっさり負けてしまった。

いや、こんなこともどうでもいい、私の言いたいのは
人生においても機をつかんだ時、集中力によってその人の人生の価値が違うということである。
別に他人様が自分の人生をどう評価しようと構わない。自分で自分の人生を振り返ったとき、
自分自身の人生は価値あるものだったかどうかということが大切なのである。
価値ある人生にしようとすることが最も大切なのである。

そして、哲学めいたことはがらじゃないので、ということで話が相撲に戻り、
相撲雑誌に乗っていた、大鵬を優等生、柏戸をガキ大将として対照評価していた記事についての考察。
そこから、ガキ大将が生まれにくい日本の教育制度について言及していました。

日本の教育方針が変わらない限り、ろくな生徒会は生まれないだろう。文部大臣、しっかりせい。

だって!(笑)

私はなぜ時場山が好きかというと、彼は身長178cm、体重125kgの小さな体でこれといった得意技も持たず
奇襲戦法も用いず、堂々と幕内に陣取っているからである。彼を支えているものは忠実な基本とファイトだけである。
それに勝てる奴には必ず勝つといったプロ根性である。私はここで何について書こうとかということを忘れてしまった。
時場山の身長、体重を調べるために相撲の雑誌を見ていたら、ついつい読んでしまったのだ。
私はダメな人間様だ。ワハハハハ(←虚しい笑い)
ここで4分間の休ケイ
1分間
2分間
3分間
4分間 次のページへ

↑ときどきこういうのが入るのが面白い。なぜか昭和っぽい。

そして、男子剣道部1年生の間で書いているというクラブ日誌について。
部外者(剣道部2年生・1年女子も含む)には完全マル秘というその日誌には、
恋愛問題や剣道のあり方や練習方法についての批判、試合の反省、自分への戒めなどが書かれているそうです。
が、どんなにいい言葉を発しても、試合に負けてしまえば何にもならないとも。

貴ノ花の兄貴の二子山(若ノ花)は、練習さえまじめに一生懸命にやれば強くなる。
すると自然に悩みは解消していくものだと言う。相撲道も剣道もたいして変わりはない。
悩みのあるのは練習不足がたたっっているとも言えるのである。
イザヤベンダサン著の「日本人とユダヤ人」を読んでみると、日本人は悩み、すぐに思いつめてしまうというのである。

原文を引用して「安穏だからこそ思いつめている余裕があり…」、これを二子山流にかえてみると
「練習不足だからこそ思いつめている余裕があり…」となってしまうだろう。
と言っても、機械的に練習を一生懸命にやればよいというとのではない。
練習には必ず自分が存在し、また自分を見つめる余裕が必要である。そうしなければ自分に進歩はない。
悩んでしまって練習を怠るような人間はクズだと言いたい。
(またこのように書いてしまうといかにも自分は悩みもなくまじめに練習をやっているように見えるのだが…)
人生においても同様で悩んでしまって何もできずにクタバッテシマウのは人間のクズである。

生き抜くことこそが悩みを解消するただ一つの方法であり、道を極める根本的唯一の方法である。

日誌に書かれる内容で次に多いのは、"love"についてだそうです。
しかし「この方面のことはどうも苦手である」とのこと(笑)
まずは男を4種類に分けて
A: 女性を好きになるタイプ
B: 女性に好かれるタイプ
AB: A、B両方を合わせたタイプ
C: 完全に無視され無視しているタイプ
夫はどんなにあがいてもBタイプではなく、好きになっても片思いで終わるので、
好きになっても仕方がないという思いが拡大し、今はCに近くなってしまったそうです(笑)
Aにしがみついている奴の片思いのケースは共鳴するところが多く涙を誘うとも。

B、ABの男どもは女どもに親切に、かついたわりの気持ちで接すれば良い、などとほざくが、
私にはこの「いたわる」という意味が解せないのである。「甘やかす」とどう違うのか。これが問題だ。
人に甘いということは自分にも甘いということになる。
私は両親に甘えて育ったせいか何か厳しいものに心が惹かれる。
一生懸命何かをやっている人間、女性は美しく見えるのだ。
私はここで女どもに問う。お前らは甘やかされて嬉しいのかと。
いや、こんなことを女どもに問うても仕方がない。ま、私もそのうちいつかはわかる日が来るだろう。
来てもらわねばならない。(オレも男だ!) ガールフレンドが欲しい! ←私の絶叫

わはははは!!!
最後に、夫が作詞したという「つんつん節」の替え歌が載っていました。(36~45番まで? だそうです)

36番 生まれてこの方16年 ※ツンツン(以下同) 何をやってもダメなオレ
37  生きることさえいやになる ※ 死んでも悲しむ人もなし
38  だけど神様おっしゃった ※ 死んでも悔いないこのオレに
39  もし今死ねば人生に ※ 負けたことになるんだぜ
40  人にはできぬやれぬこと ※ やらなきゃつたるぜ男いき
41  オレは茨高の健男子 ※ なんで死ねよか負け犬で
42  勝たねばならぬこのオレは ※ やらねばならぬこのオレは
43  空しき人生乗り越えて ※ 行くぜ荒野の果てまでも
44  他人が選んだ道じゃない ※ オイラ一人で歩む道
45  山道 坂道 イバラ道 ※ 道なき道をいざ進まん

このような替え歌を発表しますと、いかにも私は確固たる信念の持ち主のように思われそうですが
実は意志薄弱な頼りない一生徒なのでございます。

Fine (←大きく筆記体で書かれていました)

孤独な木鶏こと
◯◯ ◯◯ (夫の名前)

以上、なんだか面白くて、たくさん書き写してしまいました!!
今の高校生はこんな長文、書き綴ったりしないようにも思う。
なんだか時代背景も、考え方も全然違うよね。
面白かったよ。頭いいと思う。
そして、心配せずとも、この18年後、一回りも年下の可愛らしいお嫁さんをもらうわけよ!!(笑)
(まだ見ぬ君は、はるか埼玉県に住むまだ4才のりこちゃんw)

さて、無事、自宅に着いて、子供たちと再会を果たした後、(2人とも寝てました…)
私たちはすぐに海上保安庁音楽隊の定期演奏会へと出かけるのでした。
同じ時期に、自衛隊の音楽祭りも開かれる予定で、ぜひ行きたかったのですが、
そっちは抽選に外れちゃったみたい…。
場所は五反田のゆうぽうと。
牧阿佐美バレエ団の発表会ですっかりおなじみの場所。

演奏については、まぁ普通?(笑)
すっごーーーい上手いっ!!、ってわけではないような。
でも海上保安庁を応援したい、という気持ちもあるし、楽しめました!!
映画「海猿」の話も出て、観たくなっちゃった。
舞台上の保安官によると「この状況で自分だったらどうするか…とか、
つい仕事モードで観てしまうので、リラックスして楽しめなkった(笑)」とおっしゃっていました。
海上保安庁オリジナルグッズなどもあって、皆さんけっこう買われていました。
人気あるんですねえ。
私は寄付もしたよ!!(少し…)
こういうところにブサヨが来て邪魔したりはしないの? と思ったら、
彼らは集団でいるならいいけど、このように自分たちが少数派になるような場所は苦手なのだそうですな!

