りこちゃんは、とめ子っていうの、ほんとはね。    *キッチンペール  *インプラント日記  *メ モ  *HOME

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2012-09-30(日)

映画「夢売るふたり」
内容が夫婦物なので、夫婦で観に行くか~と、おうちの人と観に行きました。
が、おうちの人は、つまらなかったようです。
エンドロールのときは、いびきが聞こえてきて、あわてて起こしちゃった。
私は面白かった。
風俗嬢のノリヨ(安藤玉恵・うまい女優さんだよね)の
「自分で働いて独り立ちしているから満足してる。
 自分で人生に落とし前をつけているんだから、誰にも褒められなくても、それでいい!」
というようなセリフが心に沁みました。
風俗して男に貢いで、まさに底辺のような生活をしているノリヨが一番、自分の生き方に誇りを持っていたんだよね。
なんだか身につまされる。
不倫のキャリアウーマンの人も、仕事をしっかりしてるのが格好いい。
サトコ(松たか子)だけが、だんなさんの夢にのっかってるだけだったんだよね…。
そして松たか子の、輝きのないつや消しのような暗い目が恐い。感情のないサメの目のような…。
だけど子供がああいう形で刺すのはどうよ~。そこだけは、ないなー、と思いました。

おうちの人は、こういうヒューマンドラマというか、起伏のないストーリーは苦手なのです。
ただし、自分が面白くなかったからと言って、不機嫌になって
映画に誘った私のことまで蔑むような物言いをするのが、ムカつく。
昔はこんな風じゃなかったし、
一緒に何か観てもしそれがつまらなくてもつまらなかったねー! とか言って、それが楽しかったりもしたのになぁ。
だんだん一緒に出かけることが少なくなっていく予感。
おうちの人に限らず、誘っても、もし面白くなかったら…とか考えると、
なんとなく1人で行くことが多くなりました。
映画がつまらなかったのも私のせい。その後入ったカフェのエアコンが効いてないのも私のせい。
りこちゃんが行くところはいっつもコレだ、みたいな反応をされるのもね。
その点、1人は気楽だよーー。
まあ、一緒にいるだけで楽しい、とは思われなくなった、ということですかね…。
考えてみれば、昔は一緒に出かけたいというのが目的で、あちこち行ってたのかもね!

ところで、映画の本編の前に、「終の信託」の予告編が流れました。
終末期医療を扱った映画っぽい。
末期の患者(役所広司)に懇願された医師(草刈民代)が、患者に安楽死を施し、
検事に「これは殺人ですよ!!」と糾弾されている、というような内容。
その次に流れた予告編が北野武のヤクザ映画「アウトオブレイジ」。
ヤクザだし闘争ばっかりしてるし、すぐに殺し合い。
さっきの映画では、もう助からない患者を安楽死させてあげて、それでめちゃくちゃ非難されてたけど、
こんな風に健康体で殺し合いをしている人たちから見たら、そんなの寿命の誤差範囲。
瑣末なことで騒ぎすぎ! 大仰に考えすぎ! というような気にもなる。
この2つの映画の予告編を続けて流すのって、得策じゃないんじゃないかなあ(笑)
と思いました。
あと、草刈民代、年取った。

私も寝たきりになるようなことがあったら、とっとと終わりにして欲しいけど
わざわざこんな映画になるぐらいだから、そういうのって難しいのかなぁ。
関わった医者や家族が、あとで糾弾されたり後ろ指さされちゃったりするのは忍びない。

でも、病院によっては、延命治療を望むかどうか、事前に聞いてくれるものかもしれないです。
聖路加国際病院には「リビングウィル」が用意されていて、
意識や判断能力の回復が見込めない状態になった場合、どのような治療を望むかを
予め選んで記しておけるようです。
1. 生命維持のための最大限の努力をする
2. 高カロリー輸液や胃ろうによる栄養補給を行う (長期間生存可能)
3. 水分補給だけする (数週間生存可能)
4. 水分補給も行わない (数日間生存可能)
などなど。誰かに判断を委ねる、などという選択肢もある。

夏、サトル君が聖路加にかかったときに、待合室にあったのを見つけて、いそいそともらってきたのですが、
それには家族の署名と、医師の署名が必要なのでした。
…たぶん、医師の署名って、誰でもいいわけじゃないよね。
妹のだんなさんのH君に頼んだりしてもダメなんだよね、きっと(笑)

でも、さすが聖路加だねー。(と、妹も言っていた)
こういうことをちゃんと考えてくれる病院がいいです。

2012-09-29(土)

年末のケラの演劇「祈りと怪物 KERAバージョン」
同じ脚本(ケラリーノ・サンドロヴィッチの書きおろし)を、
ケラと巨匠・蜷川幸雄の2人が、それぞれ独自に演出し対決する! という企画。
年末がケラ。年明けに蜷川バージョン。
ちょっと面白そうです。
昔々、深夜テレビにもそんな番組がありました。
三谷幸喜書きおろしのショートドラマ「三番テーブルの客」を、
いろんな人が演出し、毎週1本ずつ放送するというもの。
ストーリーは同じなのに、演出、配役が違うと、けっこう印象が変わります。
それまで三谷作品を多く演出している河野圭太からスタートで、長く続いていたと思う。
やっぱり河野圭太演出のが、三谷さんとしてはこういうイメージで書いたんだろうなぁという感じで、一番しっくりきました。
てことは、脚本家は仕上がった作品を見て、そんなんじゃなーい!! とムズムズすることもあるのかもしれないですね。
とんねるずの木梨憲武演出の回もあって、楽しみにしていたのに、なぜか見逃してしまったのが、今でも残念。
もっとも、途中から飽きてきちゃって、最後までは見ませんでしたけど。

本日、ケラバージョンのチケットを取りました!
前に、キューブ(ナイロン所属の事務所)からチケットの案内が来ていて、たぶんこれが一番早かったかもしれないけど、
チケットの引渡しが配送のみで、それに600円かかるのが嫌で今回は見送り。
その後、チケぴやイープラからもプレオーダーの案内が来ましたが、やっぱり、システム利用料500円が嫌。
チケット代のほかに、システム利用料(ネットで買う場合)やら特別販売手数料(先行販売の場合)やら
取られるのがどうも癪なのです。しかも席選べないし良席が当たるわけでもないのに。
今回はメルマガ先行で、直接チケぴの端末で取ることにしました!
これなら事前に席も分かる。(選べはしないけど、嫌だったらキャンセルすることができる)
セブンイレブンでピッピッピ。
すっごいいい席取れたーーー! A列、やったーーーー!!
もし今回行けない羽目になったらどうしよう、と思っていましたが、これで安心。

あまりに暑くて、まだ夏のようですっかり忘れてしまいますが、
そういえば、すでにモンブランの季節になっているのです。
鍼の病院の帰りに、広尾のラ・プレシューズに行きました!

秋になるとラ・プレシューズのモンブランを食べに、もう何年も通っています。
ここのモンブランは緑茶と一緒にいただくのがお気に入り。
昔は、1度にケーキ2個頼んだりもしていましたが、
最近は、胃腸への負担を気にするようになってきちゃいました…。
安心の美味しさ。写真は撮らなかったよー。

持ち帰りでパンも買って、レジで支払いをしていたら、
レジ奥の作業台の網の上に、焼きあがったばかりの?焼き菓子がたくさん乘ってます。
あれは何ですか? と聞くと、フィナンシェとのこと。
バターの香り豊かなお菓子です。と、店員さん。
そう、さっきから店内がバターのいい香りに包まれていて、
それでクロワッサンなど買いたくなっちゃったのです。
あの焼きあがったのも買えますか? と聞くと、いいですよ! とのこと。やったー!! やったー!!
私としては、そのまま袋に入れてくれれば良かったのですが、
個包装のセロハンに脱酸素剤とともに入れられ(というか、すでに半分ぐらいはこの状態になっていた)
すばやくシールされてしまったのでした。
焼きたての熱々ではなかったようです。もう袋詰する直前だったのね。

脱酸素剤と共に密閉すると焼き菓子は日持ちしますけど、風味の方はどうなんでしょう。
実は、先日、1ヶ月ぐらい前に買った観音屋のクッキーを食べたら、なんだか不味くて…。
賞味期限前だったのに、なんだか古いような、しけたような味? (キヨちゃんは「木の味がする」と言っていました)
結局、捨ててしまいました。(・ω・;)
もしかすると、元々こういう味なのかもしれないですが、でも、あの美味しいチーズケーキを出す観音屋が? っても思うし、
今となってはどうなのか分からないのですが、(再び買ってみる気もしない…)
そのときに、密封されていても、中のお菓子は時間の経過ともにどんどん不味くなっていくのではないかと、思ったのです。

このフィナンシェは、お店を出て、即! 袋から出して歩きながら食べちゃいました。
うまいーー。でも、せっかくの高級焼き菓子、(小さいのに200円)
ゆっくりお茶と一緒にいただきたかった。
ま、もう1個買ってあるもんね。ふふふ。
おうちの人の分と思って2個買ったけど、あげるのやめた!

おうちの人と銀座で待ち合わせ。

銀座松屋の銀座・手仕事直売所。
定番でやっているこの催し物には、毎回足を運んでいます。

今日買った物!