テラス席のある小さなカフェで一息ついて帰りました。

帰ってきたねえ・・・・・

2012-11-09(金)

キヨちゃん、今朝は、ちゃんと起きられました!
昨日の夜、目覚ましかけて、携帯は枕元に置くように言ったしね。
それから寝る前に、枕に指で起きる時間を書いてから寝るようにすること。
昔、友人(ルミルミ)に、不思議と効くよ、と教えてもらったのですが、これは本当です!

昨日、キヨちゃんと電話で話した時、
(母さんいなくて)寂しい? って聞いたら、「寂しいーーー」と返ってきました。
あれ、なんだかやけに素直だ。いつもわざとふざけた返事をするのに。
「どうしてまだ帰って来られないの?」とも聞いてきたし、
ほんとに寂しいんだと思う。
できたら、私だけでも今日帰るつもりでいるのですが…。

お隣りの家に尋ねたら、今日が燃えるゴミの日だったので、
夕べ冷蔵庫を整理した生ゴミを全部出しました。
とりあえず良かった。
缶、ビン、ペットボトル、プラごみはまだ大量にありますが…。

朝一番、市役所に行って、昨日のもろもろの続き。
その後、弟さん夫婦が到着し、みんな(弟さん夫婦と私達の4人)で弟さんの車に乗り、
池田にある霊園に行って納骨。
いわきの父のときは、お寺管轄の墓地でしたので、納骨の際もお坊さん呼んで仰々しくしていましたが、
ここでは、管理人さんに声をかけて書類を書いて、自分たちで骨を入れれば良いのでした。
ただしお墓の名義が、もう亡くなっているお義父さんの名前のままになっていたそうで
池田市役所に行って、その変更手続きをしなければいけないそうです。

とりあえず、お墓の場所に行く。
墓石の前の入り口にあたる石をよけると、斜め下の奥の方に空洞がありました。
お義父さん、お義父さんのお兄さんなど先客もいらっしゃいます。
ここは元々、お義父さんのお兄さんが買ったお墓なのです。
地域によって、骨壷のまま入れるところ、骨だけを入れるところ、いろいろありますが、
ここでは布に包んで入れるらしい、とのことで(でも誰もはっきりとは分からない)
お骨を包んであった布(サテンぽい)ごと、コロンと入れました。
構造上、奥に転がり落ちる、という感じ。
ポリエステルは土に帰るのかしら…。
私は骨だけ入れるほうがいいな。土と同化していずれ何も無くなる。
弟さんの奥さん(Mさん)の実家の鹿児島では、骨を入れる場所はもっともっと広くて、
中には棚が作られていて、そこに、骨壷をずらずらーーっと並べていくそうです。
骨壷(瀬戸物)も土に帰らずそのまま残るんだろうなぁ。いっぱいになったらどうするんだろう。

Mさんはお墓をとても大事にする人で、
お義母さんのところに行くときは必ずお墓に寄って線香とお花を供えていたそうです。
一方、お義母さんは、お墓に対して全然思い入れがなく、
お義兄さんが勝手にお墓を買って残していったことも、あまり良く思っていませんでした。
そして、おとうちゃんは(お墓ではなく)、ここ(自分の近く)にいるから、と言っていました。
私もお義母さんと同じ…。
お墓はただ骨が埋まってるだけ。そこには誰もいないよね、と思います。
私の本当のお母さんだって、埼玉のあの墓地には居なくて、
このへんとか空とか? なんとなく見えるところにいる、って思う。
Mさんは、お義母さんがお義父さんのお墓参りもあんまりしないことについて
あまり良く思っていなくて、お義母さんとMさんには、なんとなく、そういう確執もあったのかも。
ということは、やっぱり全然お墓参りをしないウチ(長男夫婦)のことも良く思っていなかっただろうなw

家には17年前に亡くなったお義父さんが書き遺していた遺書があって、
今回のお坊さんを呼ばない葬儀も、その遺書によるもの。
「死ぬときは家で」というのだけは守れなかった…と夫が残念そうに言っていました。
お墓については「近くに住む者が管理する」と書いてありました。
近くに住む者、かつお墓が好きなのは弟さん夫妻(というかMさん)ですが、
次男だから(出た!)名義人にはなれません、とのこと。
お墓はウチの物になりました…il||li(TωT`)il||li

さて、この足で、池田市役所に行って、お墓の名義変更手続き。
おおーー。車があると便利ですなぁ。
半日で納骨と市役所の手続きができてしまう。
ただ、名義変更には、お義母さんの原戸籍が必要とのことで、
まずそれをもらいに東大阪市役所で手続きをしなくちゃいけなくて、
すぐ完了というわけにはいかないのでした。
そういうのも後ほど全部ウチがやるのです…。

4人で、ちょっと高級ファミリーレストラン的なところで昼食。
この4人で食事って、初めて。
これまでは、弟さんたちは、お義母さんの具合が悪くなっても、ちっとも動かないし、
私は、ちょっとムッとするところがあったのですが、
こうしてお喋りしてみると、弟さんは、結構面白い人だったりする。
考えてみれば、今まであまり話したこともなかったのです。
お義母さんは、Sちゃん(弟さんのこと)は無口やけど、たまに言う一言が面白い、
と言っていたことがあったけど、まさにそんな感じでした。
弟さん、嫌いじゃないな、私。
でも…、お義母さんが亡くなった今、弟さん夫婦と会ったりすることはますますなくなるのかな。
こういうのは女同士、つまり私とMさんがメールやり取りするぐらい仲が良ければ、
また違うのかもしれないけどね。
私とMさんは10才違いで、私が年下なのですが、
結婚した当初、Mさんは私のことを「お義姉さん」と呼んでいました。
髪の毛2つにしばってリボンまでつけていた私を!(笑)
「うちは次男です」アピールだったんだろうなぁ。
学校を卒業したばかりで新婚の私と、30歳超えてすでに子供2人いたMさんは、
なんだか違いすぎていて、嫁同士特に仲良くなることもなく、今まで会う機会もないままだったのでした。
これを機に、どーなるかな。

その足で、郵便局と銀行にも寄る。
銀行は複数いくつかと取り引きがあって、それぞれで相続手続きが必要なのです。
やっぱり、銀行の相続手続き代行サービスの営業をされたよ。
私が、「それって遠い市役所の原戸籍とかも取ってくれるんですか?」って聞いたら、
あとで調べてわざわざ電話かけてきてくれました。
まー、50万出しては頼まないけどね。

それにしても車って楽だねぇ!
車のない私と夫だけだったら、今日は納骨だけしてご飯食べて終わりだったかも。

家に帰ってから、ひととおり、片付けというか家探し…。
とりあえず欲しいものを各自もらう。
家電はすでに弟さん一家が予約済み。
私は…、去年、お義母さんが昔、田崎真珠の見学に行ったときに買ったという
黒真珠のネックレスとイヤリングをもらっていたので、あれが形見、ってことでいいや。
今回は、戸棚に残っていた使いかけの化粧水と乳液、
CO-OPので私と同じだから、それをもらって帰ることにしました。
スクワランのパックは私は買ったことなかったけど、けっこういいかも。。

私が死ぬときは、あまりものを溜め込まないようにしよう。
何がしまってあるか自分でも分からなくなったりしないように、
必要なものだけ身の回りに置いて、家の中はスッキリ綺麗にしておこう、と思いました。
もっとも、そんなことができるのは、夫もいなくなって一人暮らしになってからの話だけど…。

残ったゴミは、弟さん夫婦が持ち帰ってくれました。
ほんと、車は便利だーー。

さて…、できたら、私だけは今日帰るつもりでいたのですが、
外はすっかり暗くなってしまい、今から移動するのは大変だし、
明日は子どもたちも学校がないので起こすこともないし、
私ももう一晩ここに泊り、明日の朝、夫も一緒に、2人で帰ることにしました。
何より、今晩、お義母さんのいなくなったここの家に夫を一人で泊まらせることが忍びなかった。
私は自分が結婚したことをけっこう後悔しているのですが(笑)
こういうときは、親が死んだりしたときは、自分の家族が居るということは救いになるかもしれないな、
と思いました。

明日は朝早く出るので、今日のうちにご近所にも挨拶。
6時前に家を出て、お昼前には家に着きたい。
実は、明日の午後、海上保安庁の吹奏楽の定期演奏会があって、そのチケットが当たってるので、
せめてそれには行きたいんですーー。
今週、お芝居2本、観られなかったし…。

夜、また2人だけの夜。
外出する気力はなく、またお寿司を取ることにする。
3日連続、同じ店で寿司の出前頼んでいます(笑)
もう「まいどー」とか言われちゃってるし。
でも、疲れたときにお寿司っていいよね。素晴らしい食べ物だね。
ここでお寿司食べるのも今日で最後だねえ。
って、一昨日、初めて食べたんだけどww

この家でお風呂入って寝るのもたぶん最後。
あとは家の整理で来ても、泊まるようなことはないでしょう。
来年の春ごろになるのかな? 家の中の不用品を処分して、
土地を売却して─、
…せっかくだから、ここ、サトル君のアトリエになればいいんだけどねー。
ここからどこかの美大に通えればねえ、ホント。

家については、お義父さんの遺書に、
住む者があれば、家は住む物の所有とし、片方に土地価格の30%を支払う。
誰も住まない場合は、家と土地を売却し、それを2等分する、とありました。
会社の便箋に、お義父さんが亡くなる前のお正月の日付で書かれていました。

2012-11-08(木)

朝7時。
キヨちゃんの携帯に電話をかける。…出ない。
家電にかける。…出ない。
携帯と家電、両方にかけ続ける。出ない出ない出ない。
サトル君も出ない。(お兄ちゃん使えねえー!! 怒)
延々電話をかけ続ける。
それにしても、この時間が非常にもったいなくて嫌。
普段、家にいるときもキヨちゃんを起こすのは嫌です。
お弁当作ってる手をいったん離して、台所から一番離れている寝室まで行って、
しかも1回じゃ起きないし、起こしても感謝されるどころかすごい不機嫌だし!
キヨちゃんは寝起きの機嫌がすこぶる悪いのです。二重人格かと思うほどに。
家事の中で「キヨちゃんを起こす」って、一番嫌いかも。

布団の中で(って自分は布団の中なんですがw)
ただリダイヤルし続けるという不毛な時間が経過し、とうとう8時。遅刻確定。
諦めて、キヨちゃんではなく、今度は学校に電話をかけました。
欠席は11/7(水)だけと言ってあったので、今日行かないと無断欠席になってしまう。
なんて言おうか迷いましたが、
「お祖母ちゃんが亡くなったので、昨日に引き続き今日も忌引きで休みます…」
と担任の先生に伝えてもらいました。

10時半過ぎ、キヨちゃんから電話がありました。
「今起きた。どうしよう…」(´;ω;`)
とりあえず、今からでも学校に行くように言いました。
先生には休みって言っちゃったけど、「来れるようになったから来ました」って言えばいいよね。
って、よく分からないと思うけど(笑)
まぁ、学校に来たのを拒まれたりはしないよね。
もし後で先生に事情を聞かれるようなことがあったら説明しよう。
ところで、今日のキヨちゃんの出席簿は、忌引き? 遅刻?
明日も起きられなかったら、明日は先生になんて言えばいいの?

さて、今日の私達の予定。
一人暮らしだったお義母さんが亡くなって戸籍がなくなるので(除籍と言う)、その手続き。
年金や介護保険など、たくさん提出書類がありますが、
市役所では親切に教えてくれるので、ひとつひとつ、そのとおりに動けば良い。
市役所のほか、各銀行で相続手続きも必要。

午後は、非常にお世話になった、お義母さんの姪(夫のイトコ)にあたるTさん親子が来訪。
今年4月、お義母さんの具合が悪くなってからというもの、
奈良に住むTさんは、結婚して京都に住む娘さんの車に乗せてもらって、
2人で川西のお義母さんの家に通って、いろいろとお世話してくれたのです。
入院中、着替えの準備からお部屋の片付けまでしてくれていました。
もうこのお二人がいなかったら、どうなっていたことか…。
どんなにお礼を言っても言い足りないほど、Tさん親子にはお世話になりました。

かたや大阪に住む夫の弟夫婦は、動かなかったねえーー。
弟さんの奥さんが「うちは次男だから…」が口癖で、
そもそも次男だから結婚しました! と言ってはばからない人で、
それって、面倒見たくありません、ってこと? って、私はそれを聞いてビックリしました。
今回も何かというと夫が対応していました。
お義母さんも「同じように育てたのに、なんでこう違うんかねえ」と漏らしていたそうですが…。
でも、遺産相続とかについては「うちは次男だから…」とは言わないんだよねきっと。
だいたい、次男だから何なんすか。