金網つじさんの卓上おろし金。銅にすず引き加工。
小さいけど、どっしりとした重さがあって、とても使いやすそう。
おろし金を洗う刷毛は、松野屋さんで買いました。
おろし金 5,460円 / パキンミニブラシ 630円

なんだか、赤くて可愛かったので~。木製の鳩の楊枝入れです。
楊枝は少ししか入りませんけど。
2,650円。

古橋治人さんの針山 2,800円
手紬ぎの羊毛を編んで作られているそうです。
すっごい可愛い!! 使いやすそう!! と思って買って、本棚に飾っておいたら
キヨちゃんに、何これ!! 気持ち悪い!! と言われてしまいました。
う~ん、まぁ、カマキリの卵とか、何かの巣とかに見えなくもないか…。

ポンピン堂の型染めのポーチ 2,520円

化粧ポーチを新しく買うのはとても気がひけるのですが、
(バッグや靴のように毎日服に合わせて変えるものでもないので…)
でも買っちゃいました。
なんやかんやとけっこう買っちゃったね!!
日本酒の化粧品セットも気になったなぁー。

今日買ったフィナンシェは、月曜日、会社に持って行って食べたら、ものすごく美味しかった!!!
むしろ歩き食いをしたときより美味しかった!!
まぁ、あのときはモンブランを食べた直後だったからですね。
とにかく、これからは日持ちのする焼き菓子でも、買ったらなるべく早く食べようと思いました。
とりあえず、ラ・プレシューズのフィナンシェ、製造3日後までは美味しかったです。

2012-09-26(水)

安倍さんが自民党総裁に就任しましたー!
私は安倍さんが好きなので、まぁ、良かったとは思う。
石破さんは軍事オタで、一見、超保守に見えるけど、河野談話を踏襲するとか、靖国参拝はしないとか、
ちょっとアレなところがあったので。
石破さんは防衛大臣でお願いします! 麻生さん外務大臣で。
ただ、反日マスゴミが安倍さんを嫌がっていて、政治の内容と関係ないところで叩き始めるので、それが心配。
安倍さんは、前回、総理を途中で投げ出した、というところが気に入らない人も多そうだけど、
潰瘍性大腸炎については、2年前に特効薬ができて、それがとても良く効いていて、
もう健康上の心配はないそうです。

「日本人が日本人に生まれたことに幸せを感じる、そういう国に」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120926-00000845-yom-pol

民主党の「国民の生活が第一」って、日本国民のことじゃなかったからね!

でも、今だって、日本は街中が綺麗で安全で、教育水準も高く、社会保障も充実していて、
外国に比べたら、ものすごく恵まれていると思うんだけど、
ほとんどの人は、「日本はダメだ」「日本の政治はダメだ」って思っていますよね。
こういう自虐感は、民族的なものなんですかねえ。
自分たちの生活になんとなく不満があり、それは「国のせい。国が悪い」と思ってる。
政権が変わってもちっとも生活が良くならない、と文句を言う人は、
どのようになればいい、どうすればいいと思っているのでしょうか。
旦那さんの給料が上がらなかったり、お店にお客が来ないのは政府のせいではありませんから!
自分の周りのひどく狭い範囲でしか物事を考えられない。
自分にとって得かどうか、それ以外のことには興味がない。
だから、現金で子ども手当を配りまーす、みたいな話には、ワッと飛びついてしまう。
(その陰でこっそり扶養控除がなくなったの知ってる?)
国があっての生活なんだけどねえ。
もっと、国民一人ひとりが、日本は結構いい国だな、と自覚して、
日本の政治家は頑張ってるな、という目で見るだけでも、だいぶ違ってくると思うけどなあ。
反日マスゴミに踊らされて政府批判ばっかりしてるのって、頭悪そうだよ。

と思ってたら、さっそく!!!
マスゴミの安倍叩きが始まったよーー! 仕事はやっ!!
MBS「安倍の今日のお昼は3500円のカツカレー!庶民感覚がない!」 なお鳩山の連日豪華ディナーはスルー
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1732059.html

出たー、庶民感覚!! (と言っている毎日放送の平均年収は1267万円)
まったくもって、ホッケの煮付けが~とか、カップラーメンの値段が~とか
連日くっだらないことで叩いていた頃と変わってない。情けないほど変わってない。
先進国の総裁が3500円のカレー食べて叩かれるって意味不明。(逆に他に叩くネタがないとも言える?)
でも、国民の方は、マスコミの思惑に反し、成長しているのではないでしょうか。
マスゴミはくだらないこと言ってんなよ、カス。と思う人が増えているように思う。

だいたい先進国の総理大臣になる人に庶民性なんか求めてないですよ。
誰がいくらの物を食べたーなんて、いちいちニュースにしなくて結構。
どんな法案が出て、どんな法案を通したか、それをきちっと報道して欲しい。
人権救済法案(人権擁護法案)、こそっと通してんじゃねーよ!

人権救済法案を閣議決定 選挙向けの「実績作り」 「言論弾圧につながる恐れ」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120920-00000086-san-pol

人権委設置法案 理解に苦しむ唐突な閣議決定 (9月23日付・読売社説)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20120922-OYT1T00994.htm

ついでに、ほら!
安倍叩きは「朝日新聞の社是」
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120909/bks12090907550009-n1.htm

安倍さん、マスゴミに潰されないよう、頑張って欲しい。

それから谷垣さん。お疲れ様でした。
私は谷垣さん結構好きでした。人の良さがにじみ出てるよね。
何かと批判されがちだったけど、自民党が大変な時期を本当に良く支えてたと思う。
渦中で奥様も亡くされて、ご自身もすごく大変だったと思う。
総裁選への意欲もあったのに、石原伸晃に足をすくわれた形になっちゃって…。
(石原伸晃、お父さんは立派な人なのに…)
最後に谷垣さんをちょっとぐらい首相にさせてあげても…っても思うけど、
でもそうなると、また総理大臣がころころ変わる…ってことにもなっちゃうしなー。

涙声の谷垣氏、挨拶3分に思い3年「陰の男に」
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120927-OYT1T00238.htm

本当にお疲れ様でした。

2012-09-23(日)

文化祭2日目ー!!!
お天気は、朝からあいにくの雨…。

今日は音楽科のミュージカルを観ます。
昨年は妹と一緒に観に行きました。すごく良かった…。
メモ 2011-09-18(日)

音楽科は文化祭でミュージカルをやるのが恒例になっているのですが、
3年前に舞台表現科が新設され、こちらには「ミュージカル」の授業もあったりするので、
このへんはどうなのかなぁ、と思う。
セリフの発声やダンスはどうしても舞台表現科に負けてしまうのでは…。
舞台表現科の子たちは、音楽科のミュージカル観に行ったりするのかなぁ。
それぞれの科は、ほとんど交流がない(むしろ仲が悪い?)とはちらほら聞きますが…。

今日観たもの!

■音楽科 1年生 ミュージカル「サウンドオブミュージック」
途中からの観劇。
マイクをつけている人と、つけてない人がいて、声量に差ができて聞きにくい。
歌、うまい子はうまい。
1年生はこんなものかな??

■音楽科1年生 「コン・フォーコと愉快な仲間たち」
3人によるピアノ連弾や、ピアノ2台での迫力ある演奏など、普段あまり見られないものが聴けてすごく良かった!
普段の演奏会ではクラシック曲ばかりだけど、今日は「ルパン3世のテーマ」や映画の曲などが演奏されていました。

■演劇部のダンスチーム 「c-rown」
やっぱ舞踊専攻の子たちのダンスとはちょっと違う(笑)
演劇専攻の私達のお気に入りの生徒が出ていたので、まぁ、よし。

3年間、公開授業や文化祭、校外での公演も頻繁に観に行っていると、
何人かは顔を覚えて、私と夫が密かにファンになっちゃっている子もいます。
(ていうか、美術科より、演劇専攻の生徒のほうに詳しい私たちw)
保護者会のときとか、学校で見かけたりすると、あっ、あの子だ!! と思って、嬉しくなっちゃう。
でも、向こうは全然こっちのことは知らないだろうからね…。
同じクラスならまだしも、他の科の保護者なんて…。
演劇専攻の3年生のTさんは、中でもすっごい美人。
普段はメガネをかけているのですが、メガネを外して舞台に出てきたときは、
あまりの美しさと色っぽさとそのオーラに驚愕しました。
実はTさんはサトル君の絵のモデルになってくれたこともあるのです。
こんな美人が、よくもまあサトル君のモデルに…、と思わず恐縮するぐらい。
文化祭の準備では、3年生がほとんど来ない中、
Tさんは、委員でもないのに良く顔を出してくれて、とても手伝ってくれたんだそうです。
えっ! あの美人のTさんがっ!?
おうちの人も私も、サトル君の話を聞いて、大騒ぎ。
Tさんたら、美人でスタイル良くて、性格までいいのーーーッ。
美術史とかにも興味があるそうです。ひえーー、かっこいいーーーッ。
将来、どういう道に進むのかなぁ。そんなことサトル君が聞いてくるはずもなく。
卒業しちゃうと、公開授業とか行っても、もうTさんとかはいないのが寂しいな~。
(あ、長々と関係ないこと書いちゃった)

■3年生音楽科ミュージカル「Show Choir」
昨年は入るのに長蛇の列だったので早めに行って並びましたが、
今日は並ばなくても余裕だったかも。
舞台表現科の発表を見慣れてしまったせいなのか、セリフやダンスが…。
つくづく、ダンスとは振りが合ってりゃいい、ってもんじゃないんだなぁ、と思いました。
まぁ、普通の学校の文化祭はこういう感じだよね。
なんかレベルの高さを求めてしまうけど。
生演奏はさすがに良いです。
去年の「Sister Act 2」、あんなに感動したのは何だったのかなぁ。
出演していた子がうまかったのかな。

舞台表現科はミュージカルはやらないのかなぁ~。
やっぱり音楽科の伝統だし、それを差し置いてはできないか?
しかし、音楽科のほうが、本業の人たちを差し置いて演っている、とも言えるなぁw
お互いどうなのかな~。
というか、私はてっきり! 3科が1つの校舎に揃ったら、
3科合同ミュージカルが観られるものだと思ってました。
出演者は舞台表現科。オーケストラは音楽科。舞台美術・宣伝美術が美術科。
これ、実現したらスゴイのになあ~。お金払っても観たい。
てっきり、そうなると思っていたのに、そう簡単には行かないみたい。
科の間では、全く交流がない、むしろ仲が悪い? というようなことも聞く。
ははは、芸術家はそれぞれにプライドが高く、わがままだからのう~。
しかし、もったいないよね。それぞれのプロフェッショナルがいるというのに。
いつの日か合同ミュージカル、観られるといいなあ。

それにしても!! 文化祭、見たい物が多すぎて、全部回れないのが辛いーー!
ダンスを観ると、合奏が聴けないとかさー。
今回は、合奏、合唱の演奏があまり聴けなかったよ。
2日間だけじゃなくて、1週間ぐらいずーっとやってればいいのにー!