お義母さん生前中はなかなかタイミングが合わず、
私とTさんは今回が初対面となりました。
Tさんは、弟さんの奥さんには「次男やからいうて近いのにちっとも来ないで!!」と
怒ったことがあるそうですが、(すごい勝気な性格だそうです)
私は気に入られたーー!!(笑)
Tさんも娘さんも私を「想像してたとおりの人やわーー」とニコニコしていました。
お義母さんも、私のことは良く言っていてくれたようです。
本当に、Tさんにはお世話になりました。ありがたいです。
自分の母親の具合が悪くなったときに、お義母さんが献身的にお世話してくれたので
その恩返しとのことでしたが…。

夕方、取り引きのあった銀行の担当者2人が線香を上げに見えました。
お義母さん、銀行の人にまで、一緒にお風呂入って体洗ってもらった、って話してた(笑)
こういう仕事をしていると嫁の愚痴を聞くことが多いのですが、
Sさん(お義母さん)の場合は、良い話ばかりで聞くのが楽しかった、と言っていました。
で、あとは営業です。
実は、面倒な相続手続きを銀行がすべて代行してくれるサービスがあるそうです。
実際、お義母さんの原戸籍を取らなくちゃいけなかったり、何かと大変。今回は土地もあるし…。
最終的に、相続分を数値化して、書類にして、スパっと配分。
そのサービスのお値段を聞くと、50万とのこと。
私は、めんどくさくなくていーんじゃない? と思ってしまったのですが、
夫は、問題外、とのことでした。
遺産が何億円もあるならいいけど、わずかな相続のために50万も払っていられない。
その分、兄弟で25万ずつ分けたほうがいい、と。
ま、そう言われればそうですね。
頑張って市役所通ってください~。(弟さんじゃなくほとんど夫がすることになるでしょうが)

夜、またお義母さんの家に夫と2人。
今日は外には出ないで、家でお寿司を取ることにしました。
昨日、甥っ子家族が自分たちだけ頼んでいたのと同じ特上さー!
やっと私たちもゆっくり食べられた。

夜、台所・冷蔵庫の中に残っている食品を整理。
というかほとんど捨てる…。どんどん捨てる。
半分カビてしまっている瓶詰めのゆずジャムと一緒に
「ゆずジャムの作り方」のメモがあったりすると、それが何だか悲しい。
先月、夫が関西出張の際、ここの家に寄ったときのお土産の漬け魚のパックが
冷蔵庫にそのまま残っていて、なんだか、そういうのが胸に来る。
夫はできるかぎりお義母さんのところに顔を出していました。
しかし…、これら生ゴミをどうやって捨てたら良いものか。
きっと決められた曜日にしか出せないし。
近所の人にお願いするしかないなーー。

今日も過ぎてゆく。
明日は、弟さん夫婦も来て、納骨をします。
仏教では、49日間はお墓に入れずに置いておくということになっていますが、
仏教徒ではないし、無人の家に骨壷を置いて帰るわけにも行きませんので。

2012-11-07(水)

弟さん夫婦ご一行が到着。
弟さん夫婦、その息子さん夫婦とその子供2人(3歳、2歳)、娘さん夫婦(妊娠中)。
私は弟さん夫妻と会うのも17年ぶりなのでした。
私と妹は、遠くてもしょっちゅう会ってるのに、男兄弟はそういうものかしらね。
サトル君とキヨちゃんも、大人になったら全然会わなくなりそう…。

斎場(火葬場)に向かいました。
今回は、お通夜も告別式も行わない「火葬式」です。
火葬の前に献花してお別れをします。
(無宗教なので焼香ではなく献花)
家族葬で…と思っていたのですが、親しかったご近所の方、
お義母さんがずっと選挙のお手伝いをしていた議員さんの事務所の方々も
参列してくださいました。
予定よりも参列者が多くなってしまったのですが、
葬儀社の方は急いで人数分の献花用のお花を用意してくださいました。

ここの市では、火葬前にお棺についている扉を開けて遺体の顔を見せたりはしないそうです。
が、今回は、急な入院・他界で、
お見舞いに行く前にこんなことになってしまった…と悔やんでいる方も多く、
葬儀会社の方の計らいで、少しの間、扉を開けてもらって、
皆さんがお別れを言うことができました。
ところが、このことについては、葬儀社の人が斎場の職員に
ものすごーーーーく怒られることになったのです。
火葬の後、私1人トイレに寄ってみんなより遅れて、事務所の前を通ったとき、
葬儀社の人が「申し訳ありませんでした!!!」と大声で謝る声が聞こえ、
仁王立ちの職員の前で深々とら頭を下げているのを見てしまいました。
あとで葬儀社の人に聞いたら、いいんですよ、自分たちが謝れば済むことなんで…。と言っていました。
「出入り禁止にするぞ!!」とも言われたそうですが…。
この「火葬式」というのは、とても安く済むプランなのですが、
葬儀社の人は本当に良くやってくださいました。

みんなで火葬炉の前で送ったらこれでおしまい。解散。
今回は、最後に、参列してくださった方全員で、中庭で、集合写真を撮りました。
これ、とっても良かったー。(それぞれちょっと泣き顔だけど)
小さなお葬式だからこそできたことかな。
後日、お礼状とともに皆さんに写真を送りました。

ここで一旦、火葬場を出て、家に帰ります。
3時間後ぐらいに、そのときは家族のみ集合。

お昼ご飯は、家でお寿司を取ることになりました。
こういうときは大きな寿司桶で…と思うところですが、
甥(弟さんの息子)が、それだと自分のお嫁さんが手を出しにくいから…と言って、
自分たち家族だけ1人前ずつ、特上のお寿司を頼んで、自分たちだけで食べたのです。
…これってどうなの?
私だったら、こういうときにわがまま言わないの! とか言っちゃいそうだけど、
弟さん夫婦は注意したりしないの?と思ったら、
「息子の嫁」には気を遣うし、言うと角が立つから何も言えないものなんですって。
もう諦めているようで、
はっきり言って、息子夫婦が遊びに来るよりも
娘夫婦が遊びに来る方が楽しいし、気楽だと言っていました。
娘に生まれる孫の方は、自分の好きにできるから楽しみだって。
前に息子夫婦の赤ちゃんを預かったとき、ミルクの時間に言われた量より少し多くあげたら、
あとで息子夫婦にものすごーーーーく怒られた、ということもあったそうです。
わあ、嫁姑問題だねえ。

うちは男の子しかいないなぁ。どうなのかなぁ。
ていうか、サトル君もキヨちゃんも結婚するかも分かんないけど。
でもまぁ人によるよね。
この甥っ子のお嫁さんは、かなりの人見知りで、険しい顔をしたまま
私達とは目を合わせようともしなかったし、一度も言葉を交わすこともありませんでした。
一方、姪のだんなさんは人懐こくて、キヨちゃんとゲームの話で盛り上がっていました。
人それぞれだね。

結局、このときのお寿司は、夫と私はご近所への挨拶まわりをしていて、
ほとんと食べられなかったんですけど。

再び火葬場へ。今度は親族だけです。
お骨を骨壷に納めて、終了。
葬儀社の方から小さな組み立て式の祭壇を渡されました。
お鐘、お線香、花瓶など、必要なものはちゃんと入っています。配置例なども。
しめて、175,000円。(web割引5000円)
お葬式って、このぐらいでできるものなんですねー!
死ぬことは特別なことじゃないので、葬儀社を通さなくちゃいけないこともないのですが、
こっちも慣れてないから、葬儀社にお任せして動くほうが楽なのです。
今後の手続きチェック表などももらえます。
(相続人となるので、手続きがいっぱい!!)
葬儀社の担当は若い男性2人で、最初、ちょっと軽そう? と思ったのですが、
親身になって動いてくださって、最終的にはたいへん満足でした。
最近は、こういうシンプルなお葬式を選ぶ方も増えてます、とのことでした。

ほんとに親しい方々が来てくれて、私も挨拶できたし、
写真も撮って、あとで思い出すこともできるし、いいお葬式だったと思うよ。
別にみんなで飲み食いなんて、誰もしたいと思ってないだろうからね。

2年前の私の父の葬儀はド派手にやったし、相当お金かかったと思います。
何百万だろうなあ。
なんてったって骨壷だけで10万だからね!
(納骨したらあとは捨てるだけの骨壷に!)
お布施をはずんで高い戒名もつけてもらってたし。
まぁ、仕事をしてきて、それなりに付き合いのあった男性と
専業主婦の女性の違いはありますけど。
いわきの母からみたら、今回のようなお葬式なんてありえない! 非常識! って感じかしら…(笑)

とりあえず、終わった…。

サトル君とキヨちゃんは今日帰ります。
明日、私がいなくて起きられるかな…。

そして、弟さんのほうの家族もみんな帰っていき、
お義母さんの家に夫と私だけが残りました。

夜ご飯は…、外に出ることにしました。
バスで川西能勢口駅まで行く。
私、モザイクの中の雑貨屋さん「AIDA」が好きなんだよねー。
ここで何回かお買い物したなあ。お義母さんとも来たし。
鳥のクリップや、アームウォーマーは今も愛用してる。
食べるところがあまりなく、駅ビルに移動。
こっちも飲食店はあまりなくて、定食屋でかきフライを食べました。
お疲れーーの乾杯。

お義母さんのいないお義母さんの家で、2人だけで寝るのは不思議な気持ち。
というより、2人だけの夜って、サトル君が生まれてから、初めてですな。
明日は、キヨちゃんを起こすために(電話攻撃)、わたしも早起きしなくちゃいけません。
いつも私が起こしてるから、1人で起きられるかどうか…。
サトル君は学校休みで起きないだろうから、
キヨちゃんが1人で目覚ましかけて起きないといけないのです。
目覚ましなんかじゃ起きないから無理そう…。

サトル君は、9月、文化祭にかかりきりだったため、
卒業制作のスタートが大幅に遅れ、全然間に合わず、このところ学校を休んで家で描いていました。
そうしたら先生から電話がかかってきてしまい、授業には出席しなくちゃいけないようです。
休んでるのはてっきり先生公認なんだと思ってたよ…。
今回の忌引きで休暇が3日もらえるので、残りの2日も休んで絵を描くのにあてる、と言っていました。
ていうかさー、3年生なのにみんなが卒制せっせとやってる間、
文化祭の実行委員やって、卒制が大幅に遅れて、
みんながもう受験対策に向かってる頃、卒制やってるサトル君。
夏に、文化祭を頑張れば、文化祭→卒制→受験といういい流れができる…とか先生に言われてたわけですが、

メモ 2012年09月23日(日)

結局は、それが仇となっているのでは…。
落ちたりしたらどうしよう。
ていうか、今からサトル君もそれを言い訳にするつもりだったりして。
見てても、寝てる時間やPCの前にいる時間のほうが長いぐらいだし。
まぁ、文化祭の経験、良かったとは思うけどさーー。
長い人生のうちの1年ぐらいは。 たぶん。

2012-11-06(火)

昨日の朝、夫のところに電話があり、
お母さんの具合が良くない…とのこと。
夫だけ昨日のうちに川西に向かいました。

早朝、夫から「5時45分、天に召されました」とのメールが来ました。

あーーーー、分かっていたけど、悲しい。すごく悲しい。

起きてきたサトル君に
「おばあちゃんね、さっき亡くなったって」
って言おうとして、涙があふれてきて、最後まで言えませんでした。
とりあえず、今日は、2人とも学校に行って、みんなが帰ってきてから、
夜、3人で川西に向かうことになりました。

私は会社に少しだけ顔を出して、もろもろ済ませて、今日は休暇にしました。
N部長に、義母が亡くなりました、と言ったとき、また泣けてきちゃった。
口で「亡くなった」って言おうとするとダメだね。
今週はもともとお芝居やらで午後休の予定にしていて仕事も調整済みだったので
今回は仕事のことは大丈夫。Kさんもいるし。

職場からの帰り、この間の金券ショップで新幹線のチケットを買いました。
1枚の値引きはわずかだけど、3人往復の6枚分なら 5100円! それは結構大きい。
でも一気に1万円札が8枚なくなったよ…。

電車を待っている間、
川西に行ったときに
「サトルちゃん! キヨちゃん! よう来たねえ。遠いところ大変だったねえ」と
出迎えてくれるお義母さんの姿とか、
お正月は毎年うちで過ごしてもらっていたのですが、
うちのリビングにいるお母さんの姿を思い出したりしていたら、
また、はらはら泣けてきてしまいました。

キヨちゃんは、今日の「キッザニア」は行けなくなっちゃいました。
誘ってくれたY君は、お葬式終わったら来れる? って聞いてきたそうですが、
うーん、兵庫県だからねーw
K君は、オレもお祖母ちゃんのお葬式のとき制服で出た! と教えてくれたそうです。
担任の先生は、新幹線で兵庫までたくさん時間あるから勉強するように! と言ってたって。
(来週、定期考査)