昨日今日とまるまる2日間、学校にいましたが、とってもいい文化祭でした。
すごく楽しかった!!!
サトル君が関わって、作り上げた文化祭。
校舎を巨大な船に見立てたっていうのも、良かった。
テーマがしっかりしてたね。
(そりゃ、1人がテーマ決めて、ポスター描いて、プログラム作って、装飾やってたら、統一感出るよね)
担任の先生に会ったとき、「サトル君は今回総合プロデュースなんですよ!」と言ってました。
ははは、プログラムに「総合プロデューサー」の名前が欲しいね。

プログラムに掲載されいてた「S高あるある」も面白かった。
美術科 : 汚い手でも食べられる・綺麗な絵を描くのに話してる内容がえげつない・先輩愛が異常 ....
音楽科 : 友達同士でいるとついYAMAHAに寄ってしまう・レッスン室の争奪戦・担任愛が異常 ...
舞台表現科 : 教科書を読む声もデカイ・ 劇で使ったセリフをつい日常会話に盛り込んでしまう ...
美術科は先輩愛で、音楽科は担任愛なのね(笑)
このコーナーは部門長さんがまとめてくれたそうです。
屋外装飾に使った布を、布屋さんで余り布を譲ってもらえるよう交渉したのは実行委員長だと言うし、
なんだ、ちゃんと、みんなで協力し合ってやってるじゃん!
面倒なことを押し付けられているのでは…とちょっと思ったりしたけど、そういうことでもないみたい。
一人ぼっちでやってたわけじゃないじゃん! と思いました。良かったー。
プログラムのシルエットの写真は、装飾に使う貝をみんなで海に拾いに行ったときのだそうです。
青春っぽいw

今回、実行委員をやって、この文化祭がすごくいい思い出になったと思う。
いろいろ心配してたけど、やって良かったね!! って今は素直に思う。やり遂げたね!! ( ´∀`)

少し出遅れたものの、これで心置きなく卒業制作に入れて、
卒制でいい作品を描き上げることができて、その流れで受験もうまく行く…、って、
三者面談のときに、担任の先生がそう言っていたのです。
そのときは、そんな都合のいいこと…、とか思ったりもしたんだけど、
今は、そういう感じが分かるような、そうなるような気がしてきました!!
さすが先生、長年先生やってるだけあるね!(笑)
まぁ、実際に合格しないとなんとも言えませんが…。
ぜひ頑張って欲しいなあ。

先週妹が遊びに来て、今週文化祭が終わって、
どんどん行事が終わっていくなあ。
瞬く間に秋になって。
キヨちゃんも中1生活が半分過ぎたわけで、なんだか早いよねえ。

2012-09-22(土)

文化祭1日目。
お天気怪しい…なんとかもってくれるといいけど。

校門から玄関までの道のり、サトル君の担当した装飾が出迎えてくれます。
港、帆船、海をイメージした作り。
門の上部には風車がついています。
それが本当は風で回るようになっていたのですが、先生が念のために補強に次ぐ補強をしたため、
全体が重くなって回らなくなってしまった…と言っていました。
真っ白い布は、ホントは空が青空だったら、青空に白が映えて綺麗なんだそう。
今日は生憎の曇り。白い空…。
たくさん並んだ旗がとても綺麗でした。
玄関の手前では、せっかく作ったトンネル通路の中ではなく、
ロータリー手前から近道をして校舎に入ってしまう人が多いよう。
太陽が出ていたら、強い陽射しを避けるために、こっちを通る人も期待できたのにな。
連日、炎天下の中作業してきて、肝心の当日は曇りなんて~。
通路内は貝を使ったオブジェがたくさん飾られていて、綺麗。
そういえば、夏休み、海に貝を拾いに行くんだ、と出かけて行ったっけ…。
写真を撮っている人がいて、嬉しい。

昨年までは、音楽科の生徒たちは離れた場所の旧校舎にいたので、文化祭も別々でした。
今年初めて、美術科、音楽科、舞台表現科が揃っての文化祭です。

玄関を入ってすぐのロビーでは、音楽科の生徒によるヴォーカルアンサンブルが行われている。
素敵! ずっとロビーにいて聴いていてもいいぐらいだけど、
合奏室や合唱室、アンサンブル室でもミニコンサートがあるのです。
いたるところで、小さな演奏会が開かれているなんて、ディズニーランドみたい! 素敵!
でもでも、とりあえずはコンテンポラリーダンスを観に行きたい。
観たいの全部は回れなーい!

■舞踊専攻発表 コンテンポラリーダンス、クラシックバレエ、ダンスフェスティバル受賞作品
■コラボ、JCB(ジャズダンス、コンテ、バレエ)
和太鼓、サックス、マリンバ、バレエ、コンテ、阿波踊り、フラ・タヒチアンダンス の7名による
コラボレーションの発表があって、これが素晴らしかった!!!
特に阿波踊りが良い!! どこか物悲しいサックスの音色に合わせて阿波踊りの女の子が舞う。
すごく合ってる! 非常に幻想的。
阿波踊りも、きっちり基礎ができている人が踊ると違うんだねえ。まさに芸術。実にキュート!!!
阿波踊りでこんなに感動する日が来るとは思いませんでした。
和太鼓も素晴らしい。かっこいいい。
和太鼓も阿波踊りもタヒチアンダンスも専攻にはないのに、彼女らはいったい何者なの?
これは文化祭のレベルを超えている…。これ、お金払っても観たい。
和太鼓の子は舞台表現科の生徒なんだそうです。この子がリーダー。
あの姿勢の良さ、しなやかな体は、舞踊の基礎で培われたものなのか。
それにしても、企画力、構成力もたいしたものですねえ…。

はるちんとは朝イチで会えました! が、今日ははるちんの娘さん(高1)のHちゃんも文化祭で、
ちょっとの時間しか居られず、サトル君の絵を少し見て、一緒にダンスの列に並んだだけで
結局は、ダンスの開演には間に合わず帰ることになりました。
忙しいのに、ありがとう!!並んでる間話せて楽しかったよー!
その後、Kちゃんが到着。
Kちゃんは小学校の先生。(娘さんはサトル君と同じ高3)
娘さんの学校の文化祭はつまらないので今年は行かなかったそうです。
コラボのダンスから一緒に観ることができました。
ねっ、ねっ、スゴイでしょ? って、意味もなく私が得意げ(笑)
「みんな大人っぽいよねえー」 というKちゃんに、
そう思うでしょ? それが、舞台から降りるとやっぱり普通の高校生なんだよ。
公開授業でコンテを見学したとき、ノーメークで稽古着でお喋りしているのを見たら、
なんだか幼くて、あれ? 間違えて1年生の教室来ちゃったかな? とか思ったぐらい。
それが、音楽がスタートして踊り始めると、とたんに大きく見えるんだもんねえ。
そんなところにも感動するよ。

講堂から校舎に戻ったら、そこでサトル君を発見!!!
チャイナドレス着てたぁーーー!!! (●ω●;)
もう1人のチャイナドレス着た男の子と何か話したり、女子に写真撮られたりしている。
あああー、良かった。1人ポツネーン…としていたりしてなくて、本当に良かった。
と、いちいち、ハラハラしたりホッとしたり。
それなりに交流持って、楽しんでいるようで良かった。
サトル君、学校が自分の居場所だっても言ってたし!
女の子と洋服買いに行ったり、女の子に髪切ってもらったりもしてるし、
ひょっとして、「リア充」とも言えるんじゃないのか(笑)

ここのように芸術を学ぶ場所では、純粋に技術やセンスで評価されるもんね。
クラシックバレエの男子生徒なんて、もしDQN高とかにいたら、キモーイとか言われちゃうかもしれない。
ここでは学校内で存分に踊ることができて、技術を磨けば、仲間内でそれが評価される。
すごく良い環境だなーー、と思う。

そして、公開授業や文化祭、その他イベントのたび、
ダンスやバレエやクラシックの演奏会に行けて、私は本当に楽しかった!
はっきり言って、この学校は、親が楽しい!!!(笑)
卒業するのが寂しい~。
まぁ、来年も文化祭はもちろん、公開授業とかも来ちゃいますよ。
入学を検討している中学生(キヨちゃんのことさw)の保護者ということで、堂々と!!
ほんと入らないかなぁ、キヨちゃん。演劇専攻とかでー。

朝からずーっと講堂にいたのでものすごい空腹感。
模擬店の食事は売り切れだったので、
おうちの人とKちゃんと3人で、学校の外に食べに行きました。
食べて…、さあ、学校に戻るよーー!!
音楽やダンスの発表はすべて終わっていたので、美術科の展示を観る。
3年生は卒制に入っているので、出展は 1、2年生が主。
なんかレベルが高い…。
1年生なんか、この間まで中学生だった子たちでしょ?
すでに心のうちに自分の考えるところを持っていて、それをきちんと具象化して
キャンバスの上に吐き出しているわけ?
絵も上手いけど、なんか、賢そうなんですけど…。
授業作品のデッサンもめちゃめちゃ上手い。
デザイン専攻の子でも、デッサンや油画が普通に上手い。
今の3年生が1年のときよりも、レベルは上と思う。
年々、入るのが大変になってくるかもしれないねえ。
舞台表現科も、今年の1年生のレベルは高いと言ってました。

15時半になり、今日の文化祭は終わり。早い…。
今日は音楽科の演奏は全然聴けなかった!
音楽科生徒による「ジャズ研」とかも聴きに行きたかったーー。
楽しそうなプログラムがいっぱいだよね。

この後、おうちの人は気を利かせて先に帰り、
Kちゃんと私でお茶して帰りました。楽しかったーーーー。
はるちんにも会えて、Kちゃんにも会えて、バレエ見て、ダンス見て、いっぱいお喋りして!
濃い1日でした。

そのせいかどうか、夜は悪夢見ちゃって、すごく疲れた。
泥酔したKちゃんが出てきて、Kちゃんのお母さんが私に怒っていて、
サトル君が布団の中で目に涙を溜めていて、
非常に混沌としていて疲弊しました。あまり眠れなかった。

2012-09-21(金)