夜、3人で18時台の新幹線で3人で出発。
私が子供2人を連れて外出するのって、もしかして初めてかも?
(夫が子供2人連れて…は、たくさんある)
途中、有楽町のみどりの窓口で指定を取ろうと思ったら、すっごい列…。
先週の昼、神田のみどりの窓口は誰もいなかったのに…。
これは場所的なこと? 時間? 曜日?
とにかく、この並んでいる時間がもったいなかった。
この間に東京駅に着いて自由席に乗れちゃったぐらい。
と思って、窓口で聞いたら、この回数券で券売機でも指定席が取れるんだそうです!
なーんだー、早く教えてよー。券売機なんて誰も並んでなかったよー。
私も、こうして少しずつ切符の取り方・買い方を覚えるのだった。
ついこの間まで、パスネットで行ける範囲までしか行けないー、って言ってたからなー。

新幹線の中で、私の友人からメールが届いたので、携帯を開いて見る。
キヨちゃんが、ふと、
「・・・女ってさー、どうでもいいことメールしてくるよね」と、ポツリと言う。
え? う、うん、女の人はそういう傾向があるねww
と、答えながら、私は、可笑しくてたまらない。
そう、どうしてキヨちゃんがそんなこと言うのか母さんは知っているのだ!!(☆´ω`)
中学生になって、メールがたくさん来るようなので、
誰と何をやりとりしているのか、ちょっと見てみたことがあったのです。
夫やサトル君のは絶対見ないけど、
キヨちゃんは携帯メールをし始めたばかりだったので、ちょっと心配で。
そうしたら、絵文字付きでたくさんメールを送ってきてるのは女の子たち。
えっ、キヨちゃん、モテモテ…?
まぁ、可愛いし、成績いいし、運動部だし、分かるっちゃー分かる。(←親バカww)
それに対するキヨちゃんの返信が、非常にそっけないw
「Bです」(←血液型を聞かれての返信)
「I'm studying Japanese.」(今何してるの? と聞かれての返信。絶対、嘘だけどw)
「そうです」
「はい」
全部こんな感じ。
一方、剣道部の男の子とのやり取りでは、
「行けるよ! 僕、行けるよ!」とか、全然テンションが違うwww
可愛いーーw そして安心。
今後はもう、母さん、黙ってメール見たりしないけどさ!
というか、この返信どうしよう、とか、キヨちゃんから見せてくることもあるし。
あ~、でも、これがそのうち、女の子に媚び媚びのメール打つようになるのかなあ。

新大阪に着いたのは21時前。 遅い時間になっちゃったけど、
夫は、JR大阪まで迎えに来てくれました。
何となく、早く家族に、私やサトル君やキヨちゃんに会いたかったんだろうな、と思いました。
先週からずっと、お義母さんのいない川西の家に1人で寝泊まりして、
精神的にも疲れているだろう、と思う。
新しくできたJR大阪の駅ビルで、4人で食事。
葬儀の手配は、すでに済ませていて、
お義母さんの遺体は、今は葬儀屋さんに預かってもらっていて、
明日の火葬まで会うことはできないそうです。

明日は家族葬による「火葬式」。
お通夜や葬儀はやらず、斎場で火葬の前に家族が献花してお別れするという
シンプルなお葬式です。
お義父さんもお義母さんも無宗教で、
お坊さんを呼んでお金をかけての葬儀を望んでいませんでした。
自分の親がつけてくれた名前があるんだから、戒名も不要、と言っていて、戒名もなし。
私はそういう考えを全面的に支持していました。
みんな普段、仏教には全然関係ない生活をしているのに、
人が死んだ途端、「にわか仏教徒」になる。
お坊さん側も、お金が入りさえすれば、それでも全然OK。
しかも、払った金額に応じて、ちゃっかり修行したことにしちゃって、
戒名の位も上がりますとか、商魂たくましいことこの上ない。
調べたところ、位牌というものも、元はお寺で死者の名前を記入していた単なる「名札」であって、
「それに魂が宿る」ようなものではないそうですね。
私も何も要らないな。
夫は、このように葬儀の手はずとか全部1人で整えていました。

夜、お義母さんのいない川西の家で、
茶の間にお布団を敷いて、家族4人で寝ました。
おばあちゃんに聞くことなく、自分たちでお風呂を沸かして、
おばあちゃんに聞くことなく、自分たちで冷蔵庫からジュースを出して飲んで、
自分たちで押し入れからお布団を出して並べて。
でも、こっちに着いてからは、かえって実感が薄れているような、淡々としている感じ。
なぜだろう。

2012-11-02(金)

またすぐ川西に行くことになるかなぁ。

実は、来週はお芝居の予定が2つあったのでした…。
1つはプロジェクトニクスの「上海異人娼館」。
原作となった「O嬢の物語」もしっかり読んで、準備万端。
かなり期待して楽しみにしていました。
終演後のバックステージツアーにも申し込んでいたんです。
詳細はわからないけど、ステージ上の大道具など見学することができるのかなー?
こんな企画初めてだし、それも楽しみにしていました。
もう1つは、ハイバイの「霊感少女ヒドミ」。
岩井さんの芝居が楽しみなのはもちろんのこと、
今回は劇場が小竹向原で、そこには前から行ってみたいパン屋さんがあって、
ついでにそこに寄れる~!! と、それも楽しみにしていたのでした。

電話で妹にそのことを言うと、
「りこちゃん、パパのときもそんなこと言ってなかったっけ?」
そうなの~!!!
2年前、父親が他界したときは、大人計画の「母を逃がす」に、行けなかったのでした。
阿部サダヲだし、前方センターの良席で、すごく楽しみにしていたんだよな~。
そんなに頻繁に芝居ばっかり行ってるわけじゃないのになぁ。重なっちゃうなぁ。
妹が、「まぁいいじゃん! 代わりにりこちゃんが"女優"してくれば!www」って。
え~、何だそれ~! ひどいww
妹が"女優"と言うのは、
前に父親が入院したときに、父の病室の前で初めてご近所の方たちと会ったときのこと。
私がすかさず前に出て、近所の人たちに向かって、
「長女の りこです~。このたびは父がお世話になりまして本当にありがとうございます!
また、普段から皆さんに仲良くしていただいて本当にありがたく思っています…」
とか何とか、挨拶したのを見て、
ひえ~、りこちゃん女優~!!! と驚愕したのだそうです。
普段、親類関係のことなんか、めんどくさそーにしてるくせに、って思ったのか?
え~、だってさ~、ほんとに近所の人たちにはお世話になっていて、
入院のときだって近所の人たちがいなかったら、即、私とかが行かなくちゃいけなかったわけで、
そういうのを代わりに近所の人がやってくれて、
普段から仲良くしてもらってるおかげで、私は安心して遠くで暮らしていられるわけで、
それを思ったら、本当に!! 心の底から!! 感謝なんですもん。
ありがたくて、頭なんかいくら下げても下げ足りないぐらいよ。
(逆に言えばそれだけ私は実家に寄り尽きたくない…とも言えますなあ…)
それに、私は思ってることが顔と態度に出ちゃいますので、
心底感謝してるときは、心底感謝してるような顔になるんです!!