明日はサトル君の学校の文化祭。

サトル君は文化祭の実行委員です。
屋外装飾担当で、連日、準備にあたっていました。
さらにポスター制作もプログラム制作もサトル君。
サトル君は、夏休み前から、ずーーーーーっと文化祭にかかりきりでした。

今月初めの土曜、保護者会があって学校に行ったとき、
教室の後ろに屋外装飾の設計図と、その縮小模型の写真が貼ってありました。
「今年の屋外装飾は、あのように壮大な計画を立てているんです」と先生。
でも、受験生となった今年は、手伝ってくれる人がなかなか集まらない、とのことでした。
設計図の最後に、「屋外装飾は毎日作業しています。皆さん手伝ってください」
と、小さく書いてありました。
こうして書いてあっても集まらない気がする(´;ω;`)
サトル君は、みんなに声をかけて中心となって引っ張っていくような性格でもないし、
なんだか負担が大きそうだなぁ、大丈夫かなぁ。

保護者会が終わって校舎を出ると、玄関前の広場で
炎天下の中、サトル君が1人、長い木材を組んでいました。
ちょ、1人でやってるの? こんなの1人じゃ効率悪いんじゃないの?
と言うも、黙ったまま黙々と手を動かしているサトル君。
私が手伝うわけにもいかず、熱中症に気をつけてね…とだけ言いながら、学校を後にしたのですが、
なんだか可哀想になってきちゃったぞ。

家に帰ってからサトル君に聞いたら、あれは下準備で、あのあと、みんなが来て、
みんなで組み立てたから…とは言っていました。
でもサトル君は今朝は6:30に家を出て作業していたんだよねえ。
サトル君は卒業制作もほとんど進んでいない。
うーん…。いくら文化祭に力を入れても
卒業はできないし、大学にも入れないのだが…。ハラハラ。

3年生はほとんど集まらないので、準備は下級生と一緒にやっているようです。
おうちの人は、今回、実行委員をやっていることで、絵を描くことだけじゃなく、
マネジメントの力などがつけばいい、と言っていました。
春の三者面談のとき、担任の先生も、同じように言っていました。
普通は3年生はあまり文化祭には関わらないんだけど、サトル君の場合は、
それがいい力になり、受験の成功にも繋がると思うから…、とのこと。

とにかく、毎日毎日遅くまで作業していて、いよいよ明日が文化祭です。

今日は朝から変なお天気で、時折雨がパラついたり、それが間もなく雷を伴う激しい降りになったり…。
私は職場に居ながら気が気じゃない。何度も窓をあけて天気を確認。
毎日あんな炎天下だったのに、最終仕上げのときになって、こんな雨。
今日は作業できないんじゃないかなぁ。それとも雨の中やるのかなぁ。
雨でも大丈夫なのかなぁ。ハラハラ。

夕方にはなんとか雨は上がり、夜9時頃帰ってきたサトル君に聞くと、
一応全部できた、と言っていました。そっか、そっかー (´∇`*)
でも、明日の天気もちょっと心配。雨の予報になっている。
もう!! 昨日まであんなに天気が良かったのにーーい!

明日は、私の友人2人が来てくれることになっています。
文化祭のポストカード(サトル君の作品)を送ったら、行きたい! と言ってくれたのです。感謝感謝。
はるちんとは8ヶ月ぶり。Kちゃんとは4年ぶり!
しかし、文化祭当日は私はバレエやコンテやダンスや演劇やミュージカルや音楽科の合奏など、
観たいものがいーーーっぱいで、相手ができるかどうか(笑)
それに2人の時間がかぶっちゃたらどうしよう。
私ダンス観てくるから、2人で話してて! って感じ? (はるちんとKちゃんは面識なしw)
文化祭は、すっごい楽しみだからなー。

 

2012-09-17(月)

妹のお肌が、なんだかふっくらつやつや。
実際に人から、肌が綺麗、と言われるそうです。
どちからといえば、肌荒れが目立つような肌だったのに
SK-II にしてから変わったそうです。
改めて妹の肌を見ると、ほんとにそう。
SK-IIの力はすごい! と思うけど、でも、高いからなあ~。
前に、妹のをちょっと使わせてもらったとき、特に効果は感じられなかったのですが、
こうして見るとやっぱり良さそうで、今回もう一度使わせてもらう。

妹の前で化粧水(フェイシャルトリートメントエッセンス)をつけると、
そんなに指をすべらせちゃダメ! こうして押さえるように、と指導される。
美容液(セルミネーションエッセンス)は、朝は面倒なのでパス。
それに、昨日の夜つけたら、なんだかポロポロしたのが出てきたんですけど…。
でも、SK-IIの美白は効くよーー、なんだそうです。
そして、乳液(スキンシグネチャー)、化粧下地(サインズコントロールベース)。
むうーーん。
私は、普段は、生協のオールインワン、化粧水と乳液と美容液と化粧下地がこれ1本でOK!
というやつを使っているので、いくつも重ねて塗るのは面倒~。
次に、セルミネーションエッセンスインファンデーション。
肌色のファンデーションに白い渦巻きが入っていて、見た目が可愛い。
この白い渦巻きが美肌成分なんだそうです。
ファンデーションをつけたスポンジを、つつーと伸ばすと、
また、ダメー! と指導される。
ほっぺたなどは、ポンポンと置くようなイメージでつけるほうがいいそうです。
そうでっかー、そうでっかー。
最後にパウダーで仕上げ。
(これは肌に直接乗せるものでもないからと、SK-IIにはこだわってないそうです)

SK-IIねえ~。
高いけど、楽天とかだと、半額ぐらいでは買えるみたいだけど…。
でも偽物だという話もちらほら?
妹はちゃんとカウンターで買ってるそうです。いろいろアドバイスももらえるし、って。
SK-IIはラインナップがたくさんあるし、この中からどれを選ぶとかは、
確かにアドバイスがないと難しいかもね。
妹に、SK-IIが合わない人もいる? って聞いたら、
それはわかんないけど、SK-IIを使っている人で肌の汚い人はいないね! と言っていました。
そして、職場で肌の綺麗な人は軒並みSK-IIなんだそうです。
むむむ、そうなのか~。

しかし、私の手持ちのクリームやファンデーションでも、
ちゃんと押さえるようにつけたら、綺麗に見えるんじゃないか? とか思ったり。
まあ、SK-IIのファンデーションは、良いかもしれない。
だけど、どうも化粧品売り場のカウンターに行くのは苦手です。
綺麗で派手な美容部員に、お客様ちょっともういろいろ手遅れww、とか思われそうなのも嫌だし、
いろいろ勧められそうなのも嫌だし…。
化粧品は、服のように、好みじゃない、似合ってない、とその場で断れるものでもないしなー。
いったん生協の化粧品に落ち着いたものの、
妹のふっくら肌を見たら、ちょっと心が動いてしまった。
妹が、旅行用に持ってきた試供品一式を置いていってくれました。

この後、しばらく試供品を使ってみたものの、あまり肌に変化はなく、
と言うより、肌が赤っぽくなってきたような気がするし、
おでこにポツポツができちゃったりもしたし、
私にはやっぱり合わないかも! ということで、SK-IIは諦めようと思います!
(妹も、SK-IIのクレンジングだけは合わないそうです)
なんとなく、良かったかも(笑)
ほんとは、カウンターで相談して、ラインを選べば、違うのかもしれないけどね。

私は化粧水に何万も出せないわー、と言ったら、(生協の化粧水は680円!)
妹に、私はぬいぐるみや人形に何万も出せないよ、と言われてしまいました。てへてへ。

妹を東京駅まで送ったあと、浜松町のドールショウへ。
ドールショウは、市販のドールのアウトフィット(洋服)と、写真撮影の場です。
オリジナルの人形が出るわけではないので、そんなにそそられるものはないんだけど、
うちにいるmomokoが1人裸のままなので、何か服を買ってあげたいのです。
あああ、前にヤフオクで見てたの、落札すれば良かった~。
ドールショウのたびに、こうして入場料1000円払ってること思ったら、とっくに買えました。
(おうちの人も一緒だと2000円になっちゃうので、今回から私1人で)
それに、欲しいのがないーーー。
いいのは、午前中に出ちゃうのかな?
午前中は整理券が出て並んだりするらしいので、ちょっと避けているのですが。
そもそもmomokoが少ないやんけー! ベッツィーも少ない!
前はもう少しいたと思うんだけど…。
でも、入場料払ってるし、何か買わないともったいないような気もして
ベッツィーのお洋服を1枚買いました。 今着ているのは夏服っぽかったので。
でも、家に帰ってからベッツィーに実際に着せてみたら、あまりフィットしなくて形が綺麗に出ない。
あーーー。失敗。
ドールショウは、もうこれで終わりかなー、と思いました。

2012-09-16(日)

今日は、妹は横浜で福山雅治のコンサート。
仙台から来る友達と合流して横浜に行ってコンサートを見て、妹はうちに戻ってきます。
(他の人は日帰り)
妹は10時過ぎに出かけて行きました。
出掛けにまた、「今日のために買ったネックレスがない! ない!」 と大騒ぎしていました。
ついでに印鑑や家の鍵が入ったポーチも見当たらないそうです。
昨日ソラマチで落としたかも、だって。
家に置いてきたかもしれないけど、だんなさんには、昨日チケットのことで散々迷惑かけたので、
もう電話かけて聞けない、と言っていました。ごもっとも(笑)

今回はファンクラブ会員限定のコンサートなんだそうです。(ファンクラブ入ってたのか…)
転売を防ぐため写真付きのチケットで、さらに本人確認の免許証など持参。
へえええーーっ。そんなん初めて聞いた!!

妹不在の日中、おうちの人と私は、NHKのふれあいセンターに人形展を観に行きました。
好きな人形作家さんの作品が出ているのです。
人形展そのものは、なんか…
PTAのお母さんの趣味的なものや、美大の卒業制作的なものや、いかにもアーティスト的なものが入り混じり。
どんな集合体なのか良く分からなかったっす。
球体関節人形でグロっぽいのは、なんかもうずっと流行りですよね。
小さい展示会だけど、人はそれなりに来ている。
サトル君も、こういう造形の方に行けば、まだ需要があるのでは…と思うが、どうなんだろう。

その後、特に予定もなく、代々木公園で催されているベトナムフェスティバルに立ち寄ってみる。
すっごい人!!!
何? みんな、こんなにベトナム大好きだったの? ベトナムに興味あるの? ベトナムにゆかりのある人たちなの?
とにかくすごい人出で、暑い中、人と人の間を歩きながら
もし逃げてきた犯罪者がこの中に紛れ込んだら、もう絶対見つからないな。
東京において身を隠すのなんか簡単だな、と思いました。
これが「ペルーフェスティバル」でも「スーダンフェスティバル」でも、
とにかく代々木でフェスティバルすれば、人は集まるのかなぁ。
それとも特にベトナムという国が人気なのかなぁ。
それは分かりませんでした。

あまりの人の多さに、こりゃダメだ、ということで、すごすご帰ることにしました。
ゲストルームを借りているので、私は夕方そこで過ごすことにしました。
綺麗な(散らかっていない)室内。あこがれのソファー。
あああ、家でもこんな風に過ごしたいものよ。物がありすぎなのよ。

今は「O嬢の物語」を読んでいます。
今度、プロジェクトニクスの芝居「上海異人娼館」観に行く予定です。
「O嬢の物語」が元になった寺山修司の芝居を宇野亜喜良の構成・美術で。
こっ、これはぁっ、大いに期待。非常に楽しみだーーー!!!

福山雅治のコンサートは15時から4時間近くも演って、
その後、友達とお茶したりで、妹が戻ってきたのは、22時前。

小さなケーキでサトル君の明日の誕生日を祝って、
(去年もちょうど妹が来ていて、一緒に祝ったよね)
そこから、キヨちゃんお待ちかねのモノポリー!!
キヨちゃん、初勝利。
妹もコンサート帰りで疲れていただろうに、すごく笑って、楽しんでくれました。
サトル君の、ホテルや家の執着度合いにすごくウケていた。(お金に困っても絶対手放そうとしない)

みんなの受験が終わったら、おばあちゃんの家でモノポリー大会だな。
総勢9名。おばあちゃんがバンカー。
Nコンツェルン(妹家族) vs Kコンツェルン(我が家)
グループ内で協力・融通しあって相手グループを潰すのだ!
モノポリーには短縮ルールがあるので、そっちでもいいかな。
(あらかじめ不動産カードを2枚ずつ配り、それぞれ不動産を所持してのスタート)

2012-09-15(土)

妹が泊まりに来ましたー!
明日横浜で福山雅治のコンサートです。
去年もちょうど今頃、遊びに来ていました。
去年はドリカムのコンサートだったね。

お昼ごろ家に着いて、家で一緒に昼ごはん。
ご飯を作っているときに、もやしのヒゲを取っていたら、ひどく驚かれる。
妹はヒゲなんか一度も取ったことがないそうです。
多少の味わいの違いよりも「早さ」を求められるし、とも言ってました。
うん、だから、もやしのヒゲ取りはキヨちゃんにお願いしてるんだよー、あんまりしてくれないけど、と言ったら、
えー! もやしのヒゲを取ってくれる中学生男子なんか他にいないよー! とさらに驚かれました。
オクラを塩でこすりあわせて産毛を取っていたら、妹は、それもしない、と言ってました。
「私って雑なのかなー」と妹が言いましたが、
私は、だから私は料理めんどくさい! 作るのあんまり好きじゃない、って思うのかな~、と思いました。

確か山田詠美の短編に、「A男はB子と暮らしてから根がついたままのもやしを食べたことがない」
というような描写があって、それを読んだとき、え、そんなの当たり前じゃないの? と思いながらも
わざわざこのような形容があるってことは、
もやしのヒゲを取るというのは、すごい女っぷり発揮wwのように思えたのです。
ていうか、私は料理はすべて料理の本を読んで覚えたので、
その「はじめての台所」とか、料理テキストに書いてあることを、そのまま実践しているだけなのです…。

妹は、もやしのヒゲについて、後日、職場の人にも聞いてみたそうです。
誰も取ってなかったそうです。1人は「もやしのヒゲって何ですか」と言ってたって。
栄養士の資格を持っている人も「取らない」と言ってたそうです。
時間がかかっちゃうから、って。まぁ、確かにそうです。面倒だしね。
でも取らないのも嫌なんだよなーー。
嫌々だけど、丁寧に作る。
ささっと作ってくれるけど雑。
家族としては、どっちがいいんだろうーー(笑)

夕方、スカイツリーに行く!
この間、行ったき、ソラマチ、けっこう楽しかったのです。
まだメチャ混んでいてスカイツリーの展望デッキには登れなかったけど、
下から見上げるスカイツリーも、なかなか良かった。
近くのバス停から、路線バスで40分。(道路が空いてるともっと早い)

ソラマチで、休日出勤だったおうちの人と待ち合わせ。
おうちの人は、なんとスカイツリーの展望デッキのチケット購入の整理券を手にしていました。
通りがかったときに、ちょうど配布が始まったそうです。
えっ、すごーい!!
ただし、これはチケットを購入するための整理券。
当日券を買うのに並ぶための、整理券なのです。(整理券がないと当日券は買えない)
とにかく1年間ぐらいは登ることなんかできないだろう、と漠然と思っていたので
嬉しいーー! おうちの人ったら使える奴!!

ところがっ、ソラマチに着いて早々、妹が明日のコンサートのチケットがない! と大騒ぎ。
結局は、家に忘れてきていて、だんなさんや友達とのやり取りの後、
明日移動で東京駅で合流することになっている人に持ってきてもらえることになって
一件落着だったのですが、なんやかんやで1時間ぐらいロスしてしまった。
夕方の一番綺麗な時間帯だったのがもったいなかった。
せめて36階の展望ロビーにあがってれば良かったなー。
ここも十分綺麗。
このフロアでご飯を食べようと思っていたのですが、どこも長蛇の列。
仕方なく、3階に戻ってフードコートで食事をしました。

36階で食べられなかったし、遅くなっちゃうからどうしようか迷っていた展望デッキに行くことしにしました!!
整理券は20:00~20:30の最終グループ。チケット買うのに30分ぐらい。大人2000円。

スカイツリーはまるでTDRのアトラクションのよう。
エレベーター入り口にも「搭乗口」とか書いてあるし。
エレベーターの内部も豪華! 壁には江戸切子の装飾が施されていて光っています。
みんな歓声をあげて、携帯やスマホで写真撮るために片手を上げたまま乘っていました。
エレベーター、早かったー! 分速600m!!
すぐに 350mフロアに着きます。(ここから445mフロアに行くには、もう1000円)
デッキはわりと広くて、混雑することもなく、景色をゆっくり眺めることができます。
展望デッキからの眺望が映し出される「東京時空」が楽しい。(24時間早送りなど)
つい見入っちゃうけど、いやいや、目の前に本物があるんだよね。
朝日が昇るところを見たいなー。早朝営業すればいいのにな。
エスカレーターで345mフロア、さらに340mフロアに降りると、ここにはガラス床がっ!!!
た、楽しい~。ガラスの上に乘って下を覗く。
もし今ガラスが割れたら…とか想像すると、急に怖くなる。
あれ、私、死にたいんじゃなかったっけ。
いやいや、キヨちゃんが就職するまではまだ死ねないのです。
今ドキはみんな、何かというと携帯やスマホで写真を撮るために、
床に携帯を近づけてなかなか動こうとしません。それがウザいーーーー。

各フロアには、カフェやレストランが用意されていました。
時間が遅いのでもう閉まっていましたが…。
スカイツリーに2、3千円出すなら、TDLに行ったほうが1日じゅう楽しめる、という意見もありますが、
いや、けっこう長時間楽しめるかもよ?
今度は明るいときに来たい! カフェも利用したい!

タクシーで帰りました。すっかり遅くなっちゃった。
家で待っていたキヨちゃんが、「もうモノポリーできないよね?」と聞いてくる。
出かける前に、妹とキヨちゃんが、帰ったらモノポリーしよう、って話していたのです。
あ~、キヨちゃんモノポリー大好きだからねー(´・∀・`)
帰ってこないな~、もうダメかな~。と思いながら待ってたのかなあ。
ごめんね~! 明日! 絶対やろう!! と妹とキヨちゃんが再び約束。

マンションのゲストルームを予約していたので、私と妹で泊まる。
ここのゲストルームも、もう何度も利用してるねえ。
ここに入るたびに懐かしい感じになるよ。
サトル君もキヨちゃんも、妹の子供たちもまだ小さい頃、布団持ち込んで、みんなでここで泊まったっけ。
今は利用規定が変わって、布団を持ち込んだり、5名以上が宿泊するのはNGのようです。
しかし、このゲストルームがあるというのは便利だね!
たまに1人で借りて、ソファで読書したり、DVD観たりしたいよ!
と言いつつ、したことないけど。
ああ、ソファが欲しい~。部屋綺麗にしたい~。夫と別居したい~。(相変わらず)

あ、今日、結婚記念日。

2012-09-13(木)

実は半年ぶりの更新。
ここから↓下の記事は、後から遡って書いたものなので。

この半年間、お芝居もたくさん観たし、良い本も読んだし、映画も観たし、
キヨちゃんは小学校を卒業したし、中学生になったし、部活もやってるし、塾にも通ってるし。
兵庫のおばあちゃんの具合が悪くなって、介護問題とかちらつき始めて、思うこともたくさんあるし。
早くも今年もコート買っちゃったし。
うーん…、しかし、遡って書いてもたいへんだなあ。でも書いておきたいなあ。