妹にまた「女優」とか言われた~、ほんとに心から感謝してるのに~、と夫に言うと、
うんうん、心から演技してるんでしょ?ww とか言う。
なんだい、みんなで!
まー、それでもいいや。
人生なんか芝居のようなモノだし。

ただし、私は他人の前ではそんなに表裏ないと思いますが、
昔も今も、実家の親に対してだけは、完全に演技してます。
家にいるときはあんまりくつろげなかった。
フツーの人と逆なんだよね。
いや…、でもさ、他人なら嫌だったら付き合わなければいいけど、
親戚・家族はそうはいかないじゃない?
やっぱり、家族間でこそ不快感を与えないように演技するべきなのでは?

来週、火曜はキヨちゃんが、お友達とキッザニアの中学生向けの特別プログラム。
水曜は電気設備点検。これは日時変更してもらう。
木曜 演劇「上海異人娼館」
金曜 演劇「霊感少女ヒドミ」
土曜 午前中は塾の研究会。午後は海上保安庁音楽隊の定期演奏会。
珍しく、けっこう予定が入っていたのでした…。
お芝居は、せっかくの会場に空席作っちゃうのも申し訳ない思い。
う~ん、「上海異人娼館」は観たかった!!!

以前、いわきの母親と電話で話したときに
夫が頻繁に川西に行っていて、新幹線代も大変で…と軽く漏らしたことがありました。
そうしたら、
「子供なんだからそれは仕方ないよ!
ちゃんとやらないと何のために育てたのか分からないって言われちゃうからね!」
と、言われたのです。
「何のため」って・・・・。
老後の面倒をみてもらうため、ってわけですか?
あなたたちは、そういう気持ちで私を引き取った、ってわけですか?
川西のお義母さんは、絶対そんなこと言わないし、思わないから!!!
しかも子供なんだから仕方ない、って、
自分がそうなったときもそうしてちょうだよ、という威圧感ムンムン…。
別に、ちゃんとやってないわけじゃないのにさぁ、
なんで説教じみたこと言われなくちゃならないのかなぁ。
良い子仮面の私は、「うん、そうだね^^」と流してますが、
電話を切った後、無性にむかっ腹が立つーーーっ!!
でも母親へはそんな態度見せないけど。
私ってすごい親孝行だよね?
あ~、こうして、親には話すことがなくなっていくんだよな~。

川西のお義母さんとのことでは、嫌な思い出ってないかもしれない。
もっと一緒に居られたら、もっといい影響受けられて、
私もいいお母さんになれたかもしれないのになぁ…。

2012-11-01(木)

新大阪に向かう前、朝、いつもより早い時間、職場に寄る。
Oはすでに来ていました。
Oが9時前に会社に来たのって初めてだね!

今日は私の代わりにOに更新作業をしてもらうはずだったのですが…
ところがっ!!! なんとっ!!!
今朝になって、Oが、今日は外出するからできない、と言い出したのです。
は? N部長も私もビックリ。一瞬、ポカーン状態。
昨日、電話でそこは確認しましたよね。
「出かける予定があるんだけどな~、まぁそれはいいんだけど」
って、もったいぶって恩着せがましく言いましたよね。
何なんだコイツ…。めまいがしてくる。
N部長が焦って、「O君、そ、それは、時間をずらすことはできないの?」と聞く。
今日の更新は午後3時の時間指定なのです。
「だって、3時過ぎに出かけたら、向こうに着くの夕方ですよ?ww」
と、答えになっていない答え方をする。いつもそう。
(だから時間ずらせんのかずらせないのかを聞いてんだよ!) とイライラしながら、
私はすでに、もういい、Oにはもう頼まん。という気持ちになっていました。
「だったら今日は(今日に限らず未来永劫)Oさんにお願いすることは何もないです」と私。
もう目の前から消えて欲しい。外出するなら今すぐ行ってしまえ!
だったらOはどういうつもりで朝早く来たの? 昨日できると言ったのは何だったの?
鬱(自称)だから突然、気が変わっちゃったんですか?
正社員のくせに責任感まるでなし。クズすぎる。
しかも後で分かったことなのですが、
このOの出かける用事というのは、相手がいての打ち合わせなどではなく、
自分1人でやる簡単な準備作業だったのです。
行き先も電車で30分の研究所。こいつ最低っっ!!
金輪際、私はOには関わらないようにしよう、と思いました。
それはいいとして、今日は、今この瞬間は、どうする。
はっきり言って、作業自体は全然難しくないのです。
ファイルはもう私が作ってできてるんだし、それをアップロードするだけ。
N部長でもできるはず!
ていうか、今まで何度か教えたこともあるんですけど…。
すぐに忘れちゃって、毎回1から説明してるけど…。
N部長は毎回ノートを取っているのですが、後からそれを活用しているのを見たことがない。
書いただけで満足しちゃうタイプ? もしかして書いたことすら忘れてる?
まぁそれは置いといて、今はとにかくN部長しかいないし、
手順書を作って、実際にPCを操作して説明し(もう何度目か…)、お願いしました。
は~、初めからOなんかに頼まなきゃよかった。
でもN部長は、ひどく不安そう。
「あ、あの、何かあったら電話するから携帯は繋がるようにしておいてね…」と言っていました。

午前10時過ぎの新幹線に乗りました。
今まで新幹線のチケットは、自分では「えきねっと」でしか買ったことなかったのですが、
今回、N部長に金券ショップで買えることを教えてもらいました。
駅前に金券ショップがあって、そこで新幹線の切符が安く買えるんだそうです。
私は毎日、通勤でその店の前を歩いているのに、興味ないから全く目に入っていませんでした…。
お店の人に聞きながら初めて買ってみました。
渡されたのは、のぞみの回数券でした。
ここでは回数券をバラ売りしているのですね。
これをみどりの窓口に出して、指定を取ればいいそうです。
教えられたとおり、店を出てそのままみどりの窓口に行き、
今から一番早く乗れそうな新幹線で、と言って、無事、指定席の予約ができました。
ところで安売りチケットって、JR的にはどうなの?
チッ、金券屋なんかで買いやがって…、ちゃんとJRで買えよ、って感じ?
別にどこで買ったかなんて分かんないか。
そもそも安売りチケットって合法?
確か、新幹線指定席の定価より850円安い金額でした。
指定席券が810円なので、定価で自由席買うよりも40円安い。
でもまぁその程度です。金券屋の店員さんにこれで自由席にも乗れるか聞いたら
「乗れるけどもったいないですよ」と言ってたのは、そういうことですね。
「指定席は乗る前なら何度でも取り直しができるから、とりあえず指定取ったほうがいい」とも教えてくれました。
だけど「えきねっと」ならクレジットカードで買えるし(金券屋はクレカ×だった)、
えきねっとポイント(Suicaにチャージできる)とクレカのポイントもつくし、
私はそっちの方がいいかな~。
何より切符買うために現金おろしに行くのも面倒だし。
私は買い物は基本的に何でもクレカとSuicaで支払い。普段現金を使うことはほとんどないので。