とりあえず、読んで印象に残った本から

「ぼくらの祖国」 青山繁晴・著
これは断然、私が好きな本…というか、お勧めする本、第1位。
日本人は「祖国」という概念を持っていない。
戦後教育がそうさせていて、さらに、日本は戦争をした悪い国だ、というように思い込まされている。
祖国の家族を守るために、自らの命は犠牲にして戦った兵隊さんたちが、
こともあろうか自分の国の人間、日本人に悪者にされている始末。まったくもっておかしい。
硫黄島(「いおうとう」。いおうじまは間違い)についての章は、思わず涙がこぼれてしまいました。
あそこに居た兵隊さんの誰一人、自分が助かりたいとか、良く思われたいとか、自分の利益や欲のために壕を掘った者はいなかった。
自分は死んでも、本土に残してきた家族が1日でも生き延びることができるよう、
それだけのために、灼熱の過酷な環境の中でひたすら壕を掘っていた。
これは、兵庫に行く新幹線の中で読んでいたんですけど、ハンカチで目を押さえながら読んでいたら、
キヨちゃんに「本を読んで泣いてる人初めて見た」とか言われちゃった。
ちょっと興味を持ったらしく、私の手から本を取り、ページを開いていましたが、(おっ、いいぞいいぞ!)
すぐに返されてしまいました。 (あーーー)
あああーーー、子供にこそ読んでもらいたいのになぁ。
ぜひ、小中学校の全ての学級に1冊ずつ常備しておきたい。

石原都知事が、震災の後、今の日本人は「我欲」ばかりだ、と言っていたのを思い出しました。
硫黄島の兵隊さんたちの、なんと崇高なことか。
そういうことを、日本の学校では教えようとしない。
そういうことを言うと、すぐに右翼とか言われる。おかしな国です。
これから変わっていくといいな。

だいたい、第二次世界大戦の参戦は、アメリカが日本への石油をストップさせたことが原因。
それで、これからは石油メジャーに依存しないエネルギー政策を! ということで原子力発電を推進してきたのに、
(ウランは、わりとどこの国からも買えるから良い)
ここで脱原発とか言ったら、元の木阿弥なんですー!
太陽熱、風力なんて、あやふやな物、メインでは使えないんだから、結局石油になっちゃうし。
石油止めるぞ、と脅されたら、何でも言うこときかなくちゃいけなくなっちゃう。
それは非常に危険でしょ?
反原発の人は、そういうことまで考えてんのかなぁ。(イライラ)
脱・原発より、私はむしろ、脱・石油メジャーがいいと思うんだけど。
原子力発電所は現状維持で、メタンハイドレードなどを進める…という感じかなぁ。
原子力はいいエネルギーだとは思うんだけど、廃棄物の問題がウイークポイント。

電力会社は、安定した電気が供給できれば、別に原子力じゃなくてもいいんだから、
このままだと普通に火力に頼ることになるよね。
かかった費用は、結局は電気代に上乗せされるだけ。
脱原発で困るのは、電力会社じゃなくて利用者です。(みんな利用者だけど)
そして日本は国際競争力を失う。
日本のメーカー、工場は、海外に逃げていきます。
日本経済は衰退し、企業はたいへんなリストラを強いられ、この先、ますます就職先はなくなるでしょう。
それでいいの?

また、原子力発電所がなくなるということは、日本には技術者がいなくなるということ。
これだけ世界が原子力発電所を推進している中で、日本だけ取り残されるのはまずいでしょう。
中国、韓国なんか、これから原発バンバン作りますから。(しかも質が悪そう)
中韓で事故が起きた時、日本はすごい影響受けるでしょう。
でも国内には技術者がいない、という状況ですよ。

石油依存でいいのか、日本の国際競争力が落ちていいのか、仕事がなくなっていいのか、
日本から原子力に関する技術者がいなくなっていいのか。
各家庭でちょっとずつ節約すればいいわ! という次元の話ではないのです。
のんきに反原発とか言ってる人は、そこまで考えているのでしょうか。(イライラ)

それでも原発は危険だからダメって言う?
東日本大震災のときは、水力発電では実際に人が死んでるんですけど。一般人の命が奪われてるんですけど。
なのに水力発電危険! って方向にはならないのが不思議だよね。
てことは原子力発電はなんだか難しくてわからないからダメ! ってことなのかなぁ。

原発がゼロになり、電気代が跳ね上がり、だんなさんは解雇され、息子は就職できず、
そんな状態でも、反原発の人たちは、とにかく原子力発電所がなくなって良かった! と思うのでしょうか。
反原発のためなら死んでもいい! 的な?
それでも、世の中の流れはすっかり脱原発。
国家のエネルギー政策が、素人の感情論で決まってしまうなんてね。

池田信夫ブログ 阿川佐和子さんのためのエネルギー問題入門
↑まさにそう。でも「原発事故は震災の中ではマイナーな災害」とか言うと、すっごい叩かれちゃうんだよね。

長期間にわたる放射線被曝についての新しい見解 =MITの研究が示した低線量被曝のDNAへの少ないリスク
マサチューセッツ工科大学が、福島第一の事故ぐらいでは、DNAに影響ないよ! という実験結果を出しました。
(危険厨はMITの科学者のことも東電の御用学者とか言う?w)
が、こういうニュースって、ちっとも流れないのね。

まぁ、黙ってても日本の原子力発電所はゼロになります。
民主党が国は補償しないとかグダグダやったから、電力会社はもう原子力からは手を引くでしょう。
(国の政策だからやってただけで、電力会社は、別に原子力発電じゃなくてもいいんです)
良かったね!
だいたい、日本が原子力発電をやめて喜ぶのは、中国・韓国なんだから。

あっ、今日は、これまでに読んだ本について書こうと思ったのに、なんだか飛んでしまった。

「まんがファッション」 竹村真奈
読んでたら、少女マンガが読みたくなっちゃって、
今、Yahoo!ブックストア(電子書籍)では、月~水は、何冊か無料で読めるから、
つい里中満智子とか懐かしい! と思って「あした輝く」を読んでみたら、すごい面白くて、
つい、2巻、3巻をダウンロードしてしまいました。
2巻以降は有料よ。無料で読めるのは1巻だけ。商売っすねー。
今度はパソコンの画面見ながら、泣いちゃったよ。
で、電子書籍、思っていたほど読みにくくないし、クリックした瞬間に続きが読めるし(これが結構感動でしたw アマゾンでも翌日だもんね)
手軽だし、何より場所とらなくていいじゃん! とか思っちゃって、
そしたら、島耕作シリーズとか、ガラスの仮面とかの長編シリーズも読みたくなっちゃって、
でも、それには全巻ダウンロードするよりも、ネカフェの会員になった方がいいかもしれないので、そうします。
あと、槇村さとるの「Real Clothes」は、全巻ブックオフオンラインで買っちゃった。
これも面白い~!!
「つまらない服を着ていると、つまらない人生になる」
しかし、私は「Real Clothes」のような世界では、「痛い人」だな、思いっきり。ははは。
はみだしっ子とか、生徒諸君! とかトーマの心臓とか、有名どころも読みたい!!
長くなっちゃったから、続きはまた。

2012-09-11(火)

今日はぬいぐるみの話。( ´(エ)`)

昨年の7月、骨董ジャンボリーで古いラバーフェイスのぬいぐるみを買いました。
本体はボロボロでしたので、ラバーの顔だけ残し、頭と体は新しく作り直すことができないかと思い、
ぬいぐるみ修理の業者をネットで探し、3件見積りを取った中から1つの「入院先」を決めました。
「あくびちゃん」 修理費用 4万円 修理期間 8~12ヶ月

メモ 2011-07-27(水)
メモ 2011-08-03(水)

昨年の8月にぬいぐるみを送り、ふと気づいてみれば、入院期間の12ヶ月を過ぎている。
入院中は、「経過など聞いてくれるな、気長に待たれよ」と言われていたものの、
予定の期間を過ぎてるし、ちょっと聞いてみてもいいよね?
というか、その時点で向こうから連絡するべきではないのか、と思いつつ、
Webサイトを見てみる。 と、なんとトップページに
PCトラブルによりお客様のメールが消えてしまいました。現在、修理中の方は至急メールアドレスをお知らせください
などど書いてあるではありませんか!!!
エーーーッ そんなの早く言ってよー!
と言っても、連絡先を消失してしまって、向こうから連絡する手段がないのか? マジで?
急いで、こちらの連絡先と依頼内容を簡単にまとめ、あくびちゃんの画像を添付して、メールを送る。
と、「送信先のメールボックスがいっぱいのため送れませんでした」と返ってくる(´Д`;)
エーーーッ
むむむ、みんな、デカい画像とか添付して送ってるのかもしれないな。
「画像の添付はご遠慮ください」と書いてはあったのですが、
向こうでどの人形が誰のかわかんなくなっちゃったら困るから、依頼人としては送りたくなるよね。
私はちゃんと容量を小さくしてから送ったけど、
デジカメで撮ったデカイ写真をそのままメールに添付する人は多いからねえ。
添付ファイルを外して、もう一度本文だけ送ってみる。
再び、「送信先のメールボックスがいっぱいのため送れませんでした」と返ってくる(´Д`;)

…でもさあ、これ、こっちがたまたまWebサイトを見たから分かったことで、
みんなが同日同刻に一斉に送ってるとも思えないんだけど。
単に、ダウンロードしたメールは、サーバーから削除する設定にしていないんだと思う。
あああ、そこのお店に、そのへんのこと分かる人はいないのか。
仕方がないので、FAXを送ることにしました。
ところが!! そこのFAXは電話と兼用。
私がFAXを送信すると、向こうで「はい」と出てしまう。
いや、そこで「FAX受信」ボタンを押すんだよーー!
と思うも、いつまでもそうする様子はない。
2度送信し、結局、送れなかったので、FAX送信も諦めました…。

もう、直接電話しました…。出たのはご本人のよう。
というか、もともと1人でやっているお店なんだと思う。
声を聞いたら、結構、おじいちゃんと思われる!! (もっと若いかと思ってた)
「いや~、すみませんねえ。パソコンを変えたら、Outlookじゃなくなって、
わかんなくなっちゃったんですよ」って。
あ~、Windows7にしたんですかね。Windows Liveメールになったもんね。(私は使ってないけど)
メールサーバーがいっぱいでエラーが出て、こちらから送信できないんですよ、と言うと、
「ああ、それで、メールがぱったり来なくなったのかー」と、のんびりと言う。
なんか、悪い人じゃない、悪い人じゃないんだけど…、
こんなITリテラシーが低くて、良く、WEBで注文なんか受けてるね!!! (怒)
とにかく、電話口で、名前とメールアドレスを伝えようと思ったら、
メールアドレスは電話で聞くと間違いが多いので、電話番号だけ、と言われる。
そして、「入院中」なのは○○ちゃんですよね? と、全く違うぬいぐるみの名前を言ってくる。
えっ!?
違います、違います。ウチはあくびちゃんです。黒いぬいぐるみ!!
ん? あー、そうかそうか。あくびちゃんね。(ほんとにわかってんのかしら、と不安)
えーとね、材料はもう買ってあるんだけどね、これからやりますね。
えっ!? (もう今日何度 えっ! と思ったことか)
あの~、修理は 8~12ヶ月って言われて、もうだいぶ過ぎてるんですが…と言うと、
「すみませんねえ。パソコンがおかしくなっちゃって、いろいろやってて遅れちゃって…」
はぁ…、そうですか…。
なんだよ~。私はてっきりもう出来上がっていて、送るだけになっている、と思っていたのに。
メール紛失して送れない、とか、そんな感じかな? と思ってたのに。
これからやるんですか…。

しっかし、不安だ。とてつもなく不安になってきた。
声がおじいちゃんだったし、出来上がる前に、死んじゃったりして。
あああ~、修理代金4万円を全額先払いしたのは失敗だった。
ほんとは前金5千円だけ入れて、見通しが経った時点で残金を払う、というシステムだったのです。
ただ、全額先払いにすると返送料をサービス、ということだったので、
全額振り込んでしまったのでした。

だいたい、普通は依頼品が到着した時点で
メール内容とか連絡先とか、印刷して取っておくべきじゃない?
電子データなんかいつどうなるかわからないんだしさあ(怒)
そして、予定修理期間を過ぎた時点で、お客さんには一度連絡を入れるべき。
できていないなら、できていないで、状況を説明するべき。
でないと、お客さんは不安になるでしょ。
商売人として、当たり前のことができてなーい!!
良くこんなんで商売できてるなあ…。
もっとも、繰り返し何度も頼む物ではないし、評判とかもわかりにくいし。
ライバル店(ぬいぐるみの修理受けてくれるところ)がたくさんあるわけじゃないし。
(WEBでざっと調べてたときも数件だったのよー)

なんだか、仕上がりも不安になってきた。
だいたいメール消えちゃって、修理内容把握してるんだろうか。
4万も払って、ものすごい下手くそで帰ってきたらどうしよう!!!
だって、お爺ちゃんだったし…。
気に入らなくて、また他のところに修理依頼したりして。見積り34500円だったところに…。、(ノ∀`) 
これって、ギャンブルにはまりこみ、元を取るまではやめられないってやつ?
ちょっと違うか…。

なんだか、修理キャンセルして、4万円返金してもらいたくなってきた~。
でも、材料だけは買った、って言ってたな。うーーむ。材料代っていくらだ?
ウチの家計は、そんなに余裕がない、ということが最近分かってきたので、
今、現金4万円あったら嬉しいかもーー。
これ依頼したときは、キヨちゃんも塾に通ってなかったしなあ。
子供の教育費ってかかりますね!

電話をかけてから数日経って、
そういえば、メール内容を印刷して、郵便で送ればいいんじゃん!! と気づきました。
なんという事でしょう。メールがダメ、FAXがダメの時点で、もう文書を送ることはできないと思ってしまった。
フツーに、お手紙送ればいいんじゃんね。
いかに普段メールでコトを済ませているか、って感じだな。
今までのメール内容をすべて印刷し、(郵送ならこういうこともできるのよね)
バーンと送りつけました!! バーン!!というかメール便で普通に送っただけですけど。
予定からだいぶ時間も経ってるし、現状いかんによってはキャンセル・返金に応じてもらえるか
書き添えようとも思ったのですが、とりあえずは、修理内容とこちらの連絡先を伝えるのみにしました。
もう少し待って、ダメだったら、改めて請求するということでいいかな、と。

数日後、おじいさんから電話がかかってきました!
「手紙が着きました。ほんとにすみませんねえ。もう少し待っててください」
とのことでした。
もう少しとは具体的にどのぐらい…と思ったのですが、
すごくすまなそうに言ってるので、なんか聞けなかった…。だけど、
「えっと、どんな風に作るんでしたっけ? あっ、そうか、手紙読めば分かるのか」とか言ってて、
やっぱり不安かも…。(・∀・;)

他の人はどうなのかなぁ。
心配してる人いっぱいいるんじゃないだろうか?
下手したら、訴訟問題になっちゃったりするんじゃないのかな?
先に全額払っちゃう人は少ないのかな…。
5000円なら諦めもつくし、気長に待てるけどねー。
あとどのぐらい待てばいいだろう、半年ぐらい?
作業自体は、きっと2、3日なんだと思いますが。
(見積りを取ったとき、Wというところは、15時間で出してきました)

とりあえず、半年待ってみることにします…。とほほ。
その間、地震が来ませんよーに。

2012-09-07(金)

演劇 「A HALF CENTURY BOY」
久が沢牛乳Presents となっていて、
純粋にそういう牛乳会社があってそこが協賛したのかと思っていたのですが、
今回の演劇のプロデュースが久ヶ沢徹さんという方だったので、牛乳会社ではないのかも。
良く分かりません。全然分かりません。
演劇のサイトでは、
「作(五十音順):岩井秀人、川尻恵太、ケラリーノ・サンドロヴィッチ、小林賢太郎、G2」
とあり、岩井秀人とケラの名前で、イープラからプレオーダーの案内が来て、
最近非常に気に入っているハイバイの岩井秀人が絡んでいるのなら、と、
あまり深く考えずにチケットを申し込んだのでした。
(G2は、RCのG2じゃないよね…?) (・∀・;)
キヨちゃんが好きな小林賢太郎の名前もありましたので。
キヨちゃんに、今度コバケンの芝居観に行くんだよ~と言ったら、いいな~!!! と言ったので
コバケンのお芝居を一緒に見に行く事にした!!
グッドタイミングなことに、今度、小林賢太郎プロデュースの芝居があるのでぃす!!
キヨちゃんと芝居デートできるなんて、イヤッホーーウ!!

※ところが、この後、プレオーダーに2回とも外れ、結局、チケットは買えなかったんでした。ちぇっ!! ちぇっ!!
演劇も、人気あるのはあるんすなぁ。

さて、今日のお芝居。
いつもの開演前の注意のアナウンス。(素人くさいのでおそらく久が沢徹さんと思われる)
アナウンス少し噛んだだけで、笑いと共に拍手が起こる。
芝居が始まり、男優さん(これが久ヶ沢徹さん?)が出てきて、スポットライトが当たりポーズを決めるだけで
客席からは笑いが起こる。
私は全く存じ上げない方なので、どれもこれも、ちっとも可笑しくない。
あ~、内情を分かってる人だけが楽しめる系の芝居だったか…。失敗☆
まったく笑えないことはなかったけど、ちょっと場違いなところに来てしまった感。
私の隣りは、娘さん(20代)とお母さんの組み合わせかな。
久が沢徹さん、私は全く知らなかったけど、幅広い層に人気あるんですね。
他の共演の俳優さんたちも全然知らなかったぁ…。
で、岩井秀人やケラやコバケンがどのように絡んでいたのかも全然分かりませんでした。
小さい作品1つ1つがそれぞれの作だったのかなぁ。

芝居の後は、カフェ・フリーバードに向かう。
ここには、何回かランチに行こうとしているのですが、いーっつも閉まっているのです。
(webでも食べログでも11:00~24:00になっているのに)
今日は電話確認しちゃいました。
そうしたら、今日はランチは14時頃から店を開ける、というお話。
14時はお芝居なので、終わってからお茶しようと17時頃に伺ったら、
また閉まってましたーーーヽ(;∀;)ノ
14時に開けて、2時間ぐらいですぐ閉めちゃったのかなぁ~。
ここのチーズケーキが食べたいのですが、また念願叶わず。

ナチュラルランドリーのお向かいのカフェに入りました。
ケーキじゃなくてオムライスを頼んじゃった。
もう17時。これが私の夜ご飯ですね。
でも帰ったら、みんなの分の夜ご飯は作らなくちゃ。
自分だけ外食して、家に帰ってから自分以外のご飯作るの、新鮮! とか思う。
わはは、早く帰って、ご飯作れ! って感じですが。
(ところがこの日は帰ってみたらおうちの人もサトル君もご飯不要で、 結局はキヨちゃん1人分作れば良かったのでした)
結局チーズケーキも頼んじゃいました。お腹いっぱい。
ここ、コーヒーが美味しかった。

そのあと、grinに向かう。
実は、お芝居の前に一度寄っていて、コートなど試着していて、とりあえず保留にしたんだけど
買うことにしたのでした。
前に接客されたことのあるスタッフで、前は圧迫接客の印象があった方なのですが、
今日はそんなことありませんでした。
これからお芝居なので、ちょっと保留にしてまた戻って来ます、と言ったら、にこやかに対応してくれました。
お芝居? って観るんですか? って聞かれたけど、いや、まさか出ないでしょ。
まぁ、でも小劇場は、美人女優さんばかりとは限らんしの(笑)
場所柄、俳優さんとかも良く買いに来るのかな?