新大阪から川西能勢口までは、いろいろなルートがあって
今まで夫任せというのもあり、全然覚えられなかったんだけど、
今は携帯のナビ任せで行けるから間違えないし、楽ですね。
川西能勢口からさらに能勢電で病院のある駅に向かう。
夫が駅まで迎えに来てくれていました。
普通そうに見えたけど、体はもちろん、精神的にも疲れてるだろうな…、と思う。
駅前のフルーツパーラーで軽く食事。
そこから歩いて病院に向かう。

病室に入るとお義母さんは眠っている様子。
夫が軽く布団をたたくと、すぐに目を開けて、私が目の前にいるのを見て、
ああ、りこちゃん…!! と言って、取り乱したように泣き出しました。
ごめんねぇ、ごめんねぇ、って。
夫は傍で見ていて、血圧が上がる…と心配したらしい。
みんなに肺炎になったらあかんよーって言ってたのに、自分がなってもうたー、と言って。
りこちゃんにまで来てもらってごめんねえ、って。
お義母さんは意識も会話もしっかりしていました。
今日も私に会えたことを喜んでくれて。
そう、お義母さんは私が行くと、いっつも「りこちゃん! よう来たねえ」って、嬉しそうにしてくれました。
私はお義母さんが大好きでした。
こんな人に育ててもらったらどんなに幸せだっただろう。と、夫を羨ましく思っていました。

今年の夏、お義母さんとうちの家族で、小旅行…というか、
六甲山のホテルにみんなで一泊したのです。
お義母さんは、5月に体調を崩して、一時入院したのですが、そのときはみるみる回復し、
このときには一緒に神戸市内を歩いて、泊まりに行けるほどになっていました。
杖を持って来るのを忘れてしまい、(そのぐらい元気になったとも言える)
サトル君とキヨちゃんが杖代わりとなって、お祖母ちゃんの手を引いて歩きました。
お母さんはそれが嬉しくて、デイサービスでも自慢していたらしい(笑)
「うちなんか誰も手えつないでくれへんわ~」と嘆く90歳のお婆さんに、
「私が手つないだる!」と言って、お婆さんの手を握って、嬉しいわ~と言いながら2人で泣いたそうです。
そんな感じでデイサービスでも、友達をたくさん作っていました。
「"デイ"はええわ~」と言いながら、"デイ"の楽しい話もたくさん聞かせてもらっていました。
喜んで通っていて何より。デイサービスに行ったりするのを拒むお年寄りもいるからね…。
六甲のホテルのお風呂は、部屋についているユニットバスでした。
少し狭かったけど、お義母さんと一緒に入って、体を洗ってあげました。
お義母さんはそれもとても喜んで、
うちは息子2人だけだったけど、娘を持った気分を味わえたわ~と近所に言ってまわり、
私の母親にも電話して「いいお嫁さんをありがとうー」と言ったらしい。
母親は、いや、気が利かない娘で…と答えたそうですが。まあ事実だけど。

お義母さん、"デイ"のみんな、きっと寂しがってますねー。
早く退院してデイに行かないとね? と言うと、
そうやー、と言いました。
"旅行"も楽しかったですね、また行きましょうね! と言うと
そうや!! 楽しかったー。と言いました。
ほんと、あの旅行は私もすごく楽しかった。
夕食は、庭のテラス席でとりました。
日中、神戸市内はひどく暑かったのに、ここは涼しくて、
優しく吹き抜ける風が気持ちよくて、遠くに落ちてゆく夕焼けが綺麗で、
家族みんながいて、お義母さんもいて、みんな笑顔でご飯食べていて、
すごくすごく幸せで、私はこの日のことを、一生、覚えているだろうな、と思いました。

病院にいる間、N部長から「わかんなくなっちゃったんだけど…」と電話が2回ありましたww
うち1件は、私のミス。ページ中にリンクミスがあった☆ うわっ、やばいっ!!
N部長にソースの編集は無理かも…、もうダメかも、と思いつつ、
電話口で丁寧に指示し、テキストエディタでタグを直接編集してもらう。
上書き保存してアップロード…。確認…。やったー! できましたー!!!
よよよ良かったぁ~。ほんと、ほっとした。
これで私が居ないときはN部長ができるようになればいいんだけど、
たぶん明日はもう忘れちゃってます☆

そろそろ…、帰る時間。
お義母さんにそう言うと、はっとしたように、
じゃあ、そこの戸棚からお金持って行き、という身振り。(あまり長くは喋れない)
新幹線代と子供へのお小遣い。
夫が、いいよ、要らないよ、と断っても、お義母さんも譲らず、
「あげたいんや!!」と、声を上げて切なそうにする。
いつになく強い調子のお母さんに、ここはお義母さんの気持ちを汲んであげたほうがいいのでは、
と思ったのですが、実のところ、病室には現金はほとんど持ってきていなかったのでした。
それが分かると、お母さんはひどく残念そうで、
そうか…、また今度にしょうか…、と力なく言いました。
お母さんは、いつも私達のことを気にかけてくれるんだよね。
「おかあさんどうもありがとう。ありがとう」と言って、手を握ると、
私こそありがとうやーー。ありがとう。と言って、またお母さんが涙ぐみました。
ここで私まで泣くと、なんだかお別れみたいになっちゃうので、
私は涙を堪えてニコニコしていました。
じゃあまたね、って。

今日、来て良かった。
お義母さんとちゃんと話もできたし、本当に来て良かった。
広報室の担当者とN部長には、帰りの新幹線からお礼のメールを入れました。
しかし、Oは最低!!!
でもOにお願いしていたら、私がリンクミスしていたのを
鬼の首取ったかのように大騒ぎしてふんぞり返っただろうから、まぁ良かった。
ていうか、こんなときに間違えるなよー、私。

お義母さん、今日、思っていたより元気そうで良かった。
でも、酸素マスクを外すと、途端に苦しそうでした…。
今日行ってきて良かった。
夏の小旅行も、ほんと、行って良かった。
神様が思い出作りをさせてくれたかのようだ。