9月に入ったのに毎日30度超え、空には入道雲、セミだってミンミン鳴いてるし、私は今日もノースリーブだし、
まだまだ夏全開! って感じなんですが、
早くもコートが入荷していて、その形が可愛いんですーーーーう。
小さめボタンのダブル。そのボタンもレトロぽくて可愛い。襟は少し大きめの角丸。そしてしっかりAライン。背中の内側の生地がドット。
ああああ、コート好きとしては、もう~。
コート好きってなんなんだろう? コートの何が好きなんだろう? って自分でも思っていたんですけど、
「Real Clothes」のニコラも、「コート好き」って小さく(手書きのセリフで)言っていたので、
やっぱり、「コートが好き」ってあるんだな! と思いました。
だからなんだ、って感じですけど(笑)

早くも、今年第1号のコート買っちゃったよー!!!
でもこれは、綿素材だから、秋と春用だから、冬のコートとはちょっと違うもん…。
前の年にたくさん買ったから、今年はもうアウターは買わない、と思っていても、
結局は毎年毎年、アウター何枚も買っちゃうんだよね…。
(去年も結局ウールのコート3枚、ニット系の4枚買った…)
でも去年買ったコートはかなり気に入っているので、あれで完成形?だと思うので、
今年はもうそんなにたくさん買うことはないかな…。たぶん…。
と、これも毎年言ってます。

2012-10-02(火)

木谷恭介著「死にたい老人」を読みました。
タイトルのまま、死にたい老人・作家の木谷恭介さんの話。
面白かった! と言っていいのかどうか、でも、非常に面白かった…。

著者は現役のミステリー作家で、これを書いたときは83歳。
もう充分に生きた。仕事もバリバリしたし、人生も楽しんだ。
独身男性(高齢になってから離婚)がこれ以上生きていてもあまり意味もないし、
病気になったら国や息子に迷惑がかかるだけだ、として
「断食安楽死」を決意します。

すごい気持ち分かる。
私も今考えていることは「いかに長生きしないか」だったりする。
将来、寝たきりや認知症になったりしたら、身内に迷惑をかけるだけ。
家族の顔も分からなくなって、下の世話をしてもらって、ただのウンコ製造機となり
それでも生きていなければならないなんて、まっぴらゴメンです。
最低限、息子たちの子育てが終わったら、この世にそれほど未練はありませぬ。
下の子が就職するまで、浪人したりすること考えると、あと15年前後? (結構長いね…)
その後は医療保険も解約して、健康診断も受けなくていいかな、と思っています。

さて、この木谷氏。
充分生きた。あとは静かに死にたい。さらに一度しかない「死」を有意義に使いたい。
そこでゆるやかに自死する(であろう)断食を決行するのです。
巷に断食死の記録というのは見当たらないそうで、木谷氏は、自分がその記録を残すのだ、
という使命感に燃えてもいます。

ここで一つ注意。
断食をしていることが誰かに知れると、実際に死に至ったときに
その人が「保護責任者遺棄致死罪」に問われることがあるそうなのです。
日本の法律では、このままだと死ぬことがわかっている人間を放っておくと犯罪者になっちゃうのですね…。
(担当した警察や検察の意向によるそうです)
木谷氏は用意周到に、お手伝いさんやアシスタントには事前に辞めてもらい、
近所の人にも迷惑がかからないよう、引越しの手はずも整えます。
ところが、引越し先のマンションの契約をした直後に
持病の心鬱血性不全を起こし病院に運ばれ、そのときは断食を始める前にして断念せざるをえませんでした。

3ヶ月半後に、2回めの挑戦、断食本番がスタート。
毎日、血圧、体重、便通と共に、体調の変化やその日起こったことなどを記録していきます。
そして、断食 38日までいったところで、激しい胃の痛みに襲われ、医者の診察を受けることとなり、断念。
空の胃袋で心臓の薬を飲み続けていたのが原因のよう。
どうせ死ぬのに心臓の薬などと思う向きもあるでしょうが、
木谷氏は断食安楽死をしたいのであって、心不全や胃潰瘍で苦しんで死にたくはないのです。

38日の間には、週刊誌を買いに行ったコンビニでついホットケーキを買ってしまったり、
家に残っていたパサパサのバームクーヘンを食べてしまったり、なんだか可愛いところがあります。
この間に東日本大震災も起こりました。
何十万人という被災者が「生きるために必死の努力」をしているのに、
ぼくは「生きることを放棄する」ために苦闘している。これでいいのか、と、悩んだりもします。

司馬遼太郎は日頃から「人間は寿命に従順であるべきだ」と言っていたそうで、
健診を受けていれば簡単に見つかり治療できたはずの「腹部大動脈瘤破裂」で72歳で亡くなりました。
一方、木谷氏はテレビの番組で、88歳の老婆が心臓弁膜症になり
心臓の膜を剥がしそれを使うという12時間の大手術をして治癒した、というニュースを見、
結構なことではあるが、この老婆はこの先何をするのか。日向ぼっこをするために大手術をしたのか、
と疑問を持ちます。
当然、保険で国から相当のお金も出ているでしょう。
木谷氏は司馬遼太郎の「人間は寿命に従順であるべきだ」という言葉について、深く考えるときだ、と言っています。

分かるー。分かるー。
私も、もう高齢者には緩和ケアのみを行い、治療は行わなくても良いのでは、と思う。
もう「寿命」が来てるんですよ。
だけど日本は、老人だろうが寝たきりだろうが死ぬのだけは絶対ダメ、1分1秒でも長く生きてないとダメ、
という風潮がありますよね。

↓とても考えさせられた記事です。特に記事に寄せられた多くのコメントが興味深かった。
欧米にはなぜ寝たきり老人がいないのか
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=60441

いずれにしても、自分の思い通りには、なかなか死ねない事実。
木谷氏も、3度めの挑戦をするも、9日めに胃に激しい痛みを感じ、
失意の元に断食を断念。泣く泣くおかゆを口にするのです。
結論。断食と胃潰瘍は両立しない。

その後、今度は胃潰瘍の薬を飲みながら断食を始めようと準備をしますが、
断食に入る直前、心臓に違和感を感じ、人事不省に陥り、救急車で運ばれてしまいます。
4回目の挑戦も失敗。

後になり、木谷氏は4回目の失敗を次のように分析します。
実は人間は、頭では承知していても本質のところで死ねない作りになっているのではないか。
餓死することが無意識のうちにストレスになっていたのではないかと言うのです。
このタイミングで倒れたのは、都合?がよすぎる。
実は心不全で倒れたのではなく、あれはストレスによる失神だったのではないかと。
4回目の断食に入る前は、初めて「死ぬのが恐い」という思いにもとらわれたそうです。

死ぬのはなかなか難しいのですなぁ。
実際、父親が断食で死んだ…なんてことになったら、少なからず息子さんにも迷惑がかかる気がする。
やっぱり世間体とかあるもんねえ。
この間読んだ有吉佐和子の「恍惚の人」でも、(この本も非常に考えさせられた)
老婆が 「もう死にたいんだけど、自殺すると孫の縁談に影響があるからできなくて」というようなことを言います。
はぁーーー、なるほどねえ。孫の縁談ねえ。だよねえ。
私も早死にしたいとは言え、いったいどうすればいいのか。

「死にたい老人」は、全体的に軽妙な語り口で、死を扱っていながらどこかユーモラス。
木谷氏は実にキュートなお爺ちゃんだと思う。お友達になりたい。
私は、なんだか、こういう人には生きていて欲しい、と思っちゃいました。

本は、断食の記録のほか、戦時中、兵隊に入ったときの話や
戦後は、誰もがヒロポンを打ちまくっていて、それで元気だった話、
民主党に期待して票を入れたのに、まるっきり裏切られて怒っている話www
仏教についての話など、非常に面白く読みました。
「今の教育は、良い大学に行って良い会社のサラリーマンを目指すことが目標になっている」
という言葉には、非常に納得させられました。
そうだよね、サトル君、別に芸術の道を進んだっていいじゃないか! って思った。
ただ、福島の原発事故で「都内で1904~3201Bqの放射性セシウムが観測された」というニュースについて、
「僕は素人なのでこの数値の意味は分からないが、子供は10年20年後、白血病や甲状腺ガンにかかる可能性が高くなっているのだと思う」
…って、これはいただけません。
分からないんだったら、無責任にこんなデタラメ言っちゃダメでしょー。
だけど、これが一般の人のイメージなんですかね、やっぱり。

4回目の断食から1年半、木谷さんは、現在、どうされているのかと思ったら、ここに…。
木谷恭介さんのファンの方のサイト「宮之原警部オッカケタイ」に、
木谷さんからの手紙(近況報告)が掲載されていました。
http://blogs.dion.ne.jp/miyanohara007/archives/10687743.html

「超重症狭心症」になっているそうです…。
それなのに、院長に罵詈雑言を吐かれるエピソードなど、
やはりユーモラスに感じでしまうのは、なぜなんだろう。
しかし、「唯一の治療方法を拒否したのに、呼吸困難くらいで診察にくるな。
苦しんで苦しんで死んでいくことを選択したのじゃないか」
って、あまりに酷いですよねえ。
年下の若造にこんなことを言われっちゃうなんて、木谷さんカワイソス。
医者と付き合うのって難しいですねー!

長寿社会で老人はどんどんどんどん増え続け、少子化で税金を払う若い人が減り、
このままだと年金も健康保険も破綻する。
さっき、高齢者には治療を行うことをやめれば、とか書いたけど、
じゃあ高齢者って何才から? という問題も難しい。
仮に60才だと、おうちの人なんかもうすぐ。キヨちゃんまだ中学生なのに困るよ~、って思うし、
結局、みんな自分に照らすと、何才でもダメなのかと思ったり、
じゃあ子供を育てている間はOK、ということにすると、子供のいない人に反発くらうし。
木谷さんは、60代まではとても元気だったのですが、74才頃から体にどんどん不調が出始め、
健康保険を使う回数も増大したそうです。
でも、個人差もあるだろうしね。

いろいろ考えると「年金をもらうようになったら」が一番いいのかな、と思います。
国から助けてもらっている身。子供や孫の世代に負担を強いている身。
年金をもらわずに自分で稼いでいる人は、税金も払っていることだし、根治して長生きすることが許される。
年金もらっていても、健康で医者要らずな人は、そのままどんどん長生きすればいいし。
しっかし、誰もこんなことは言えないよね!!
また、年寄りは死ねってことか!! って言われちゃうしね。
後期高齢者の保険制度だって、ものすごーーく叩かれてたしね。
自分はもうお役御免と自死を決意する木谷さんのような人は稀な存在で、
やっぱりほとんどの人は「死にたくない老人」なんですね。
インフルの予防接種無料だって、ほんとは老人ではなく若い人にこそするべきだよなあ…。

まぁ、こんなこと言っていて、自分が老人になったら、生存本能全開になっちゃったりしてね。
絶望だ。